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蒸機のDCCデコーダー

別記事へのコメントで、サウンドデコーダーへの質問いただきましたので書いておきます。

テンダー機はこれまで、レンツのシルバーミニ+MRC1665サウンドデコーダーの組合せが多いです。

6500の実例

8760の実例

サウンド対応のタンクロコでは、SoundTraxxのTsunamiを積んでいました。

従来モーター用デコーダーとサウンドデコーダーを分離して搭載していたのは、一体型だと機炭間のコードの接続が大変というのが一番の理由です。分離搭載だとPFM/SL1アナログサウンドと同じく渡り線一本ですみます。バックマンのサウンド搭載済の完成品も数両持っていますが、ほぼ永久連結状態です。あとは一体型は高価なので、トラブルで焼いてしまったときの経済的損失が大きいということもあります1万円札に火がついて燃えてしまったようなものです(笑)

ただ分離型ではサウンドオンリーデコーダーのブラスト音レートは実際のスピード=モーター回転数に同期するのではなく、コントローラーからの指令速度に一致するので、特に発車時や低速走行時にはズレが目立つことがあります。モーターデコーダーのBEMFフィードバック機能を使って、できるだけDCC指令スピードとモーター回転数のズレを少なくすることでかなり補正できますが、調整がかなり面倒ですし完全ではありません。機関車だと牽引する列車重量によっても起動状態が変わってきますので、その調整が難しいです。ブラスト音が鳴り出す前に動輪が回転していたり、動輪はまだ回転していないのにブラスト音が鳴っているのは興ざめです。

それに対して最近の一体型では、BEMFを測定してモーター回転数を検知して走行サウンドを走行速度に同期させますので、調整が楽です。現在製作中の8450にはTsunami2を搭載予定です。

また分離型で二つのデコーダー搭載した時は、CV値の重複があるので、CV値書き替えるときは、一部のCV値は機炭分離して書き替える必要があります。

なお 蒸気が好き さんのコメントはスレッドの付け替えさせていただきました。

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Comments

お世話になっております。私もDSair2にしました。
ゆうえんこうじさんが蒸気機関車にお使いになっているデコーダーを教えいただけないでしょうか?

Posted by: 蒸気が好き | February 23, 2020 11:19 AM

お教えくださいまして、どうもありがとうございました。早速デコーダーとNuckyさんのデコーダーテスターを購入したいと思います。今のところDSair2とDSwatchしかないので、これらとスマホをつなげていじってみます。

Posted by: 蒸気が好き | February 23, 2020 11:39 PM

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