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淡路鉄道一号機(27) 上回り組立

まだ8月のJAMわんわん凶作の締めきりまでは時間があるわとタカをくくっていたらもう五月も終わりです。
というわけで少し製作を急がねばなりません。
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上回りは八割方は組めました。

スチームドームの左右側面のバルブは、クラーケンさんに教えていただいたのですが逆止弁だそうです。
ポーターのロコはボイラー側面ではなく、スチームドームについているのは予想外でした。このバルブの既製のロストパーツはないので、エコーモデルの水管用締切コック(1162)と大きめのハンドレールナブの頭を組み合わせて似たようなカタチのものをデッチあげました。模型的には上の写真のように給水管が直線の方が美しいのですが、写真をみると実物はヘロヘロに曲がっています。どちらをとるかは悩ましいところです。
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後部主台枠は、角線を曲げて簡単につくりました。
少しスケスケなので、火室と灰箱をつくってつけようかとも思います。
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今回はブレーキ関係は省略です。Bob Brown流?
上回りもまだパイピングなどが残っています。
砂撒き管は、珊瑚の200形用のロストパーツ使えば楽勝と思っていましたが、ポーターとボールドウィンでは元栓の形がちがっていたので、自作しないといけないことがわかりました。しばらくはこの機関車に集中して製作します。


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古典三軸タンク車(4)

タンク車のドームをつくりました。
ドームは真鍮丸棒から旋盤で削り出し、ハンドルはアルモデルのパーツを使いました。
ハッチ部分は別パーツで,組み上げてからハンダ付けしました。
実物はドームにもリベットあるようですが、それは省略です。
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タンク受けの部分は2X2アングルとエコーモデルのリベット付き帯板(客車ウンドシル用)でそれらしくデッチ上げました。
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7040形?  ピーコックの0-6-0

少し前 とあることでUdさんから頂戴した珊瑚の5500形蒸機のバラキットがありました。
そのまま5500形として組むのも面白くないので、いろいろな機関車の本を眺めていると妄想が湧いてきました。
キットの説明書の図面と片野正巳さんの「一号機関車からC63まで」のイラストをパソコン上で切り貼り合成していたらこういう自由形蒸機のプランができました。元ネタはポルトガルのMinho Douro鉄道のロコですが、印象はかなり変わりました。

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機関車の下回りは新製スクラッチが必要ですが、上回りは半分ぐらいはキットの部品加工で、でっち上げられそうです。テンダーは、車輪を可動化する以外はキットをそのまま組む予定です。
とはいえ仕掛かり罪庫がたくさんあるので、すぐには手を付けられそうにありません。

動輪は15.5mm径使う予定なので実物では1245mm径となります。
鉄道省の形式をつけるとすれば、7040形でしょうか?


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英国から本が届きました。

英国から2冊本が届きました。
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上がインドネシアのジャワ島のサブロクのマレー(2-8-8-0)の本です。
前半にメーカーのハノーマグについての解説、後半がこのマレーの製造中の写真集になっています。
台枠の構造とかがよくわかります。
日本に入ってきたドイツ製マレー9850はこの機関車より約10年早く製造されているので、相違点も多いですが、ドイツ形マレーの構造はよくわかりました。

下が、ダージリンのガーラットとクラスBタンクの3D図面集というか 構造イラスト絵本です。
著者のPeter Manningさんは、これまでも機関車図面を3D化し、それから構造のイラストを起こした本を出されていますが、図面集というより、構造を解説した絵本という感じで楽しめます。
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このシリーズでは、K1ガーラット、ピーコック製4-4-0ボールドウィンのナロー2-6-0テンダー(ペルス・ピラポラの17号機)の3冊が出版されています。

私はCamden Miniature Steam Servicesというイギリスの本屋さんから直接購入しました。


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(続々々)車載できるBluetooth小型スピーカー 車載編

先日分解したエレコムのBluetooth小型スピーカーMinitrainSのF&C合造客車に搭載してみました。なおオリジナルのスピーカーは外して、MRCの共鳴箱付き16X35mm箱形スピーカーに交換しました。エレコムのスピーカーユニットについていたオリジナルのスピーカーはインピーダンスが5Ωで、この箱形スピーカーは8Ωでしたが、音量・音質ともに問題はないようです。
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今回はスピーカーとリチウム電池を両面テープで床板上面に貼っただけなので、スイッチのオンオフとBluetooth送信機とのペアリングは、上回り外して、基板のボタンスイッチをおす必要があります。いちいち上回りを取り外すのは面倒なので、頭をもうひと捻りする必要がありそうです。なお基板はとくに固定していません。

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7000形に牽かせてみましたが、非力なのでこの2両牽くのでもなんとかというところです。
音は客車の車体に共鳴して非常によい音がでました。

