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掃除機アダプタ  ミニサーキュラーソー

以前ご紹介した 掃除機用の分別吸い取りヘッドですが、これでも吸い取り口の先が大きくて、旋盤の金属くず掃除などにはイマイチでした。サンワサプライからパソコン掃除用のアタッチメントCD−83KTNというのが出ていますが、これがちょうど分別吸い取りヘッドに装着できました。これなら旋盤の下に入り込んだ金属くずも掃除できました。
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まあ少し高いような気もしますが、吸込み口も3種ついているし、実売価格は1000円以下(Y社なら通販で送料無料)なので、自分でホームセンター行ってあれこれ探すよりは手軽ということだと思います。

しばらくしまい込んでいた、プロンクソンのサーキュラーソーを少しさわりました。
付属の角度切りガイドの精度がイマイチで、90度にセットしても直角がでないというネットの評判なので、brass_solderさんのブログを参考にして直角切りガイドを作りました。私は+形ではなくT形としました。日本の真鍮フラットバーをまず真鍮線でカシメて、スコヤーを当てて直角を出してから半田を流しました。
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あとテーブルの下の切りくず溜に掃除機の延長ホースを接続して集塵するように改造しようと思います。またモーターの速度調整機能もつけようかと思っています。

*追記(10/4)
この掃除機アダプタのチューブ、塩ビチューブのようですが硬くて曲がり癖がついて扱いにくいので、モノタロウで売っている外径13mm内径10mmのシリコンチューブに交換したら扱いやすくなりました。


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グラウドルグレン鉄道 マン島の鉄道

夢遊仙人さんが、マン島のグラウドルグレン鉄道のことを書かれていたので、私も2009年に訪問したときの写真を引っ張り出してきて載せておきます。この日は、シーライオン号ではなく、蒸機アニー号に火が入っていました。機関士さんと比較していただけばよいのですが、とにかく小さな機関車です。この機関車もバグナル製です。
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馬車鉄道も元気に走っていました。
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とはいっても、マン島に行った本命はこの機関車でした。
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こういう美しい機関車の模型を作りたいです。

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3300タイプ  トビー4030改造(4)  モーター

車軸はめるワッシャがまだ来ないので、動輪は組み立てていませんが、モーターを仮に取り付けてみました。モーターの取り付け穴の位置とギアボックスの取付穴の位置は違うので、t1.0の真鍮板から取付板を作ってモーター全面に、接着剤(メタルロック)で貼り付けました。

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コンさんから頒けてもらった小さい方のモーター(ギアボックスに仮取り付け中)使うか、以前ネットオークションで手に入れた手前の長い方のモーター使うか迷っています。
ところでこのモーターの車軸1.5mmのはずですが、珊瑚のウオームにすんなり入りません。モーターはどちらも尻の方の軸端が見えていないので、バイスで圧入するわけにもいかないです。やはり焼き嵌めするべきでしょうか?それともウォームにリーマー通して少し穴を拡げて、ヌルッと入れてロックタイトで固定した方がいいでしょうか?

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通信販売

東京や京阪神にお住まいのモデラーさんは、パーツは模型店で買うものという意識があるようですが、田舎に住んでいると通販に頼らざるをえまえん。

地元の模型店を大切にしなければいけないというのも、ごもっともだと思います。ウォルサーのカタログにも”Suppot your local dealer"と書かれています。ただ模型店経由で発注しても数万円以上するような完成品やキットならともかく、数百円〜数千円程度のパーツではすぐ問屋が動かないようなので、台車一個取り寄せるのに一ヶ月以上かかったなんていうこともありました。

ただその通販も、楽天やイモンのWebショップでポチっとするのに慣れてしまうと、いちいち注文書に記入するのも面倒臭くなります。エコ−モデルに発注するときもパーツの番号・品名・価格を転記していくのが面倒なので、自分用に同社のPDF注文書と同様な形式で、注文書の作成できるエクセルのマクロ付きブックを作ってみました。自分用のを少し改変して他の注文書を書くのが面倒と考えておられる方にもつかってもらえるような形にしました。そう思っている方はダウンロードして使ってみてください。
エコ−モデル注文書(エクセル・マクロブック)をダウンロード
なおこれは私が個人的に作成したものなので、このブックについてエコ−モデルに問いあわせたりしないでください。
入力後印刷して、必要あればペンで追加記入して、ファックスすればよいと思います。
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プログラムのバグ報告や機能要望はコメントしてください。

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3300タイプ  トビー4030改造(3)  動輪打ち直し(上)

