120をつくる(22)煙室を作り直す
「資料は作った後から出てくる」というのは、Uさんの名言ですが、写真がないといわれていた120形原型も何枚か写真があることを機関車研究家のKさんに教えていただきました。それらを見ると確かに煙室にリベットがあります。渡邊岩崎コレクションの改造後の写真では煙室にリベットが見えない(埋込鋲)ので、原型も同じだと憶測してつくったら、130形と同じようにリベットがありました。
という顛末で、煙室を作り直しました。
最初は側面のみ作り直そうと思っていましたが、工作室を整理していると、昔の珊瑚・古典大系のA7(160形)のエッチング板の残骸がでてきました。その中に煙室前面のパターンがあったので、利用しました。ただ高さがたりないので下方の0.4φ線のリベットは植え込みで追加しました。側面のリベットは打ち出しです。実物は前面と側面でリベットが交互に並んでいますが、パーツ流用したので少しパターンがズレていますが、気にしないことにしました。
また煙室前面も実物は私のモデルのような130形風ではなく、煙室戸のヒンジの形は違っているようです。ただ鮮明な写真がなくよくわからないのと、この形態の方が格好がよいので、作り直す前の煙室から、エコーの煙室戸から削り出した煙室扉とヒンジをそのまま移設しました。
☆4/30追記
蒸気管カバーも追加しました。今回は3mm角パイプが出てきたので、それから加工したら楽でした。
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