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テンキーボードコントローラーの試み(1)

ちょっと機関車の調整をしていて、原因不明のトラブルに嫌気がさしてしまい、思いつきの電子工作に手をつけてしまいました。

パソコンの増設用テンキーボードですが、これをケース付きテンキーパッドとして利用して、DCCコントローラーを作れないだろうかと妄想してしまいました。ネットで千円以下で安売りしている型落ちのテンキーパッドをいくつか買い求めたところ、バッファローのBSTK100BKが一番改造に適していることがわかりました。

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理由は、基板の制御用ICとキーボードのメンブレンスイッチ基板を結ぶプリント基板上の回路上に品質検査用?のランドがあり、ここに配線をハンダ付けできること。キーボード基板用コネクタが、ロックが解除できるタイプで分解・組立しやすいこと。躯体内に小型Aruduinoを内蔵できるスペースがあるということです。

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回路やキーへの配線割り当てなどは、DEKOさんのHPの テンキーボード (Numpad)のコンテンツを参考にさせていただきました。

コネクターには11個の端子がありますが、左側からC0,C1,C2,C3,R0,R1,R2,R3,R4,R5,C4のランドとつながっています。

このページを参考にすれば、数時間でできるかとおもったのですが、Aruduinoのキーボードライブラリが気に入らず、模型用コントローラーとしての操作性を考えて自分スケッチ(プログラム)書いたり、途中で飼い猫の相手をさせらえたりしたので一日がかりの仕事になりました。

手持ちのAruduino Pro mini を内蔵させてキーボードの読み出しができるところまではいきました。もちろんAruduino Pro microを使って、HIDデバイスとしてのUSBコントローラー化も可能だと思いますが、配線工作の手間を考えるとミニスロットルを作って、バブ付きのテンキーパッドに差し込んだ方が工作の手間がかからないと思います。なおテンキーパッドの躯体の中にモータードライバーICを組み込むのは、スペースや発熱対策を考えると厳しいので、UART接続で、DSMainR5DSシールド2などのDesktopStationさんのコマンドステーションに接続してシリアル通信で制御して使うようにしようと思います。これらの機器とのUSB接続も考えましたが、もう一枚USBホストシールドを入れる必要があり、スペース的に厳しく、SPI接続のためAruduino miniのピンも3本使うので見合わせました。

左上のバッファーローのロゴがあるあたりにOLEDのディスプレーをつけて、右側のナンバーロックのスイッチがあるあたりに、速度制御用のスロットルつまみを装着するつもりです。

これがうまく動いたら、DSair2用のESP-WROOM32を内蔵したワイヤレス版も作ってみたいと思います。

 

 

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