もう10年以上前、ユニマット3型の複式刃物台(テーパー削りユニット)を使って遠藤機械の切断機に装着する材料送り機を作りました。
その時の記事はここをクリック
今回ML210の複式刃物台(テーパー削りユニット)を使って二台目をつくりました。
今回はアルミフラットバーを組み合わせて作りました。
切断機本体への固定は、2組の平行クランプで留めていますので、取り外しは簡単です。
切断機を載せているのはレーザープリンター台、これがあると移動させるのが楽です。
黒いのは、モノタロウのマグネット付きフレキシブルLEDライトです。やはり手元が明るいと切断するケガキ線が見やすいです。
前回からの改良点は、この刃物台をネジ止めする位置を複数にして、この装置で切断できる材料の幅を拡げたつもりでした。
ところが、ユニマット3の複式刃物台(左下)は取り付けねじと送りねじをずらしてあるため、刃物台の可動範囲が広いのですが、ML210の複式刃物台(右上)は送りねじの延長線上に取り付けねじがあるので、送りねじが短く刃物台の可動範囲が狭いようです。
おそらくML210作るとき、ユニマット3とか参考というか、仕様はコピーしたとおもうのですが、ここまで頭がまわらなかったのでしょうか?
それならユニマット3用使うかというと、こちらは構造上材料を固定する押しねじが一本になるので、その点ではML210の複式刃物台が優れているのです。
なおこの材料送り機を使えば、0.5mm厚以下の薄板であれば、0.1mm単位の幅の正確な帯材が切りだせますので、薄板さえストックしてあれば、希望の幅の帯板が手に入ります。
といってもいちいちセットして切るのも面倒なので、よく使う寸法はKSモデルの帯材を罪庫してはいます。といっても燐青銅や洋白の帯材はあまり売っていないので、自家製造できると助かります。快削真鍮板から帯板切り出すと昔の福原金属の帯材のような感じのものができます。(福原の帯材は薄板から切り出すのではなく、線材を圧延して作られていたと聞きました)
私は薄板の帯材の切断はこれを使い、1.0mm厚以上の厚板から帯材切り出すときは、サーキュラーソーを使っています。
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