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サンデーリバータイプ レールカー

参加しているHOJCの共作のお題が「気動車」なので、以前ほとんど組んであったアルモデルのサンデーリバータイプレールバスを引っ張り出してきました。
レールバス本体は、アルモデルのエッチング板を組んだものです。
引っぱる荷物車は、車体はエッチングの筋目板から切り出して自作しました。
屋根はアガチス材からの削り出しです。
下回りはNゲージの二軸貨車の軸距を縮めました。車輪はトミックスの集電車輪に替えてありますが、まだ集電ブラシはつけていません。

最初にキットを組んだ記録はこちら

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前面のベルは、キャブ前の庇に吊すのではなく、エンジンボンネットの前に吊すタイプとしました。中村のNゲージ弁慶用?のロストパーツを使いましたが、ベル本体だけでは、t0.5から作ったブラケットに実用強度をもって固定できないので、全体をハンダ付けしました。ロウづけするとブラケットの真鍮線が鈍ってしまいます

ヘッドライトもアルモデルより、2.5mm高い位置に変更しました。ライト自体はキット付属のホワイトメタル製は使わず、自分で真鍮丸棒から旋盤で削り出したものを使いました。

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※8/4追記

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やはりベル廻りがスッキリしないので、ブラケットの下半分を除去したら感じがよくなりました。レンズは103系用のプラレンズを薄く削りました。

 

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素材の通販について

これだけ画面上でポチるだけで、何でも自宅に届く時代になっても、困るのが工作素材の通販です。

先日も2mmの快削真鍮棒が欲しくて、ググってみるとM太郎で、1mのものが¥198円で売っているのですが、基本送料¥500に加えて特別送料が¥500かかるそうで、送料が¥1000もかかってしまうことになります。ご存じのように¥3500以上買えば基本送料はタダになるのですが、それでも品物の値段の数倍の送料を払うのには抵抗があります。またM太郎では異径の丸棒を組み合わせて買っても、注文コードが違えばそれごとに¥500かかるそうです。同じ直径の棒を何メーターも要らないので、M太郎で買うのは止めました。なおM太郎の価格は一般消費者向けではなく業者向けなので税別表記です。

ところが最近素材や工具も手広く扱うようになったヨドバシカメラに注文すると送料無料でした。

また真鍮板でも定尺モノを買うと確かに面積単価は安くなりますが、そのままだと梱包料が高いし、宅配便のサイズを超えるのでトラック便扱いとなり、送料も高いし、配達日時指定もできないので、結局高いものについてしまいます。鉄道模型ではどうせ小さい板に切断して使うので、定尺板頼むなら有料でもカットして、宅配便で送れるサイズにして梱包して送ってくれる業者を探すのがよいと思います。また365mm幅の板を切れる切断機持っていれば、細切れにするのは簡単ですが、それがないと大変な作業だと思います。

あと業者によっては素材表面の傷に対する認識が違うので、これも注意が必要です。M太郎で金属の棒材や角材買うと小単位で買えて安いのですが、表面に傷がついていることが多いので、旋盤などで削って皮を剥いて使う分には問題ないのですが、そのまま表面加工せずに使うつもりだと、使えないということになってしまいます。

鉄道模型店で真鍮板などの素材買うと表面に傷がつかないように梱包してあるので、面積単価は高くて安心ではあります。とはいっても素材扱っている模型店も少なくなってしまいました。

まあ目的と必要量に応じて、模型店やホームセンター、通販業者を使い分ければいいのでしょうが、それを調べるのもなかなか時間を喰う作業なので手間ですね。

 

 

 

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NWSLの小径車輪

8.5φぐらいの小径車輪が必要になって、米国NWSL社から車輪を取り寄せてみました。

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 今回はHOn30とHOmで使う予定なので、実物径2628インチ(8.2mm)と30インチ(8.8mm)のコード88車輪を購入しました。このくらいの小径車輪は、だるまやさんが廃業した後は日本では入手困難になっていたと思います。
製品のラインナップとしては、24インチから36インチぐらいまで、2-3インチごとにバリエーションがあるようです。通常のHO用のコード110の車輪やP87規格のコード64の車輪も発売されています。
なおこの製品は、車軸がインチ系の寸法ではなく、2.0φなので使いやすいです。車軸を自作するにしても材料が入手しやすいし、イモンギアなどの既製のギアボックスに組み込むにしても車軸がそのまま使えます。
価格は4本で約$16なので、一本あたり¥450とそんなに高くはないですが、送料が2個で$19かかったのでそれなりの単価となりました。

