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淡路鉄道一号機(18)  キャブ(続)

キャブの前後妻板をつくりました。
これもt0.2洋白板を貼り合わせました。
幕板の部分にはt0.5洋白板を使って少し厚くしています。
ボイラーやサイドタンクなどの切り欠きは後で加工します。
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The Maine On2 FAQ

どういうわけかThe Maine On2 FAQ's blogのeditorであるTerry Smith氏の目に私のブログのPeter Barney氏のOn2レイアウトの写真が目に止まり、The Maine On2 FAQ's blogに写真が転載されました。
https://maineon2faq.wordpress.com/2017/01/18/pb/
これは2002年の全米ナローゲージコンベンションに参加したときのレイアウトツアーで、Peter Barney氏自宅地下のOn2レイアウトをSさんやTさんと一緒に見学に行ったときの写真です。
http://kotenki.c.ooco.jp/maine/22NDNGC4.html
もう15年前のことになってしまいました

追記
Peter Barney氏のこのOn2レイアウトは、その後改修・改造されたようです。
というわけで改修前の写真として掲載されたようです。

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淡路鉄道一号機(17)  サイドタンクとキャブ

サイドタンクはt0.2洋白板で薄い(青)」ので、裏板と補強を兼ねたアングル(赤)を取り付けました。
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キャブ側板もt0.2洋白板の貼り合わせでつくることにしました。
まず窓などを抜いてから外形を切り抜きます。
これまでt0.2洋白板は薄くて加工しにくいと思っていましたが、新しいブランドの糸ノコ刃の6-0を使うとすいすい切れてよい素材だと再認識しました。
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外形を仕上げるとこうなりました。次は妻板を作ります。
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淡路鉄道一号機(16) サイドタンク

前回書いたように打ち出し機でt0.2洋白板にリベットを打ち出しました。
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これを折り曲げてサイドタンクにしましたが、そのままバイスなどにくわえると打ち出したリベットが凹んでしまいます。こういうときは裏に金属のあて板をハンダ付けして、表面には木の板を当てて手で折り曲げます。確かJALCOの誰かが考案された方法だとおもうので、JALCO法と私は呼んでいます。これだとリベットを損傷しませんし、当て板をハンダ付けした位置で正確に折り曲げることができます。ハンダ付けするあて板は同じ材質がよいので今回はt0.3洋白板を使いました。真鍮など異なる材料使うと熱膨張率が違うのでハンダ付けの時歪みますので同じ材質がよいです。
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当て板を取り外すとサイドタンクになります。
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あと迷っているのは、キャブとサイドタンクの間に隙間を空けるかどうかです。
模型だとキャブとサイドタンクはくっつけてしまうものが多いですが、珊瑚の1000形のように両者を分離した製品もありました。実物の組立図をみると1インチ半隙間があるようで、模型だと0.5mmぐらいです。
一体化した方が強度的には有利ですし、模型だと隙間があっても動力装置が透けて見えるので、やはり一体にしてしまおうかと思っています。

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淡路鉄道一号機(15)  リベットについて

サイドタンクとキャブの設計をしていて問題になったのが、リベットの大きさと間隔です。サイドタンク周囲のリベットは、スケールどおりだと0.4-0.5mm間隔になります。
キットや完成品などでも最近はエッチングによる小さなリベットで実物の数に出来るだけ近づけるという製品が多いようです。しかし塗装するとあまりリベットの間隔が狭いとリベットの間が塗料で埋まって、点が並んでいるのではなく直線のラインのように見えるように私は思います。生地仕上げや黒染だといいのかもしれませんが、塗膜の強度考えて少し厚めに塗るとイマイチです。
今回はリベットは打ち出しするので、頭の大きさとのバランス考えると、サイドタンク周囲は、実物にこだわらず0.8mm間隔か1mm間隔にしようと思います。また打ち出しのときは間隔もあまりに中途半端な寸法にすると打ち出すときクロステーブルの送りと簡易DRO使っても頭が混乱して間違える原因となります。
13mmスクラッチ大家のTHさんは、塗装を考えてリベットの頭は直径を0.1mm小さくした方がよいとおっしゃっているとうかがいました。私も頭は少し小さめにしておこうと思います。
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t0.2の洋白板に試しに打ち出してみました
上が2mm間隔、真ん中が0.8mm間隔、下が1.0mm間隔です

