7000タイプを作る(31) 動輪バランスウェイトの加工
思うところがあって、完成直前で放置していた7000形に手をつけました。
この機関車の動輪は扇形ですが、利用したエムテックスのDC20用動輪は半月形のバランスウェイトなので加工しました。 本来なら車軸を抜いてヤトイに固定して加工するところですが、手抜きで旋盤の三つ爪チャックにそのまま動輪をくわえました。ただしそのままくわえるとフランジに傷がつくので、ビニールテープを巻いて養生しています。
旋盤の主軸についたプーリーを手で回してバランスウェイトを削ります。バランスウェイトはタイヤより0.5mmぐらい出張っていますので、タイヤ面より0.05mmぐらい出張った状態まで削ります。なおこの動輪の輪心は真鍮製で固いので、一回に0.05-0.1mmぐらいずつゆっくり削っていきます。
扇形ウェイトは、真鍮丸棒から削りだすと突っ切りバイトで切ると材料の無駄が多いので次のような方法で加工しました。15mm長に切断した8mm丸棒に8角形に切ったt0.3快削真鍮板を4枚重ねてハンダ付けします。これを旋盤にくわえて削ります。
旋盤で外径を8.5φの円板に仕上げて、中心に4.5φの穴をドリルで開けます。
加熱して、加工した円板4枚を外します。円板は耐水ペーパーの上にのせてこすって半田を落とします
ワッシャー状の円板を加工した扇形のパーツを動輪につけます。写真は第二動輪に仮に置いています。第三動輪がオリジナルのウェイトを削った状態です。扇形バランスウェイトは塗装した後で動輪へ接着します。
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