この機関車に使った動輪は、宮沢の2900用だったと思います。車軸は3mm径です。30年以上前の製作当時 流行った真鍮挽物の軸箱(内径3mm外径4mm)を入れてあるので、フレームのペデスタルの幅が4mmとなっています。そのため市販のオイルレスメタルの3mm径車軸用角形軸箱をそのまま入れられません。というわけで、車軸は2.5mmストレートとし珊瑚の2.4mm車軸用のオイルレスメタルの角形軸箱の軸孔を拡げて使うことにしました。
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軸箱をバイスにくわえて、手動ボール盤にハンドリーマーをくわえて軸穴を拡げました。

その後 軸箱の表面のみメッキ工房で、黒ニッケルメッキをしました。
車軸は2mmのドリルロッド(SK4F)から切り出しましたが、いちおうニッケルメッキをしました。メッキ工房は簡易メッキなので摺動部分はしばらくするとメッキが剥がれますがそういうところは油がまわっているので錆びることはないです。軸端などはメッキなしでは次第に錆が出てくるので、鉄車軸の場合やはり軸端部のみでもメッキしておくほうがよいと思います。なお車軸は軸端から1mmぐらい僅かにテーパーをつけて角を丸めてあります。軸端中心には、0.5mmのセンタードリルで1mmぐらい穴を掘ってあります。
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ここで先日の治具を使って動輪を組み立てようと思ったら、2.5mm車軸にはめるのにちょうどよいワッシャの手持ちがないのに気づきました。しかたがないのでエコ−モデルに注文することにしました。というわけで動輪組み立てはしばらくおあずけです。


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BRITISH STEAM LOCOMOTIVE BUILDERS

英国の鉄道本屋から定期的に送ってくるメールをチェックしていたら面白そうな本を見つけました。
英国の蒸気機関車メーカーの解説本です。とはいっても私は機関車研究家でもないのですが、この本写真も多く載っているらしいので、機関車の写真を眺めて楽しもうという魂胆で購入しました。
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この本を見てみると英国にはいわゆる弱小メーカーがたくさん存在したことがわかりました。
またそういう小メーカーのロコの写真見ているとスタイルがいろいろあって楽しいですね。

ところで、この本定価は30ポンドなので、いくら英国がEUから離脱することになってポンドが下がったといっても送料入れると五千円弱にはなるかと思ったのですが、日本のamazonから三千円強で買えました。日本のamazonがこういう本の在庫持っていたことも驚きですが、1ポンドが約100円のレートで買えたのは驚きました。


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動輪位相合わせ治具

以前Vブロックを使った位相合わせの方法を書きましたが、あの方法の欠点は径のちがう動輪ごとに治具を作る必要があることでした。今回3300タイプの動輪打ち替えのために、もう少し簡単な汎用性のある治具を作りましたので、ご覧にいれます。
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分解すると下図のようになります。
市販のVブロックに真鍮板から切り出したガイドを接着剤メタルロックで貼り付けています。
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図解すると下記のとおりです。
Iso
A=(動輪のフランジ外径)/2
B=(動輪のフランジ外径−クランクピンの直径)/2
Bの寸法調整はノギスの尻のデプスバーを使っておこないます。

動輪の位相あわせ治具は車軸を保持して位相を合わせるものが多いですが、この治具は車輪のフランジ外径部分を保持して位相を合わせます。そのため車軸の太さが変わっても大丈夫です。HO/16番蒸機の動輪車軸は日本製は3mm径のものが多いようです。(米国製は1/8インチ3.18mm径)今回3300は2.5mm径ストレート車軸ですが、動輪の軸径が違ってもこの治具では位相合わせができます。

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赤い箱アップグレード(Win10対応)

永末さんのところの、赤い箱DP1が、ウィンドウズ10対応になったようです。旧製品も有償アップグレード可能ということで、永末さんのところに送って、アップグレードしてもらいました。かえってきたDP1をウィンドウズマシンにつないだら問題なく認識・作動しました。
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ウィンドウズ10では、ウィンドウズ8.1よりさらにマイクロソフト非承認のデバイスドライバーの組込が難しくなっていたので、アップグレードしてよかったです。非承認デバイスドライバーの組込にブートするときにBIOS設定し直して、テストモードにしてインストールする必要があるところまでされるとセキュリティーのためというより、嫌がらせに近いような気がします。
またパソコンのOSがかわっても対応していただける永末さんには感謝します。
副業?の方では、OS替わるとメーカーが対応しないので、まだハードとしては使える高価な検査機器使えなくなったのがいくつかあり、腹を立てたことが何度もありました。

