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もう一度 エミニのボール盤

一年前仙台のコンさんにお世話いただいてアシナのASD305を入手したのですが、回転数が最高でも3400回転/分と遅く、小径のドリルを使うのは少し苦しいものがありました。というわけで、21歳大学生のときにバイトして買ったエミニのボール盤M型も使っていたのですが、チャックにガタがきて細いドリルがつかめなくなったり、フレがでていました。主軸は大丈夫なはずなので、チャックだけ交換すればよいというアドバイスもいただいたのですが、もう30年以上使ったのとチャック抜くのも専用の工具が必要らしく大変そうなので、新しいものに買い替えることにしました。
サカイMD1など他のメーカーの同等品も検討しましたが、やはり「信頼の日本製」ということで、同じ製品に買い替えることにしました。なおチャックは、付属している標準品よりひとクラス上のものにしようと思い、ユキワ精工のキーレスチャックLCJ1を奢りました。メーカーの榎本工業に直接コンタクトをとったところ、ボール盤はチャックなしで売ってくれましたので、別に購入したチャックを自分で取り付けました。独アルブレヒト社のチャックも検討しましたが、値段ががユキワの倍だったので今回は日本製にしました。
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このクラスの大きさのボール盤でも、中国製ならネットやホームセンターで一万円前後で売っていますが、主軸の振れなどを考えると品質には格段の差があるようです。私の購入した製品はミツトヨのダイヤル式インジケーターを使って実測してみるとチャックなしでもチャックをつけても主軸のフレは0.01mm強でした。(メーカーの公称値は2/100mm以下)これなら精度のよい孔開けが出来そうです。
またこの製品にした理由は音が静かなことです。音の問題がなければ、キラや日本精密などプロ用高速ボール盤のセコハンを2万円程度で入手することも可能ですが、マンション住まいで夜間の工作を考えると、うるさい機械は使いづらいものです。
なおこのボール盤の面白いのは、主軸がシリンダーの中で上下するのではなく、プーリーごとモーターも上下することです。そのためバネが強くレバーハンドルが、アシナのように軽くはないですが、それはまた好みの問題だと思います。初代はマイクロスイッチが内蔵されていてレバーを下げると回転していましたが、今回はその機能は廃されて本体にスイッチがついていました。これはやはり安全性の問題でしょうか?
今回はチャック入れると5万円を超す買い物でしたが、自分が死ぬまでは使えそうなので、決して高い買い物ではなかったと思っています。まあバラキット買って罪庫するよりはよかったと思っています。

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Comments

エミニが今でも売っているとは驚き、しかもほぼ同じ仕様で。
確かウチで使っているのもゆうえんさんと同時期に
あの尼崎にあった模型工作の店で買ったと思います。

その後の使用頻度の違いか要求精度の違いか、
今だに普通に現役です。
万が一のときはまた新品が買えるとは心強い限りです。

Posted by: E.NUKINA | December 29, 2016 at 09:53 AM

E.NUKINAさん コメントありがとうございます。

メーカーのHPをみると1977年発売以来のロングセラーという標記がありますので、大きなモデルチェンジなしに40年近く発売されていることになります。

ドラゴンツールといわれる中国製電動工具の台頭で、工作機械が素人のホビー用としても新品が買えるように値段が安くなったのはうれしい限りですが、逆に精度がよく長く使える機械が駆逐されてしまったのは寂しい限りです。広島のアシナが倒産したのもそういう波に呑まれてしまって業績が不振になったからと聞きました。

今回買い直したのは、本体というよりチャックの劣化によるもので、チャック交換ですましてもよかったのですが、精度を損なわずにチャックを主軸からはずす自信がなかったのと、モーターなどの電装品も劣化しているはずなので買い替えました。

Posted by: ゆうえん・こうじ | December 29, 2016 at 10:22 AM

余談ですが貴金属加工の世界ではHARPというブランドで売られています。榎本に聞いた所、製造元は同じだそうです。
http://www.harp.co.jp/ha_13.html
価格は約4割高価で10万近くします。つまり、工具の事を知らないと、高く買わされるということですね。エミニの販売価格がHARPへの卸価格ですから。ちなみにHOZANのボール盤も怪しい・・・。

Posted by: コン | December 29, 2016 at 09:29 PM

ウチのエミニはマイクロスイッチ内蔵タイプで、ハンドルを下げると回転します。しかし止まっていて欲しいときもあるので、コードに電源スイッチをつけています。まだΦ0.3ドリルつかめますよ。

Posted by: ヤマ | December 29, 2016 at 10:32 PM

コンさん
OEM(相手先ブランド供給)というやつですね。
本体は同じもののようですが、HARP社のHPをみると回転数が、1400と2800rpmとありますが、今回購入したエミニのボール盤の取説をみると、2800,4500,7100,11400rpmとありますので、HARP社の向けものはプーリーかモーターが違っている可能性があります。HARP社のものは真珠などの加工が目的のようなので、オリジナルでは回転数が速すぎるので仕様が変更されているのかもしれません。

ところで、プーリーの仕様がちがうだけでモーターが同じならHARP社のスピードコントローラーが使えるかもしれないですね。

またエミニのオリジナルもネットショップをみると3万円台で売っているところもあるようです。工具の値段というのは供給ルートでも違うようでよくわからないですね。

Posted by: ゆうえん・こうじ | December 30, 2016 at 12:59 AM

ヤマさん
うちの先代は、最初からコードに中間スイッチがついていました。
本体は同じでも、細かい仕様は途中で変わっているようです。
それから今回購入品は、アース付きの3Pプラグ仕様となっていました。

Posted by: ゆうえん・こうじ | December 30, 2016 at 01:02 AM

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