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打ち出しはユニマット3に打ち出し機を取り付けておこないます。

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4030 レストア(7)  サイドロッド

偏酋長さんの徹底改造にくらべると私のはお手軽改造です。
バルブロッド可動改造などはしていません。
キットオリジナルは、2−4動輪の三軸集電ですが、全軸集電に改造しました。第一動輪からも集電するようにt0.2燐青銅帯板から切り出したものをキットの集電ブラシにハンダ付けしただけです。
イコライザ可動式の場合は上から、板バネや線バネの集電子で押さえると動輪の上下動でブラシ圧が変わりますので走行が不安定になることもあります。それに対して動輪固定式の場合はモーターの力に余裕があれば上から強めに押さえた方が集電は安定するようです。
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私のキットは後期生産品で、メインロッドは最初から溝なしなのでそのままにして、サイドロッド中央部の溝だけ削りおとしました。本来なら関節周囲も削るべきなのですが、手抜きでそのままにしました。なお削って真鍮地肌の出た部分はめっき工房でニッケルメッキしました。
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淡路鉄道一号機(14) 下回りなんとか走りました

最初左車輪絶縁の原則ででアルパワーの向きを決めたのですが、フライホイールはキャブ側にもってきたほうが収まりがよいのと、スパーギアを第1,2動輪間にもってきたほうが、ガイドヨークなどで隠れて見えにくいだろうと思ったので、シリンダーつける側を反対にしました。
メインロッドとクロスヘッドは珊瑚で買ったカシメピンで止めて、組み上げました。
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今回は無理せずシリンダー中心間隔は25mmとしたのですが、それでも第一動輪とクロスヘッドの当たりがシビアで、なんとか調整して走るようになりました。不本意ながらメインロッドを少し曲げて調整しました。なお実物ではメインロッドは、第1.2動輪間の距離より少し長いようですが、シリンダーとクロスヘッドの当たりのため同じ長さとしました。
ここをクリックすると動画がみられます

正月休み中に下回り走行完成の目標はかろうじてクリアしました。
あとはわんわん狂作会の締めきりに向けて上回りに着手します。
後部フレームや前端梁は後回しにします。

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淡路鉄道一号機(13) メインロッド

メインロッドを、t0.6の洋白板から切り出しました。
ロッドは厚板から切り出すという平野イズムが頭に焼き付いていたのでこれまではt1.0ぐらいの洋白板から切り出していたのですが、実物のロッドは薄く1/80にすると0.3mm程度の厚さしかないという話をきいたり、アルモデルやトーマモデルのキットのロッドが薄くても大丈夫なようなので今回は、サイドロッドともども薄板としました。といっても、t0.3ぐらいにすると加工するときに曲げやすくかえって扱いにくいので、t0.6としました。ロッドを薄板にしたときの難点は、厚板だとビックエンド上の油壺などのディテールを後で線材を埋め込んで表現できるのですが、薄板では不可なので最初から一体に切り出す必要があることです。
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クロスヘッドも全体のバランスをみてもう少し小さく削りました。なおクロスヘッド上部のリベットは4個横並びと思っていたのですが、写真をよく見なおすと3個横並びだったのでリベット付き帯板は貼り直しました。

こういったロッド類は、模型は実物に比べてクランクピンなどがおおきくなるのでロッドエンドなどと全体のバランスをとるのが難しいですね。なかなか実物と同じ感じにはならないし、スケール派の人には怒られそうですが、そういう模型的なプロポーションも嫌いではないです。

