フリーランス・モーガル(13)動輪可動化 ガイドヨーク ロッカーアーム
動輪は3点支持に改造して集電性能の向上をはかりました。第一動輪は、t0.3真鍮板をU字型に曲げた軸受をはめ込んで、中央を1.4mmネジで支えました。第一動輪と第二動輪は主台枠の軸受の欠き取りを丸ヤスリで上に0.3mm削って拡げました。第二動輪は上下動は+-0.3mm動きます。軽く線バネで押さえることにします。第三動輪はギアがついているので上下動はさせず固定しています。第二動輪には少ししか軸重をかけず、第一・第三動輪のみで三点支持にしています。
動輪押さえ板は、第一・第二動輪の車軸部分以外はt0.3真鍮板をハンダ付けして、第一・第二動輪が下に0.3mm動くようにしました。
ガイドヨークはt0.5洋白板から切り出して、真鍮板をL字形に曲げた取付板にハンダ付けしました。バルブロッドは0.4φ洋白線を使い、ロッカーアームとの取付部もL字形に曲げて簡略化しました。ロッカーアームは、エコーモデルのエッチング抜きのブレーキテコを使いました。動輪間が狭くなっているので、フレームに取り付けるのではなく、洋白線にぶら下げてあります。バルブロッドは固定なのでこのようなゴマカシ模型化表現をしています。シリンダーの弁室には穴をあけて、入口には精密パイプを圧入しています。元が、フリーランスの簡略化させたモデルなので、この程度の模型化表現にしたほうが、お似合いかもしれません。
一見それらしくロッカーアームがフレームから立ち上がっているように見えます。
最近ココログの仕様が変わったのか、ダブルクリックしても画像が拡大しなくなりました。
Comments
いささかタイミングを失したコメントで失礼します。このモデルではバネによって中間軸を押さえていますが、3軸テンダーなどでも集電性改善のためと言って中間軸に少し上下動を与えて、このように線ばねで押さえることがありますね。実際、私もこれまでそのようにしたことがあり、なんとなく改善されたような気になっていたのですが、それは理屈から言っても集電性の改善に本当に寄与しているのでしょうか。またその考えは3軸動輪の場合にも当てはまるのでしょうか。
Posted by: ヒロtk | May 16, 2021 02:32 PM
ヒロtkさま、ご質問ありがとうございます。
客観的な実験データはないのですが、集電軸数が多い方がポイントなどの無電区間に入ったり、線路の汚れになどによる車輪からの集電不良の影響はうけにくいように思います。
イコライザーは牽引力の増加には寄与しないようですが、重量の軽い小型車両では、車輪と線路の密着をよくするので集電改善に効果があるとおもっております。
また記述が少しわかりにくかったかもしれませんが、本機では中間動輪には集電のために軽く線路に圧着するだけの僅かな軸重しかかけておらず、ほとんどの車両の荷重は第一、第三動輪にかけてあります。実質駆動に関しては三点支持のB型機関車であり、中間動輪は牽引力には寄与しておらず、集電する先従輪と同じ位置づけとなっています。
Posted by: ゆうえんこうじ | May 16, 2021 02:47 PM