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続 動輪位相合わせ治具

先日作成した動輪位相合わせ治具をもうひと捻りして、旋盤に装着して、主軸のコレットチャックと芯押し台のドリルチャックにくわえた治具で圧入できるようにしてみました。
これは横濱鐵道のyukiさんのブログをヒントにさせていただきました。
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QTCP(クイックチェンジホルダー付きの旋盤の刃物台)のブランクツールホルダーに動輪位相合わせ治具をメタルロックで接着しました。
yukiさんは本格的な高さ調整のできる治具作成されていますが、私はQTCP利用で簡単にまとめました。
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3300タイプ  トビー4030改造(7) 続 煙突台座

台座にリベットを植え込みましたが、0.5mm径真鍮線をつかったので少し太すぎました。0.4mmを使うべきだったのかもしれません。前照灯は、THさん特製のロストパーツの手持ちが切れたので、カルスケールの油灯を置いてみましたが、少し大きすぎるようです。もう少し小さなパーツを探してこようと思います。
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4030と同じように給水栓とクリーニングホールをロストパーツに交換しました。
煙室のブレイス(デッキ支え棒)の穴の位置も4030と3300では違うので下穴をあけておきました。

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淡路鉄道一号機(6) シリンダーブロック弁室

やや大振りだが、エコ−モデル2761 米国型用シリンダーブロックが使えないか検討してみました。図面からみると約20%ぐらいパーツが大きいのですが、スケールどおりにすると、ガニ股16番ではシリンダー周りが貧弱にみえるので、シリンダー周りは少し大振りにディフォルメした方がよいと判断しました。
ところが、エコ−のこのパーツは角張っていてボールドウィン風で、どうみてもポーターにはみえません。そこで機関車の写真をしばらく眺めていると、ポーターの弁室周りはRが大きく、全体に丸っこい印象を受けることに気がつきました。ということで角のRを大きく削り直したのが右です。左が製品オリジナルです。
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少しはポーターっぽく見えるでしょうか?
また全体を削って大きさを小さくしていないですが、角のRを大きくしただけでひとまわり小型に見えるので目の錯覚って面白いと思います。
わざわざパーツ削るなら、最初から真鍮角材削ってスクラッチした方が早いという声も聞こえそうですが、こういうパーツをひねくり回すのも楽しいですよ。といってもこのパーツのシリンダーは今回使えないので、真鍮棒から挽き出します。

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3300タイプ  トビー4030改造(6) 煙突台座

ボールドウィン製では珍しく4030形は煙突台座が円形ですが、3300形は典型的な四角い煙突台座です。
せっかくドームをすべて交換したので、煙突台座まで作り直すことにしました。
今回は裾を半田盛りにせず、簡易プレス?でつくってみることにしました。

左が煙突、真ん中が旋盤で挽きだした台座パーツ、右が真鍮棒から作ったプレス型です。
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Photonot to scale

台座パーツを焼きナマしたあと、プレス型にはめこんで、丸棒を挟んで万力でプレスしました。
今回普通のバイスでは少し締めが足らず、先日ネトオクで落札した津田駒のマシンバイスを使ったらしっかりプレスできました。津田駒さまの使い方としてはバチ当たりかもしれません。口金幅75mmの一番小型のものが落札できてうれしかったです。
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プレスした状態と型から取り外した状態です。
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周囲を四角に削って取り付けてみました。台座のリベット埋め込みはまだです。
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切断機 材料送り機 ふたたび

もう10年以上前、ユニマット3型の複式刃物台(テーパー削りユニット)を使って遠藤機械の切断機に装着する材料送り機を作りました。
その時の記事はここをクリック
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今回ML210の複式刃物台(テーパー削りユニット)を使って二台目をつくりました。
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今回はアルミフラットバーを組み合わせて作りました。
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切断機本体への固定は、2組の平行クランプで留めていますので、取り外しは簡単です。
切断機を載せているのはレーザープリンター台、これがあると移動させるのが楽です。
黒いのは、モノタロウのマグネット付きフレキシブルLEDライトです。やはり手元が明るいと切断するケガキ線が見やすいです。

