最近の工具注文事情など
先日 某大ベテランモデラーの方から電話あり、最近工具屋が廃業してしまったので、モノタロウから工具を買っているが、取扱品品目が多すぎて、なかなか欲しいものが注文できないので困っているといわれました。私はどうしているかと聞かれたので、ネットで検索していますと答えましたが、その方はネットは使われないのでモノタロウの膨大なカタログから探されているとのことでした。
そういえば、数年前まで年に一度モノタロウから小さくはない段ボール一箱分のカタログが送られてきていましたが、処分に困るので送るのは止めてもらっていたのを思い出しました。
その方曰く、昔は工具店に電話して、こういう用途のものが欲しいといえば店員の方から提案があって、すぐ希望の工具が手に入ったので便利だったといわれます。モノタロウだと品番を知らせるとすぐ送ってきますが、そういうファジー(曖昧)な注文を受けてくれる窓口はないし、受付担当者も商品知識がないので、こちらで調べてから注文しないといけないシステムです。
鉄道模型店でも、昔は店主や店員が自分で工作する人が多かったので、同様にこちらの希望をいえば、いろいろパーツやキット出してくれるのが普通でしたが、そういう対応をしてくれる模型店も少なくなってしまったようです。ただ昔はそういう関係になる?まで店に通わないと相手にしてくれなかった店も多かったですが・・・
いまだと全領域でそういう対応をしてくれるのは、エコーモデルぐらいでしょうか。モノタロウと同じとはいいませんが、イ○ンの通販が同じような感じで、同社のホームページでネット検索できれば便利に使えますが、こちらはペーパーメディアとしてのカタログもないので、ネット使わない方は使えないとおもいます。まあ模型業界は業者さんも弱小ですし、少量多品種生産なので、エコーモデルでもRMmodelsのMOOKがでるまでは十年以上カタログがなかったという事情もあります。
とはいっても工具でも模型でもネット通販は24時間受付なので、夜中に工作していてほしいものが出てきたら、翌日の昼までまたずにすぐ注文・支払できるというのは最大のメリットなので、悪いことばかりではないのですが・・・
先日も旧友のN君と話していてたら、最近は模型店にいってもおもしろくない。全く模型に興味がないか、すこし鉄道が好きというくらいで、一般の職業として店員になっているひとが多く、プロとはいえない。商品知識もあまりないので、こちらで調べてから店頭で注文する必要がある。営業活動として模型以外の世間話をする能力はあっても、肝心の模型のファジーな商品照会や注文は通じないという話になりました。
またいまはどこの業界でも、注文受付は外注というのが時代の流れのようです。注文受け付けオペレーターの質も?なことが多く、某航空会社でもひどいモノです。電話でネットではできない国際線の少しややこしい旅程や運賃をとろうとするとできないといわれたときは、その場で押し問答しても仕方がないので、一旦電話を切ってクレーム窓口にメール送って、受付時の録音チェックしてもらって、希望の予約とってもらった方が時間がかからず賢明だということがわかりました。
いまは注文受付もAI(人工頭脳)使った自動化というのが流行ですが、模型や工具のファジーな注文でもAIが受けてくれる時代は来るのでしょうか?
Comments
オフライン、オンラインともお世話になっております。
工具はなんとかなるのですが、
困るのは材料、塗料、接着剤です。
何年か前に架線集電レイアウトを作成、
その時は長巻のリン青銅線をNet経由で入手出来ました。
ところが、現在はその時購入した店では売っていません。
接着剤も当地のホームセンターでは売ってなく、
消費期限があるので大量購入も出来ません。
お知恵をお貸し下さい。
Posted by: 岡山地方鉄道 | March 29, 2019 08:42 PM
田舎住んでるとやはりネット通販に頼るしかないと思います。
ホームセンターいってもよいモノは売っていないし、地元のイ○ンにポ○ンデ○タの店はあってもHOは売っていないし、東○ハ○ズはあってもバライティーショップ部門だけで、クラフト部門はないし・・
送料モッタイナイといっても、東京や大阪行ってもそこから店までの電車賃と送料がほとんど変わらないんですよね。
最近はタミヤの塗料あたりまでヨ○バ○のネット通販頼りになってきました。
都会に住んでいる人は、まだリアル模型店で買い物されるらしいけど、田舎だとそれは○十年前に終わっています。
ネット通販で検索するといっても、いきなりググってもよい情報は出てこないので、ふだんの情報収集力や情報検索力が試されるだと思います。また情報交換しましょう。
Posted by: ゆうえん・こうじ | March 30, 2019 02:13 PM