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西大寺風ミキストをつくる(5) 客車をつくる(下)

客車の屋根はネジ止めにしました。

デッキ部の両端の支え棒を作りました。上端は屋根には固定せず、写真のようにφ0.8真鍮線をコの字形に曲げたものを、屋根の庇の内側に入れます。

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デッキの手すりは強度とディテールの兼ね合いを考えるのが難しいですね。

真鍮線をイモ付けで組んだのでは強度的に不安なので、少し構造を考えてみたいと思います。

客車の部 3回では終わらないので、続、続々・・・と続けていきます。

 

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西大寺風ミキストをつくる(4) 客車をつくる(中)

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屋根は下屋根をt0.5真鍮板(非快削)から切り出して曲げました。端部は切り込みを入れて曲げました。最初6mm幅の短冊にしたのですが、うまく曲がらず4mm幅でやり直したので半日がかりの工作となりました。A社の電車バラキットがんがん作って、オデコの半田盛りに手慣れている方には笑われそうです。

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上屋屋根はエッチング板のパーツをそのまま使いましたが、少し高さが低いのと屋根の厚さが薄い感じがしたのでもう一枚t0.3真鍮板を上に貼りました。実物も上屋根端面には段差があるようです。感じはよくなりましたが、屋根が重くなったので重心が上がってしまいました。車体との取付もねじ止めにするかどうか検討中です。

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このぐらいの高さだとロコとバランスがとれている感じがします。ロコの高さもスケールではないので、客車もスケールの高さにこだわっても仕方がないです。だいたいのバランスで決めていくしかなさそうです。

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フリーランス・モーガル(16)手すり

今月末が、クラブのモーガル共作の写真締切なので、少し工作をすすめました。キャブとテンダーの手すりをつけました。米国型では手すりがキャブ側面についているロコと後妻板についているロコがあるようですが、今回はキャブの幅が大きいので、後妻板につけました。

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このロコは機炭同極ですが、DCC化するので、渡り線を4本接続する必要があります。現在コネクター含めて検討中です。

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西大寺風ミキストをつくる(3) 客車をつくる(上)

ワフのディテーリングは少し置いておいて客車にかかりました。

客車はアルモデルの、軽便ボギー車C大きめを改造することにしました。この製品の窓配置は西大寺鉄道オリジナルの加藤鉄工所製や梅鉢鉄工所製、後に九州の菊池鉄道から移籍してきたグループとも違います。最初は切り継ぎも考えましたが、面倒になって側面の窓配置はそのままとして、屋根やデッキの形態で西大寺鉄道らしさを出すことに妥協しました。客車の形態については安保彰夫さんが書かれたRMライブラリー89「西大寺鉄道」が詳しいです。

今回は16番化するのでアルモデルオリジナルの車体幅24.2mmでは狭いので、約3.5mm車体幅を拡げました。妻板は、アルモデルのC3015●木造ボギー客車用【妻板】を改造しました。貫通扉はフジモデルの1097木枠から加工しました。

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床板は左右と中央の3枚におろして、中間に真鍮板で床板を足して幅を拡げました。

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仮ボルスターをつけるとよい感じですが、もう少し腰を落としても良いかもしれません

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デッキはアルモデルのオリジナル寸法より少し広めにしました。

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DSシールド2 コントローラー

Desktop Stationから発売されたDSシールド2を使ってDCCコントローラーを作ってみました。

Arduino Uno の上にDSシールド2を載せて、その上にタスクスイッチを使って作った4X4のマトリックス配線のキーパッドとOLED(有機LED表示ボード)を取り付けた 自作シールドを載せてあります。

機能的にはDCC運転、F0-28のフルファンクション操作、ポイントアクセサリー操作、ダイレクトモードでのCV値の読み書き、DCCアドレスの読み書きが可能です。ボタン操作は、テンキーボードコントローラー準拠です。USBをパソコンにつないで、DSシールド2としても使用できるようにしました。老眼のためOLEDの細かい表示は見にくいので、最低限の情報のみ大きい字で表示させています。