7000はかなり前に一応完成していましたが、サウンド搭載の問題がありペンディングになって、塗っていませんでした。この小さいテンダーでもシュガーキューブスピーカーと小型サウンドデコーダー入らないことはないのですが、それをいれると軽くて浮きやすく集電にも問題がでるので、経過をみる=放置していました。
シュガーキューブもそれなりの音は出ますが、やはり低音などは今回積んだスピーカーなどにはかないません。
ということで、テンダーにはDCCサウンド装備せず、小さなウェイトを入れたら走行と集電が安定しました。ロコ本体もややウェイト不足です。キャブ内にはもう少しウェイト積めますが、あまり積むとテールヘビーになりそうです。

あと困ったことといえば、KATOのサウンドボックスは自動でコンプレッサー音が出ます。
うちの機関車は、蒸気ブレーキと真空ブレーキが多いのでこれは困ります(笑)
やはり普通のDCCサウンドデコーダーと同じように音の設定を変えることが出来るようにしてほしいです。
通信ポートはそのためについているのではないかと期待しているのですが・・・

追記(5/14)
HOJCの京都運転会に参加しKSさんのレイアウトで走らせていただきました。
KSさんのレイアウトは5X5m以上ある大きなレイアウトですが、コントロールボードから一番遠い所でも、ロコのモーター回転検知してブラスト音は同期しましたし、音もBluetoothで問題なく飛びました。
自宅で走らせた時はかなり音が大きい気がしたのですが、運転会場ではやはり少し音量不足気味でした。特に近くに騒々しいサウンドデコーダー搭載のDD54とかがいると音はかき消されてしまいました。
実際運転してみて一番の難点はやはりスピーカーシステムのバッテリーの保ちが短いことでしょうか、乾電池駆動の方が電池交換できるので良いかもしれないと思いました。
あとはコントロラーにいろいろ外付けで機器接続する必要があることです。
サウンドボックスの外装改造してオールインワンにしたいと思いました。

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D型蒸機にロンビックイコライザーを組み込む 

D型蒸機にロンビックイコライザーを組み込むの実践として 珊瑚の9600キットに組み込んでみました。
イコライザーは新製してもよかったのですが、キットのパーツを改造しました。
若い頃の自分なら迷わずキットのパーツは棄てて新製したと思いますが、歳がいって丸くなったのか気力が落ちたのか、モッタイナイ精神に目覚めたのか、とにかくキットのイコライザーパーツを改造しました。
キットオリジナルは4点支持のフレーム内側につけたピンに引っかけるタイプのイコライザーですが、下に抜けないように輪切りにしたパイプをはめて中心部を薄板で補強?しました。今回はバネ可動併用にはしませんでした。
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この第1−2動輪イコライザーの中心支点と第3−4動輪イコライザーの中心支点を結ぶイコライザーは、t0.8の真鍮板から切り出して、支点には2mm径真鍮丸棒のピンを立てました。
最初はこれをフレーム内側にネジ止めしていたのですが、フレームを組み立てると分解できなくなることが判明したので、中心ピン近くの押さえ板で脱落しないようにしました。左右のイコライザーを結ぶ横イコライザーは、左右のイコライザーを後方に延長して、第4動輪の後につけました。横イコライザーは、5mm径の真鍮丸棒から旋盤で削り出して中心に2mmの穴を開けて、支持板に付けたピンを差し込みました。
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組み立てるとこうなります。
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今回は左右のフレームの組み立てにキットオリジナルのカシメ方式のスペーサーではなく、アダチのネジ止め式スペーサー(現在は絶版?)を使ったので、何度も組み立てたり分解して、イコライザーの当たりを見ることができたので便利でした。


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Tsunami2の新機能 カットオフ可変

サウンドトラックス社から新発売された、Tsunami2蒸機バージョンのマニュアルを同社のサイトで眺めていたら、F5とF6でカットオフをマニュアルで可変出来る機能がついたみたいです。

ユーザーガイド(英語)のP5-P6あたりに記載あり

これまでのTsunamiでは、DDE(Dynamic Digital Exhaust)といって、コントローラーからの指示速度とBEMFで検出したモーターの回転数を比較して、力行運転から絶気運転まで、カットオフを自動で切り替える機能はついていましたが、今回はマニュアルでファンクションボタンをつかって切り替えることができるようになったようです。
まだ搭載していないTsunamiの罪庫もありますが、Tsunami2買って試してみたいと思います。

これでPFM/SL1 アナログサウンドの長所は、マニュアル操作でのカットオフ可変できることでしたが、DCCサウンドでできないことがひとつ減りました。

なお廉価版のEconamiでは絶気運転への切替モードはありますが、カットオフを段階的に変えることはできないようです。
ユーザーガイド(英語)のP7に記載あり

それからEconamiはUKバージョンがあってこちらは入っている音がちがうようですね。
英国型の汽笛が入っていれば、英国型古典機にはEconami UKバージョンが使えるかもしれません。

