2850再び(2)
放り出していた原因のひとつが、ボイラー上面のディテールがよくわからなかったことでした。その後資料も出てきてある程度わかったのですが、そのままほったらかしでした。こういう調子だから、仕掛かり罪庫品が増えるのだと思います。
ボイラーバンドとタンクステイを追加しました。
2850原型と現在品川で保存されている機関車ではサンドドームの位置は違うようです。またサンドドームから出ている砂撒き管は二本だと思っていましたが、石島さんの図面をみると一本ですね。また砂撒き管作用ロッドの形態がよくわかりません。原型ではそれが写ってる写真が見あたりません。サンドドームは改造されているようなので、現在の形態が原型と同じとも限らないし・・ 一般的な米国型風に作ってデッチ上げるか、むしろ思い切って省略した方が良いかもしれません。
タンクステイの帯板へのリベッティングは、帯板を打ち出し機の送り装置にルーズに固定して、長手の送りはクロステーブルで寸法を出して、横方向は帯板中心に引いたケガキ線を目視で確認しながらリベットを打ちました。最初からきっちり帯板を送り装置に固定するとリベット打っているうちに帯板が曲がってきて収集がつかなくなります。大きな板に打ち出したあと切り出すか、今回のように打つときにケガキ線を引いて位置を確認しながら打つしかないと思います。
なおリベットはそのまま使わずに、リベットの裏側から0.4φのドリルで孔開けして、真鍮線を埋め込んでいます。
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