模型用語 実物用語
模型だと日本ではサンドドームだが、英語ではSand Box というのが正しいが、前者の方が日本では模型用語として通用しているので、サンドドームと呼んでよいのではないか ということをコンさんがブログに書かれていました。
確かに米国のPrecision Scaleのパーツカタログみると、Sand Boxと書かれています。ただ目次にはDomes(sand)という項目あるので、Sand Domeといういい方もあるのかもしれません。またSand Boxという言葉には、サンドドームだけではなく、動輪のスプラッシャーカバーと一体化した砂箱や 電関などの台車についた砂箱も含まれるようです。
ところで模型でいうロッドピンも 実物ではクランクピンというようですが、イモンの商品検索でみるとKATOとアダチがクランクピンという商品名で、金岡工房がロッドピンという商品名ですね そういえばサンゴもロッドピンという商品名でした。
別に元の英語に忠実である必要もないと思いますが、メーカーによって混用されるのは、わかりにくいですね。
Comments
TさんからMRではサンドドームという記述があるというご指摘でした。TMSはMRの記述を重用していますので、サンドドームという表現になったのだと思います。同じようにランニングボードが正しいと伺いましたが、Locomotive Dictionaryではランボードになってました。実物用語と模型用語のディスクレパンシィがあるようですね。模型用語としてはサンドドームもランボードもアリなのでしょう。
Posted by: コン | July 17, 2020 01:33 AM
ゆうえん様、私も同意見です。一般的な金属製台車のコの字型ボルスターが各社マチマチで実物名称・模型名称(商品名)の違いに悩まされたことがあります。http://takatetsu0930.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
Posted by: むすこたかなし | July 17, 2020 11:15 AM
昔ならメーカーごとに商品名が違っても、こちらが目的をいえば模型屋の主人がいろいろ出してくれたので問題ありませんでしたが、ネットショッピングだと検索掛けても名前が違えば出てこないので困りますね。
新型コロナと共存中、終息までは通販のウェイトが増えていくでしょうから、欲しいものが手に入らなくて困る方も多いと思います。
それともオンラインネット検索が進化して、ファジーに検索しても目的の商品に到達できるようになるのでしょうか??
Posted by: ゆうえん・こうじ | July 17, 2020 10:41 PM
サンドボックス/ドームは、一般的な英語ではsand storage containerで頭が半円形の物をsand dome, その他をsandbox(一語です)と呼んでいるようです。個人的には日本語でもそう使い分けようかと思いますが…。検索ではサンドボックス、サンドドームを(あるいは砂箱を追加)両方ぶち込むしかないですね。
Posted by: 中島克之 | July 18, 2020 02:05 AM
ところが「サンド・ドームと呼ぶのは誤り」とMR誌72年3月号p.83の質問欄にあるのです。そこでは、よくある間違いを並べています。
時間が経つと言葉が変化するのか、概念が変化するのか、方針が変化するのが分かりませんが、アメリカ人の大半がサンドボックスと言います。「サンドドームとは何か」と聞くと、「古典機に付いているような丸いものはそう言うのかもしれない。」という意見が多かったように記憶しています。
Posted by: dda40x | July 18, 2020 10:41 PM
中島さま dda40xさま コメントありがとうございます。
言葉の使い方は難しいですね。
確かに日本の蒸機では、サンドドームという方がしっくりくるモノが多いと個人的には思います。とはいっても戦時型制式機やドイツ製軽便機関車の角張ったものをみるとサンドボックスと言った方がしっくりくると思います。
機能的に分類して呼ぶか、形態的に分類して語感を重視するか・・・
学術論文なら前者でよいのでしょうが、趣味的にはわりきれないところです。
ただ言葉が統一されていないと パーツ検索や買い物は不便ですね。
最近は店員の知識が低下 というか模型の裾野が広がりすぎて 一部の店を除いては店頭や電話できいてもよくわからないことも多いように思います。特に蒸機のパーツに知識がある店員のいる店は少ないです。
Posted by: ゆうえん・こうじ | July 19, 2020 10:22 AM