ところでこのカットオフマニュアル可変機能 可能なら、KATOのサウンドボックスにもつけて欲しいですね。

追記(5/10)
UKバージョンの音ついては、Soundtraxx.comには音源の情報ありませんでしたが、Tony's Trainのホームページに情報が載っているのをみつけました。フェスティニョークのフェアリーの汽笛音もはいっているのですね。


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KATOのサウンドボックスを開けてみました

KATOのサウンドボックスを開けてみました

分解すると壊れたり、メーカー保証や修理が受けられなくなる可能性がありますので、分解はご自分の責任でお願いします。この記事は分解を推奨しているのではありません。

KATOのサウンドボックスの分解されたレポートをブログに書かれている方がおられたので、それを読んで私も裏蓋を開けてみました。
以前から開けてみようかと思っていましたが、人柱が立つまで もとい誰かが報告されるまで、開ける勇気がなかったのです。

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中はスカスカで、右手に見える緑色の基盤の大きさは、約10cmの正方形です。
基板までは外しませんでしたが、上記のレポートには基板裏側の写真も掲載しておられますのでご参照ください。
基板の右下をみるとそこにはSoundTraxx社のロゴがプリントされていました。
やはりサウンドボックスの中身はTunamiらしいという噂は真実だったようです。

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私は本体のスピーカーは使わないので、この部分にコントローラーを仕込もうかとも考えています。
あるいは潔く基板を取り外して他のケースに収めてしまったほうがよいかもしれません。

上記のようにこのサウンドボックスは、少なくともメインの基板はSoundTraxx社のOEM供給のようですが、なぜSoundTraxx社は米国でも自社ブランドで販売しなかったのか少し不思議です。 やはり自社でこの方式を発売するとDCCデコーダーが売れなくなるからでしょうか?

分解とは別の話ですが、このサウンドボックスが出せるおとはブラスト音以外は6つ(走行時と停止時で出る音がかわるものもあります)ですが、実際このくらいあれば十分な気がします。DCCサウンドデコーダーではいろいろな音が出ますが、アレをすべて使いこなすのは難しいと思います。

またモーター回転に同期するブラスト音以外は外部端子から入力できるので、汽笛などはサウンドカードの音使わなくても自分で好みの音を外部入力すればよいのかもしれません。

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古典三軸タンク車(3)

しばらく電気ネタが続きましたが、車両工作もやっています。

三軸タンク車の下回りにフカひれイコライザーを組み込みました。
中央軸は上下方向のバネ可動でイコライズはしません。まだ車輪のフランジは削っていません。
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今回軸受は、ワールド工芸の単軸台車 一段リンクのキットを利用しました。左右の取付孔の間隔はキット説明書では13mmでしたが、少し緩いようなので12.5mmにしました。

タンク鏡板に手すりの穴を開けるには円定規にはめこんで、ケガキました。
ケガくときは、紙用の両面テープで仮固定しました。
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DCDCコンバーターを使った昇圧回路について

今回DCCモバイルパックでちょっとコケたので、以前作成した秋月のキットをつかった昇圧回路で、どのくらい電源側から電流が流れるのか実験してみました。

モバイルバッテリーはタブレットにもつなげる5V/2.1A出力のものを使いました。
これを昇圧回路を介して、自作の電圧・電流表示付きパワーパックに接続しました。
モバイルバッテリーと昇圧回路のあいだには、CHAGER DoctorというUSB電圧・電流計を挟んで、電流を測定しました。

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まず先日アメリカから買ったコンソリをはしらせてみました。これは旧来の棒形モーターを使っているので約0.6A電流を喰います。パワーパックの電圧をあげていくと7.5Vあたりで電圧があがらなくなり、CHAGER Doctorも2A近い値を示してモバイルバッテリーの安全回路が働いて切れてしまいました。この時のパワーパックの表示した電流値は、0.28Aでした。
次にアルモデルのBタンクをはしらせましたが、これは10V電圧をかけて手で押さえて負荷をかけても消費電力は、0.04AでしたがCHAGER Doctorは0.39Aを示しましたが、走行に支障はありませんでした。
昇圧回路の効率にもよると思いますが、5V入力側には12V出力側の5-10倍近い電流が流れるようで、やはり乾電池と昇圧回路を使ったモバイルパックは、低消費電力専用ということになりそうです。出力電流増やしたいのなら、入力側の電池の数を増やして入力電圧上げるしかないですが、そうすると今度は重くなるので、可搬性が損なわれる。そのあたりバランスをとってどこで手を打つかということになるのでしょう。
5/2追記
乾電池やスマホ用のバッテリーでDCDCコンバーターで昇圧しても模型を走らせようとするのでこういう話になるのですが、ググってみるとノートパソコン用の12Vで1A以上出力できるモバイルバッテリーも結構市販されているようです。重さも400gぐらいで価格も一万円ぐらいからあるようです。ある程度の車両を走らせるので1A以上流したいのなら、そちらを購入すべきなんでしょうね。

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