前回からの改良点は、この刃物台をネジ止めする位置を複数にして、この装置で切断できる材料の幅を拡げたつもりでした。

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ところが、ユニマット3の複式刃物台(左下)は取り付けねじと送りねじをずらしてあるため、刃物台の可動範囲が広いのですが、ML210の複式刃物台(右上)は送りねじの延長線上に取り付けねじがあるので、送りねじが短く刃物台の可動範囲が狭いようです。
おそらくML210作るとき、ユニマット3とか参考というか、仕様はコピーしたとおもうのですが、ここまで頭がまわらなかったのでしょうか?
それならユニマット3用使うかというと、こちらは構造上材料を固定する押しねじが一本になるので、その点ではML210の複式刃物台が優れているのです。

なおこの材料送り機を使えば、0.5mm厚以下の薄板であれば、0.1mm単位の幅の正確な帯材が切りだせますので、薄板さえストックしてあれば、希望の幅の帯板が手に入ります。
といってもいちいちセットして切るのも面倒なので、よく使う寸法はKSモデルの帯材を罪庫してはいます。といっても燐青銅や洋白の帯材はあまり売っていないので、自家製造できると助かります。快削真鍮板から帯板切り出すと昔の福原金属の帯材のような感じのものができます。(福原の帯材は薄板から切り出すのではなく、線材を圧延して作られていたと聞きました)
私は薄板の帯材の切断はこれを使い、1.0mm厚以上の厚板から帯材切り出すときは、サーキュラーソーを使っています。

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3300タイプ  トビー4030改造(5) ドーム交換

4030と同じくドームを削りました。
まずサンドドームを削ります。エコ−の小型機用丸型スチームドーム1755の頭を削り直しました。
左がオリジナル、右が削整後です。

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ボールドウィンのサンドドームの肩のRは大きいので、ヤスリでドリルレースの要領で削ります。こういうとき私はバイトは使いません。

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今回ヤトイ(ドームを保持する治具)は6mm径ドリルロッドから作りました。真鍮製より強度がありますし、もしネジの部分が折れても真鍮と違って食塩水漬けで除去出来ます。コレットで保持すれば芯が出るので再利用可能です。

スチームドームは エコ−の中型機用丸型・大スチームドーム2752を利用しました。まず底面から中心穴を開けて2mmネジを切りました。これをこのヤトイにねじ込んで、少し肩のカーブを修正しました。最後に底面から3.5mmの穴を上面まで貫通させて、オリジナルのドームのキャップと安全弁部を差し込みました。

トビー製品オリジナルのドーム
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ドーム交換後
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モーターのウォームは、EMTさんのお勧めどおり、モノタロウで買った1.5mmリーマーを通したら ヌルッと軸に入るようになったので、ロックタイトで固定することにしました。

煙突台座も4030は円形ですが、この機関車は四角形なので、パーツを自作することにしました。

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淡路鉄道一号機(5) 車体幅

淡路鉄道一号機ですが、ここ半年以上進展なしです。わんわんさんの競作「阪神小型車とその譲渡先の車両」にエントリーしており、勧進元も工作に着手されたようなので、そろそろ腰を上げなくてはなりません。
ということで、まず上回りの設計について再検討はじめました。
今回は、実物があまりにも小さいので、「16番の思想」で1/80ではなく1/75にしましたが、それでもゲージ幅は1067÷75=14.2より2.3mm拡がっているし、車輪も厚いので、動輪やロッド、シリンダーが横に拡がることになります。上回りの車体幅をスケール通りにして、下回りを横に出っ張らてもよいのですが、真横から見る分にはよくても、斜め前からみると少しバランスが悪いです。というわけで車体(タンク・キャブ)幅も1mmぐらい拡げた方がよいのではないかと思い、図面を描いてみました。

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左が機関車史研究会のポーター本の原図、真ん中が車体幅スケール通りの図、右が車体幅1mm拡大案です。
あまり変わらない気もしますが。やはりバランス考えると右の案がよさそうです。
シリンダ中心間隔はもう少し詰められるかもしれません。


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続 ミニサーキュラーソー 集塵装置

ミニサーキュラーソーに集塵装置をつけました。

掃除機に接続する延長ホースは、マキタのハンディークリーナー用フレキシブルホースA37568です。
サーキュラーソーのゴミ溜の蓋につけるパイプは、適当なものがなかったので、自分でt0.5真鍮板を丸めて32mm径パイプにしました。これをゴミ溜の蓋にあけた穴に嵌め込んで、セメダインスーパーXで固定しました。
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組み立てるとこうなります。
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改造後実際に使ってみると、ほとんど切り粉が外に散乱しないですね。ゴミ溜にも貯まらず、大半は掃除機が吸ってしまうみたいです。
最初は接続パイプ部に空気の抜け穴が要るかと思ったのですが、意外にサーキュラーソー本体に空気の抜け道となる隙間が多く、掃除機を強にしてちょうどよいくらいです。むしろ抜け道塞いだ方が、テーブルのノコ穴からの吸引が強力になってよいかな?と思うぐらいです。