なおこのコントローラは線路上に一台あるいは一編成の車両を走らせてサウンドやギミックなどを楽しむ目的で作りました。二列車以上の同時運転には向いていません。

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 結線図は下記のとおりです

Ds2c

4x4の16キーパッドは、秋月のシールドボード上でタクトスイッチを使って配線し自作しましたが、市販の完成品やキットを使った方が簡単だと思います。OLEDはSCAとSCLを10KΩの抵抗で5Vにプルアップします

SCA(A5)とSCL(A4)はDSシールド2内部でプルアップされているので、この配線を追加する必要はありません(6/20追記)

なお今回はメモリの制約から、OLED表示には、メモリ使用量の少ないSSD1306Asciiライブラリーを使っています。
素人製作の美しくないスケッチ(プログラム)で恐縮ですが、ここからダウンロードできます。興味のある方はダウンロードして使ってみてください。なおこのスケッチを使うためには、DSシールド2のR4を撤去することが必要となります。そのためS88関連機能は使えなくなります。

このスケッチは、DesktopStationのDSシールド2のスケッチrev.002に加筆したものですが、問合せは私にお願いします。一番上の最近の話題 スレッドへのリンクにコメントしてください。DesktopStationさんへの問合せはご遠慮ください。デジタル鉄道模型フォーラムのコマンドステーションのスレッドでもご質問やバグ報告はお受けします。

ダウンロード - dss2c.zip

Ds2ca

このテンキーボードコントローラー操作方法は以下のとおりです

起動時は「アドレス選択モード」

0.アドレス選択モード
アドレス番号+(E)  「運転モードA」に移行
(B)現在の線路上のDCC車両のCV値読込表示
    CV読み取りモードへ移行
(C)現在の線路上のDCC車両のアドレス読込表示
アドレス番号+( F )  現在の線路上のDCC車両のアドレス変更書込
(D) 入力した数値を消去

1.運転モードA ファンクション操作モード
ボリュームつまみで速度調整
(E) 前後進逆転 トグル操作
(A) 線路電源 オン/オフ  トグル操作
(数字キー) F0からF9のファンクションのオンオフ F2のみモーメンタム動作 他はトグル動作
(C)&(数字キー) 同時押し F10からF19のファンクションのオンオフ トグル動作
(F)&(数字キー) 同時押し F20からF28のファンクションのオンオフ トグル動作
(B) 運転モードBへ移行

2.運転モードB アクセサリー(ポイント)操作モード
ボリュームつまみで速度調整
(E) 前後進逆転 トグル操作
(A) 線路電源 オン/オフ  トグル操作
(数値)+(C) 入力したアドレスのポイントを直進に切替
(数値)+(F) 入力したアドレスのポイントを分岐に切替
(D) 入力した数値を消去
(B) 運転モードAへ移行

3. CV読み取りモード
CV番号+(E) 指定されたCV値読込
(D) 入力した数値を消去
(B) アドレス設定に移行
(F)  CV書込モードに移行 

4. CV書込モード
CV番号+(E) で指定後 数値+(D) でCV値入力
(D) 入力した数値を消去
(F)  アドレス設定に移行

9.DSシールドモード

(A)を押しながら起動するとDSシールド2として起動し、すべてのボタン入力などは無効となります。
USBをパソコンにつなぐと、DesktopStationアプリで操作できます。
コントローラー操作に復帰するには、リセットして再起動させます。

+ は順次操作
& は同時操作

 

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西大寺風ミキストをつくる(2) ワフをつくる(中)

西大寺風コッペルにつないだところ、 バランスもとれており良い雰囲気です

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台車は中村のスパルタンシリーズのテンダー用アーチバー台車を利用しました。マクラバリは自作で、イモンの細いセンターピンジャケットを利用しました。

