中澤 寛 氏を悼む
扉の開く路面電車の製作でご高名な中澤 寛さんが、お亡くなりになったそうです。
Amtrak のEmpireBuilderに乗る米国大陸横断旅行で、帰路のシカゴの空港で倒れられたとお聞きしました。
以前からブログやフェイスブックなどのネット上ではやりとりさせていただいておりましたが、今年10月の関東合運ではじめてお話しさせていただき、また鉄模イベントでの再会をお約束したばかりでしたので、非常に驚いています。
中澤さんの作品は扉の開閉が有名ですが、走り装置にも非常に工夫があり、関東合運でもデモ用に作られた凸凹クネクネの線路の上を車輪が吸い付くようにして電車が電気的にも機械的にも安定して走っていくのを見せていただき非常に感動しました。また当日はメカを解説された写真やイラストを載せたパネルを数枚持参されており、それを見せながら解説していただけました。その中にはTMS8月号の記事で不本意にもボツになった写真も含まれていました。模型だけではなく、他の人に説明するときのプレゼンテーションの方法を教えていただいたと思います。自分もKKC作品展のときはあそこまで説明準備はしてなかったので、今後の参考とさせていただきたいと思いました。
模型の対象は違っていましたが、形態だけではなく 走る模型 メカやその理論を考えた模型を作っておられたので、お話しを聞かせていただくのが楽しかったです。
ご冥福をお祈りします。
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