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DSair接続用Wifiスロットルをつくる

DesktopStationさんのDSairは、スマホやタブレットで操作するようになっています。
しかし5月のHOJCの運転会でも、50歳代以上の従来のパワーパックに慣れ親しんできたおっちゃん世代には、画面上のメーターをタップしたり、スライダーをスワイプしたりして、速度コントロールするのは違和感があるという意見が多く聞かれました。
というわけで、速度コントロールと方向切替だけは、従来のパワーパックのようなツマミとトグルスイッチで操作可能なDSair接続用Wifiスロットルを作ってみました。ファンクションスイッチは、スマホやタブレットで操作します。勿論ファンクションスイッチもリアルなスイッチをWifiスロットルにつけることも可能ですが、画面上でボタンをタップするのはあまり違和感がないので、今回はつけませんでした。あくまで、速度スロットルをリアルなツマミに置き換えたというコンセプトです。

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ハードは、esp-wroom-02をArduinoでプログラミングしました。
定電圧電源やシリアル変換の内蔵された、スイッチサイエンスのESPr Developerを使いました。モジュール単独で使っても付加回路をいろいろつけないといけないので面倒です。
電源はケースに内蔵した単三電池3本で動いています。
スロットルのアドレスの指定は、esp-wroom-02はサーバーとして起動し、スマホやタブレットのブラウザから指定します。実際運転操作するときは、クライアントして再起動して、flashairにwifi接続しています。
https://qiita.com/exabugs/items/2f67ae363a1387c8967c
を参考にさせていただきました。現在のスケッチ(プログラム)もDCCアドレスだけではなく、クライアントとして接続するflashairのssidとパスワードもこの例のように設定できるようにします。

赤LEDが点灯しているときが、アドレスなど設定のためのサーバーモードで、緑LEDが点灯しているときが、運転操作(クライアント)モードです。右横の緑色のスイッチを起動時に押すとサーバーモードで起動し、押さないと運転操作モードになります。運転操作モードのときこの緑色のスイッチを押すとDSairの走行用電源をオンオフできます。
なおこのツマミを動かしても、画面上のスピードメーターには反映されませんので、念のため。

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120をつくる(7) 床板

少し放置していた120形ですが、JAMまでもう4週間を切ってしまいました。
少し急がねばならないようです。

床板を0.2t真鍮板、前後の端梁を2X5真鍮角棒からつくりました。
縁取り板は、前後の曲線部を継ぐと継ぎ目が目立ちやすいので、フライス加工で作りました。

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切断機で切り出した1X4の帯板を半分に曲げて、捨て板の真鍮板にハンダ付けします。

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これをフライスで削ります、両端の曲線部はボールエンドミルで仕上げます。
ユニマットのフライスだと少し非力ですが、頑張って加工しました。

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削った後です。

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バーナーで炙って捨て板から外します。

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床板、前後梁とハンダ付けで組み上げました。

次はロッド類の床板や縁取り板との当たりをなくす作業です。


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黒岩保美さんの展示会をみてきました

週末は仕事(研究会)で上京していました。
今日はフリーだったので朝、新橋の鉄道資料館の黒岩保美さんの展示会に行ってきました。これまで「とれいん」や「レイル」などで、描かれた絵は見ていましたが、やはり原画を見れたのはよかったと思います。
ご実家が日本橋高島屋専属の悉皆屋で、若いときに日本画家に師事されていたというのは今回の展示ではじめて知りました。10月はじめまでやっているので、一度のぞかれることをお勧めします。
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新橋の鉄道資料館の復元された駅舎の左右対称のデザインは何度見ても美しいと思います。

そのあと渋谷に芝居を見に行きましたが、舞台は以後の大スクリーンに映写される映像多用の演出で、舞台装置好きの自分には舞台芸術としては不満が残りました。
そういえば小さなレイアウトでも、背景にビデオディスプレー置いてその前を模型走らせていた方もおられたのをどこかの雑誌で見た気がします。

最後は久しぶりに方南町の珊瑚模型に行ってパーツを漁って散財してきました。
しばらく行かない間に方南町の駅が改装工事で、地上までエスカレーターで上がれるようになっていたのには驚きました。昔から方南町の駅の長い階段を登らないと店にたどり着けなかったので、あの階段がなくなってしまったのも感慨深いものもがあります。
買い物の成果は、輪心絶縁ではなくタイヤ絶縁の9.5φスポーク車輪を購入出来たことで、これにクランクつければ9.5φ動輪を作れる目処が立ちました。輪心絶縁の9.5φ車輪は罪庫していましたが、絶縁側のクランクと輪心の絶縁処理が面倒なので躊躇していたのです。

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PECOのナローゲージボギー客車を買いました

先日のマン島のタンクロコだけではサマにならないので、牽引する客車が欲しくなりました。エッチング製のキットは出ているようですが、組んで美しく塗装するのも大変なので、それらしいPECOのナローゲージボギー客車イギリスの模型店から送ってもらいました。
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ただこれは、OO9(1/76 9mm)なので、OOn3(1/76 12mm)に改軌するか、動力化を予定しているロコの方を9mm軌間にする必要がありますがありますが、まだどちらにしようか決めかねています。

またヤマさんのリクエストに応えて、ロコの分解写真を載せておきます。
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主台枠がプラ製で、床板と車体がダイカスト製です。


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7200タイプ(7) 7200のスタイル

この中村精密のスパルタンシリーズの機関車の上回りは、前後方向の寸法は ほとんどTMS蒸気機関車スタイルブックの7200形の図面(1963年版 P70)のとおりであり、高さは5-10%ほど低いというシロモノです。(前後方向が1/80で、高さは1/87なのか?)
この7200の図面も、おそらく中尾豊さんは組立図を見て描かれたのではなく、スタイルブックの同じ頁に載っている西尾克三郎さんの写真から割り出して描かれたのだと思います。
TMS7月号P38に石島さんが掻かれた図面が載っています。こちらは実物の組立図をベースに描かれたものだと思います。これはスタイルブックの図面に比べて、前後方向の長さが短かく、ボイラーも少し太いようです
この図面をみて若干製作意欲が衰えましたが、寸法を根本的に変えると切り継ぎ加工が大変なので、今回はこのまますすめることにしました。
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独逸汽車見旅行(番外編) 三軸客車の軸受のばね座のカタチ

ドレスデン交通博物館に三軸客車が展示されていました。
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狭いところに押し込まれているので全体像は撮れませんでした。
両端の軸受のバネ座はノーマルな形なのですが、
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中央軸のバネ座は奇妙な格好をしています。
カーブで軸受が横方向に偏倚するとバネが回転するようになっているか?
機構がよくわかりません。
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他の車両でも確認しましたが、3軸客貨車の中央車輪にはブレーキはついていないようです。

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