フリーランス・モーガル(1)宮沢Bテンダーの色を剥がす
3年前コンさんが、宮沢のBテンダーの改造されたのを見て、わたしも改造しようと思って、ネトオクで落札したまま放置してました。ちょっと思うところがあって手をつけようと取り出しました。まずは塗装を剥がしてと思ったのですが、おそらく40年以上前の製品なので、数時間シンナー風呂に入浴したぐらいでは、塗膜はびくともしません。
Dさんご推奨の自動車のブレーキ液に4日ほど漬けておいたら、下回りの塗装はツルンと剥がれましたが、上回りの塗装は剥がれません。次はエポキシ接着剤も溶かしてしまう、オレンジオイル系の剥離剤に4日漬けましたが、一部は剥離できたというか、塗膜が少し柔らかくなったので、フル歯ブラシで擦り落とせたというところでした。万策尽きてコンさんに相談したらネオリバーを使って剥がされたとのこと、ちゃんとブログにも書かれていました。失礼しました。
本日ネオリバーで剥離試みましたが、つるんと剥がれるというわけにはいかず、柔らかくなった塗膜を真鍮ワイヤーブラシで擦り落しました。窓枠など細かい部分はドライバーの先や真鍮片で擦って落して、最後は3Mのシリコンホイールで磨いたらなんとか塗膜が落ちて真鍮色になりました。ネオリバーはスプレーを使いましたが、あとゼリー状に固まるので後始末が楽です。新聞紙に包んでゴミにできます。
動輪はオリジナルではなく、つぼみ堂?の11.5φを履かせています
テンダーは未塗装パーツを以前ネトオクで落したものがあるので、それを改造します。
こういう方向で考えています。
Comments
私は塗装剥離 および 黒染下地作りに サンドブラストを使用しています。入り組んだ箇所の剥離も楽にできます。容量が少なく大型蒸機の場合は何回もメディアを追加しなければなりませんが.......http://www.jplampwork.com/artblast.html
Posted by: 櫻井成道 | October 11, 2020 06:37 PM
ご承知であれば余計な話になりますが・・・。
ネオリバー等のジクロロメタン系は、吸引しない、目や皮膚に接触させない等、健康被害に対して十分ご配慮下さい。
蒸気も重く溜まり易いので、換気も十分に。
自分も化学会社の研究室で反応溶媒としてしばしば使用していましたが、排気十分なドラフト内で取り扱っていました。
尚、アルミ粉末と接触すると発火反応を起こす事も知られていますので、念のためダイキャストの削り粉等にもご注意。
Posted by: [EF80] | October 12, 2020 09:53 AM
櫻井さま
最近は個人用に簡単なサンドブラストの道具があるのですね。情報ありがとうございます。
ところでサンドブラストかけると真鍮材の角とかは丸くなるのでしょうか?
EF80さま
屋外でゴム手袋はめて、保護めがねかけて作業しました。
アルミ粉末と反応して発火するというのは知りませんでした。ということはおっしゃるようにダイカストを加工したものを剥離するときは要注意ですね。
ところでネオリバーの容器の使用上注意には恐ろしい注意書きがかいてありますね「遺伝性疾患をひきおこすことがある」というのもありましたが、子々孫々まで続く障害ってどういう病気がおきるのでしょうか?
Posted by: ゆうえんこうじ | October 12, 2020 02:35 PM
[EF80]です。
ジクロロメタンは胆管がん事案(2014年に印刷会社で多発した問題)の原因物質の1つ(おそらく発がん性がある)として考えられており、労働安全衛生法で「特定化学物質障害予防規則の措置対象物質」として規制されています。
催奇性について、少し検索してみましたが適切な情報にはうまくヒットできませんでした。催奇形成を示すデータはないものの、遺伝子毒性を示すデータはある様です。遺伝子が損傷する可能性はあるがヒトでは催奇性を示すとまでは言えないというレベルかと思います。「子々孫々まで続く障害」という事ではないでしょう。
私の理解が間違っているかもしれませんので、あまり信用はしないで下さい。
他の有害性化学薬品の扱いもそうですが、原発事故での放射線、放射性物質と同様に「正しく怖がる」というスタンスで良いと思います。
Posted by: [EF80] | October 15, 2020 02:02 AM
[EF80]さま
コメントありがとうございます。
おっしゃるように「正しく怖がる」ということが大事だと思います。
とにかくネオリバー使うときは、換気が大事で、ゴーグルや手袋などの保護具装用が必要ということですね。
Posted by: ゆうえん・こうじ | October 18, 2020 10:48 PM