あとは回転変速の電子回路つけるかどうかです。
ところでトライアックをつかった100Vのモーター制御回路ですが、こういうのは100Vの旋盤やボール盤の回転制御には向かないのでしょうか? インバーター制御と違って低速域での回転が不安定らしいという情報はあるのですが、よくわかりません。

この連休は、軽便祭と関東合運のハシゴをする予定だったのですが、事情があって自宅待機となりました。というわけで工作室の整理をしたら、工具の改造などをいろいろすることになってしまいました。


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英国の蒸機スクラッチビルドの本

イギリスのOOスケール蒸機のスクラッチビルド解説書?を買ってみました
Scratch-Building Model Railway Tank Locomotives: The Tilbury 4-4-2

この本も日本のamazon経由で購入しました。
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このモデルが以前スクラッチしかけた3800形ベースのフリーランスに似ていたのと、英国のモデラーのスクラッチのやり方を知りたかったので、購入しました。
さっと目を通したところでは日本のモデラーとあまり作り方は違わないですが、いくつか英国型ならでは?の工作法が載っていました。
また英国では、キャブの窓の縁取りのエッチング抜きパーツなども売っているようなのには驚きました。

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またゆっくり読んでみようと思います。

この本も英国での定価は約19ポンドですが、日本のamazonで約二千円でした。ただ今回は日本のamazonの在庫ではなく、英国の業者さんから郵便で送ってきたので送料が¥257円かかりました。といってもかなり安く購入出来ています。また注文から二週間半ほどで届いています。航空郵便で送ってきたのですが、送料は日本国内とかわらないです。英国の書店に個人的に注文すると送料がかなり高くつきますが、どういう仕掛けになっているのでしょうか?

10/9 追記
本の題名はスクラッチビルドと謳っていますが、結構パーツも使っているようです。
パーツを使わない フルスクラッチビルドの内容ではありません。
イギリスではこういうパーツも売っているのか!!という点でもおもしろいですよ
ラジアル型従台車の市販パーツがあるのには少し驚きました。

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温度調整式ハンダゴテのコテ先を改造する 続編

調子に乗って、gootの温度調整式ハンダゴテ の高蓄熱型px-401のコテ先も改造してみました。
こちらはpx-201とは違って、コテ先とカバーが一体化しているので、コテ先に5.9mm径の穴を貫通させて、そこに尻の方から中心に4.1mmの穴を掘りこんだgootのKS−100用の替えコテ先RD−68Dを挿入しました。
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こちらはカバーと一体化したコテ先の中心に穴を貫通させる加工が結構大変でした。
やはりメッキ済みコテ先を加工して取り付けるなら、px-201の方が工作が簡単だと思いました。

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コレットチャックが旋盤の主軸から抜けなくなった

最近旋盤作業をするときは、コレットチャックを使うことが多くなりました。これを旋盤に装着するには、チャックについたMT1(モールステーパー)のシャンクを旋盤の主軸に差し込んで、主軸の反対側から引きネジで引くのですが、ちょっと強く締めすぎたら、抜けなくなりました。
ふだんは、引きネジを少し弛めて、ネジのノブをゴムハンマーで叩くとすっと抜けていたのですが、今回はびくともせず焦りました。
結局どうしようもないので、旋盤工作に精通した2名のモデラーにおうかがいを立てたところ、主軸の反対側から主軸内径に近い真鍮丸棒を入れて金槌で叩くしかないといわれましたので、意を決して少し大きめの金槌で思いきり叩いたら、抜けました。強く叩いて主軸のベアリングが壊れないかと心配しましたが、主軸のベアリングはそのくらいの衝撃には耐えるみたいです。これはあくまで個人的感想です、また機械には個体差があるかもしれません(笑)

コレットのシャンクが主軸のテーパーにきっちりはまらないと芯の出た加工できないですが、主軸内にゴミがあったまま強く嵌めたりすると抜けなくなることがあるいようです。コレット嵌める前は、ボロ布で掃除してから油を塗ってシャンク挿入するのがよいと指導されました。以前から試験管ブラシで掃除はしていたのですが、その後ボロ布でも掃除をしてから挿入するようにしました。

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