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動輪位相合わせジグをいじる(続)

この動輪位相合わせジグでは、クランクピンの直径に応じて、(車軸直径ークランクピン直径)/2の角材をM形の部分に貼り付ける必要がありましたが、クランクピンの代わりに車軸径と同じ位相合わせピンを使うことにより この作業を省略できるということをHさんがコンさんに進言されたようです。
そこで私も直径3mmの位相合わせピンを作ってみました。ただこのピンを使うと (車軸径+位相合わせピン径)/2>車軸押し子の直径という寸法の制約がでてきます。そこで押し子の位相合わせピンに当たる部分を半月形?にフライスで削ってみました。これならクランク半径の小さい小径の動輪でも大丈夫です。

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 車輪を取り外した状態です

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 右が位相合わせピンの当たる場所を削った押し子です。
反対側の押し子は直径2mmとして位相合わせピンに当たる部分を少しやすってあります。

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押し子の裏側には穴を掘って小さい円筒状のマグネット(φ5.0x3.0)を挿入固着してあります。

Doutin_jig2


なお位相合わせピンには、外径3.0内径1.1?のパイプから加工するのが便利です。このパイプは、エアブラシ用のスプレー缶の口金です。ニッケルメッキしてありますが、引抜材ではなく快削真鍮製?のようなので加工しやすいです。
このパイプはセンターに孔が開いているので、コレットチャック使わなくても三つ爪チャックで加工できます。

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Comments

ウチのKS-200の三つ爪の振れでは通用しない技ですね。
センターに孔のあいているワークでもヤトイを介して三つ爪で咥えています。

Posted by: railtruck | May 28, 2021 10:56 AM

今回の作業は突っ切りとネジ頭の部分の座グリだけなので、センター出ていなくても何とかなりました。
やはりコレットにいちいち交換するのは面倒です。といってももう一台旋盤を増備する余裕もないです。

Posted by: ゆうえんこうじ | May 28, 2021 09:14 PM

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