独逸汽車見旅行(1) ドレスデンでペショ・ブルをみる
一週間ほどスウェーデンに仕事の研修旅行に行ってきました。
その前3日間ほどなんとか仕事をやりくりして休暇をとって、ドイツに汽車を見にいってきました。
まず初日はドレスデン交通博物館で、ペショ・ブルドン式フェアリー機関車をみてきました。
ご存じのように、日本でも鉄道連隊が一両購入したフランスの軍用機関車です。
この機関車は、米国ボールドウィン製です。
大きさとしては、イギリス・ウェールズのフェスティニオーグ鉄道のフェアリーと近い大きさで、ゲージもほぼ同じ600mmです。彼地のフェアリーは車両限界の関係かキャブの上回りを細く絞ってありますが、ペショ・ブルドン式はそのまま屋根までまで幅広のキャブが屋根まで延びているので、印象はかなり異なります。
またフェスティニオーグ鉄道のフェアリーは、スティーブンソン式弁装置ですが、ペショ・ブルドン式はメンテのしやすいワルシャート式弁装置を持っておりしかもアウトサイドフレームなので、下回りの印象も違います。
この機関車に会うのも、三回目で、約35年前(まだ東ドイツだった頃)、約10年前にもこの博物館に来ていますが、ずっと同じ場所に鎮座しています。前回は次回ご対面するまでには、模型を作りたいなと思っていましたが、まだ実現できずにいます。
この機関車の後には、ザクセンメイヤーも置かれています。
翌日実際に動態保存機のザクセンメイヤーが走るところがあるので、訪問してきました。
ペショ・ブルドン式の細部写真はたくさん撮ってきましたので、自作したい方や製品化したいメーカーさんがあれば写真提供しますよ。なお図面(組立図)は、臼井さんの機関車の系譜図や花井さんの鉄道聯隊の軽便機関車に載っています。
Comments