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A8用ギアボックス

珊瑚模型の傑作パーツといえるのが、このA8用ギアボックスだと思います。
同社の製品でも改良再生産のA8以降、B6などの古典機にもこのギアボックスが入っています。
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ウォームホイルと動輪につけるヘリカルギアが真鍮製で、アイドラーギアはポリアセタール製のようです。
ギアのモジュールは0.3 ヘリカルギアの歯数は32です。
非常に調子がよいので、このギアボックスが手に入るようになってから、これが使えるなら自分でギアボックス作らなくなったといってもいいすぎではないと思っています。
ギアの斜め左上にみえているのは、ホワイトメタル製のギアカバーです。
これは珊瑚製品ではなく、自分で原型作って特注しました。
ギアボックス下面の車輪押さえ板に接着して使います。
14mm径動輪では線路擦るので無理ですが、15.5mm径以上なら使えます。
走らすとどうしても埃をギアに巻き込んだり油を線路にまき散らすので、ギアボックス下面にはできればギアカバーつけた方がよいと思います。

ちなみにお値段は、ギアボックスが¥2,400、ヘリカルギアが¥400 (税別)
珊瑚模型の小売り部扱いです。


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糸ノコの弦張り調節にハタガネ

糸ノコの刃の張り加減の調節は、手でエィヤと弦を押さえて止めねじを締めていたのですが、微妙な調整ができず勘に頼っていました。コンさんからハタガネを使うとうまくいくと聞いたのでやってみたら、微妙な張り加減の調整ができて具合がよくなりました。

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なお左は約30年前から使っている英国エクリップス社製の糸ノコ弦、右は最近導入したスイス・バローベ社の弦です。国産のエンジニアブラントの弦も使ったことがありますが、やはり外国製の方が使いやすいと思います。特にバローベの弦は軽いので使いやすいです。
また最近バローベの改良品でスーパーパイクという糸ノコ刃が出回りはじめましたが、従来のバローベブランドに比べて特別よく切れるということはないように思いました。またヘラクレスの改良品でスーパーQというブランドも出たらしいです。これもまた試してみようと思います。
国産の糸ノコ刃は、鉄道模型の工作には向かないと思います。

いつの間にか80万アクセス突破していました。


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鉄道讃歌の復刻本を買ってしまいました

けむりプロの「鉄道讃歌」が復刊ドットコムから出るという話は知っていたのですが、昔の本を持っているので今回はパスしようかと思っていました。ところが予約限定の付録がよく、巻末に付加された当時の趣味誌の書評が面白いという評判を聞きました。予約限定のはずの付録も、予約数が予定数以下だった?ためか、先着順なくなり次第終了のようですが、今でも復刊ドットコムに直接注文すればまだもらえるようなので、注文しました。
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右上が交友社の初版本、左上が今回の復刻版、左下が限定版付録です。
本の中身は表紙・装丁と巻末のおまけの数ページ以外同じです。
また交友社の初版本は光沢アート紙に印刷されていますが、今回の復刻版は半光沢のアート紙に印刷されているので少し落ち着いたトーンになっているように感じました。
初版本をお持ちの方にも、もう一冊とおすすめできる本だと思いました。

こういう本が出るのなら、ダックスストーリーも復刻本としてでないのか?と思ってしまいました。でもあの連載記事はTMS特集シリーズにもなっていないので、復刻本は無理でしょうね。

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温度調整式ハンダゴテのコテ先を改造する さらに補追

gootのハンダゴテのコテ先には、コテ先の酸化腐食防止のために、鉄メッキが施されています。このコーティングのおかげで、水を含ませたコテ先クリーナー(耐熱スポンジ)でコテ先を拭うだけで、数年間コテ先を削ったり磨くことなく気持ちよくハンダ付けが出来ます。
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製品ラベルより引用

ただ難点は、コテ先を自分の好きな形状に削ると鉄メッキのコーティングが剥げてしまうのでコテ先の形状を変えられないということです。ケミカルペースト(白光)やチップリフレッサー(goot)というスズとペーストを練ったコテ先復活剤?も発売されていますが、この鉄メッキコーティングに代わるモノではないようです。コーティングコテ先が酸化して黒くなったときに使うもののようです。
コテ先コーティングより、コテ先の形状が大事といわれて自分で削る方もおられますが、私はこの鉄メッキコーティングは非常に有用だと思っています。だがら今回自分の好みの形状のコーティング済み替えコテ先をつかえるようにこの改造をしました。
まあ最後は個人の工作ポリシーというか、道具の選り好みの問題となってしまいます。
工作好きの方はみなさん道具の好き嫌い激しいです。

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