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私の初夢

初夢というのは大晦日〜元旦の朝だけではなく三日までにみる夢のようです。
今年の抱負・計画は例年どおり、仕掛かり品撲滅、罪庫見直しなのですが、それでは夢がないので、今日のうちに夢を語っておきましょう。

スケールものでスクラッチしたいのは、もう山陽の8450形(ヴォークレン複式のモーガル)ぐらいです。それ以外はキット組むことはあってもスクラッチでスケールものやることはないと思います。
自由形ではスクラッチやキット改造で作りたいものの方がたくさんあります。サイドタンク付きの英国型コンソリテンダーとか3200系のドイツ型プレーリータンク、ドイツ型の小型マレーテンダーとかこちらの方が候補は多いです。
あとは、米国型や欧州型完成品の日本型古典機への改造もやっていきたいです。中村のスパルタンシリーズ利用の北炭シリーズ(1/87 12mm)もすすめたいです。あと欧州のメーターゲージの車両をセミスケールで16番(1/80 16.5mm)でつくってみたいという夢もあります。

といっても工作台ではなく、居間のソファに腰掛けて金田さんの図面集や片野さんの蒸機イラスト本、黒岩保美さんの形態談義などを手にとっていると妄想がドンドン湧いてきます。
実物でもボールドウィンなどは、フルオーダーというより、規格品パーツを注文に応じて適当に選んで組み立てるセミオーダーのような生産方式だったようなので、ある機関車のパーツを別の機関車にもってくるとかえって格好のよいスタイルになると思うこともよくあります。

自由形をつくりたいのは、しるねこさんのいわれる「模型って印象を表現した絵画のようなものだと思う」とわたしも想いはおなじですし、「スケール派っていちいち人の作品をあそこが違う、ここが違う批評する」のも嫌だというより、自分の模型の価値観とは根本から違っているので相手にしたくないです。私はスケール派のめざすような形態上での再現ではなくて、平野和幸さんが以前いわれていたような「実物ファン的なものではなくこれが何のためについているか調べるのも楽しみ」した上で取捨選択して模型に再構成していきたいなと思っています。

レイアウトもエイヤと線路だけでも敷いてしまわないといけないのでしょうね。

初夢は大きいほうがいいのでしょうが
今年もボツボツ作っていこうと思っています。

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淡路鉄道一号機(12) 再びシリンダーブロック 続々

スライドバーは、1mm径の洋白棒をL形に曲げて、それを写真のように万力で押しつぶして使います。
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だいたい0.7mm厚1.2mm幅の帯になります

こういったスライドバーが、シリンダー上端の少し上にあるタイプでは、シリンダーとの接触部分を少しでも増やさないと強度不足で何かの拍子にポロッととれて泣きを見ることになります。L形の部分をシリンダー後蓋に切り込みを入れて差し込んでハンダ付けしました。この部分はハンダもPBLの強力ハンダを使いました。
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クロスヘッドは、エコーモデルのロストパーツ 1774クロスヘッド(シングル用)
を小さく削りました。上の部分をリベットも含めて削り落とし、エコーモデルのウィンドシル用リベット付き帯板を小さく切って貼りました。
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上がオリジナル、下が改造後です。

シリンダをハンダ付けで組み立てました。なおシリンダーは,ハンダ付けする前にブロック上面から、1.4mmの皿ネジで止めて熱分解しないようにしておきました。
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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

今年の目標は、昨年に引き続き「仕掛かり品完成」とします。
昨年は塗装完成にいたった車両がありませんでしたが、TMS12月号にテンホイラーの自由形8760形の記事を掲載していただきました。
私事でいろいろあった年とはいえいささか寂しい成果です。
一昨年秋に引っ越して、塗装ブースも作ったのにまだそれを使って塗った車両はゼロというありさまです。そういえばレイアウトも未着工です、
今年こそはといいながらの二度目の正月です。
まずは、わんわん競作淡路鉄道の一号機を完成するのが最大の目標です。

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これが数ヶ月で、下図のようになるはずなのです。

Awaji2017


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