車輪はアルモデルのOナロー用7mm径車輪ですがちょうど良い大きさです。簡略化モデルなのでスポークでなくてもよしとしました。

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今回台車はマクラバリにハンダ付け固定しました。片側の台車には欧米のプラスチック製品によくみられる 軸端ガイド?の溝を糸ノコで入れました。これでマクラバリ固定でも、車輪の取り外しや取付が少しは楽になります。

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後は手すりや床下のクイーンズポストなどディテールを少し追加すれば完成です。

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西大寺風ミキストをつくる(1) ワフをつくる(上)

西大寺風コッペルだけでは寂しいので、相方を作ることにしました。
まずワフ(西大寺風にいうとワボ)を作り始めました。
オープンデッキのタイプも魅力的でしたが、ネタのエッチング板の制約もあり、一般的なセミクローズのデッキとしました。

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アルモデルのワフのエッチング板を切り刻んでデッチ上げました。

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オリジナルのキットは、少し大きめなので、上下の羽目板一枚分高さを縮めています。貨物室とデッキの仕切り板は、3mm幅の筋目板にしました。さすが3mm幅はエコーのパーツにもないようなので、Pカッターで筋を入れました。この仕切り板に縦柱はついているかどうか判らないのでスルーしました。下回りはボギーのアーチバー台車を履かせます。

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DCC 同人誌の記事修正

DesktopStationさんがオンラインで配布されているDCC同人誌の2021年夏号に掲載していただいた私の記事P51-52に誤りがありました。

 下表のコントロールキーのキーコードが間違っていました

お詫びして修正します。ご指摘いただいたIZ さんありがとうございました。

Dsair2_keyboard

なおUSBミニスロットルとテンキーボードについては、ブログの3/11-3/17の記事をご覧ください

 

USBミニスロットル+テンキーボード=USBスロットル

USBミニスロットル+テンキーボード=USBスロットル(続)

USBミニスロットル+テンキーボード=USBスロットル(続々)


 

 

 

 

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フリーランス・モーガル(15)機炭同極

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コンさん推奨の機炭同極(機関車本体とテンダーの極性を同じにする)ですが、本機はダブルボギーテンダーなので簡単に実現できました。
配線が面倒なので結局電車とおなじように中心ピンを絶縁して床板を貫通させ車内のラグ板から配線するように改造しました。
なおその影響でスピーカーはφ23のものに交換しました。
本機は機関車本体に集電ブラシをつけた全軸集電にはしていませんが、機関車本体が三点支持でテンダーも台車を二点支持にしているので集電が良好であり、そこまでする必要はなさそうです。

 

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DCC Decorder Tester の改造

中華製LaisDccのDCC Decorder Tester を少し改造しました。

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 入力端子台が品質が悪くガタガタだったので、DSAirなどと同じユーロコネクターに交換しました。

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スピーカーとモーターの回路には直列にスライドスイッチを入れてオンオフできるようにしました。このスイッチをオフにして、表面のコネクタのついていないデコーダーのための端子台に、外付けでスピーカーやモーターをつなげば、それらのテストができます。
なお小型スライドスイッチを単独でデコーダーの基板に固定するのは難しいので、小さなプリント基板(秋月のF基板)にハンダ付けして、それを強力工業用両面テープで基板に貼り付けています。これなら操作の時もしっかりしています。

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動輪位相合わせジグをいじる(続々)

動輪の車軸を直接ジグに載せるのではなく、5mm角の軸箱をジグに載せた場合は、φ5mmの車軸の車輪を載せたのと同じことになります。この時は位相合わせピンはφ5.0が必要ですが、そのままではやはり、車軸押さえピンと当たります。ただし前回続編の小クランク半径動輪の場合とは違って、車軸押さえピンはそのままで、位相合わせピンを半月形に削ると対応可能です。私の場合は短径を3.8mmにしています。

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Photo_20210601233501

                                     Not to scale

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