8450をつくる(6)煙室戸の加工
8450のボイラー直径は、1/80で17.5mm 1/78で18mmぐらいになるようです。片野さんのスケールイラストでは19mmで描かれています。少し太めの方が力強くて感じがよいので、今回はボイラー直径18.5mm 煙室径18mmとすることにしました。ブラスモデルではボイラー内に煙室を差し込むのが通例なのでボイラーが煙室より1mm太いのがほとんどですが、ボイラーバンドを帯板で巻いたときは特に、実物に比べて太さの差がありすぎるので今回は0.5mm径の差で作ることにしました。
珊瑚の8100のキットは、実物は19mmですが少し太めで20mmで設計されています。今回は8100のパーツを利用することにしたので、旋盤で外径を19.2mm->18.4mmフランジ部分を18mm->17.6mmに削りました。
そのままチャックにくわえるわけにはいかないので、次のように加工しました。旋盤に真鍮丸棒をくわえて、煙室戸パーツの中心に空いている1.2mm径と同じ穴をあけて、煙室戸に1.2mm真鍮線を差して、ロックタイトで固定しました。
この状態で突っ切りバイトを使ってフランジ部分を削りました。
削った後はヤトイの丸棒ごと取り外して、バーナーで炙ってロックタイトを外しました。
珊瑚のパーツは外周のリベットの外側に余白?が多いので外径を削るとちょうど良くなります。
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