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京阪神(西部型)マッチ箱客車(1)

以前組んだまま未塗装状態で放置していた、京阪神型マッチ箱客車のレストアとアップグレードに手をつけました。120形の牽く京阪神開業時の列車に仕立てようという魂胆です。
車体は20年以上前に古典客貨車の大家SSさんに頒けていただいたエッチング板を組んでありました。普通の台枠についたステップの形態にしてあったのですが、やはり京阪神開業時の西部管理局の客車の低いステップにしたくて、改造することにしました。

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最初は低いステップを増設すれば済むかと簡単に考えていたのですが、このステップを増設すると二軸台車が分解できなくなるので、床板を唐竹割りして左右に分解できるような構造にしました。

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分解すると下図のようになります

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組立は知恵の輪遊びになります。
また台枠側面は、ディテールつけない予定だったのですが、ここまでやるとリベットやステップ取付金具などのディテールを追加したくなってきました。
以前組んだとき 最初は軸受は珊瑚製を使いましたが、あまりにも転がりが悪く、非力な古典機では牽けないので、KATOのワム80000用の軸受と車輪を使って、その上に軸受と軸箱を貼りました。そのため机が少し傾いていると走り出してしまうぐらい転がりがよくなり、非力な古典タンク機でも6、7両ぐらいは牽引可能となっています。
なお以前はゴム系接着剤G17で貼ってありましたが、今回一部が剥がれましたので、剥がれたものは難接着樹脂用のプライマーを併用して、シアノアクリート系瞬間接着剤で貼り直しました。KATOの軸受の材質はポリアセタールのようです。

 

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マン島のタンク機関車(1)

大好きなマン島鉄道1Bタンク OOn3(1/76 12mmゲージ)の模型が発売されています。ただ残念なのは鉄道模型というより、ミニカーと同じようなソリッドモデルです。英国のOxfordというミニカーのメーカーが作っていますが、同社はOOでは動力化した普通の鉄道模型も発売しているので、この機関車も動力化したモデルが出ないかと思っていたのですが、残念ながらその予定はないようです。

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車輪は回りますが、ブレーキと一体化したサイドロッドは動きません。勿論クランクピンも車輪とはつながっていません。先台車も固定なので、レールの上は転がりますが、直線番長です。
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下図のように分解可能ですが、動力化して鉄道模型にするのは容易ではなさそうです。
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私は数年前のJAMのメディカルアートのブースで購入して、動力化を目論んだのですが、いろいろ問題点があったので、放置していました。

昨日UdさんとFacebookでやりとりしていたら、このモデルのことが出てきて、またちょっと弄くってみようかという気になりました。
ちなみに1/76(4mm Scale)だと動輪は3"9"なので15mm 軸距離は6'6"で26mm 先輪は24”で7mmとなります。ゲージはもちろん3’で12mmです。モデルはスケールには忠実にできています。
この機関車の同系機でキャブが四角なタイプの組立図の写真をPortErinの鉄道博物館で撮っていました。

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図面をクリックすると拡大します

 

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西大寺風ミキストをつくる(6) 客車をつくる(続)

客車のデッキを作りました。デッキ手すりの横棒の高さは、実物の窓の高さとの位置関係を参考にして決めましたが、模型では実物に比べて腰板が狭いので、少し位置が低くなり過ぎたかもしれません。
またワブを含めアーチバー台車は機関車用の流用なので、板バネの高級仕様?です。実物はコイルバネです


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デッキの手すりは床板に付けてあり、ベッドの柵?状になっています。逆U字形に曲げた部分が、デッキの屋根の庇に潜り込みます。
railtruckさんには、ロー付けのアドバイスもいただきましたが、結局従来と同じく帯板に孔を開けて組みました。


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今回の西大寺風ミキストですが、もう一両有蓋車か無蓋車があった方がよいかとも思っています。
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今夜はひのでん

緊急事態宣言も一旦解除されたので、数ヶ月ぶりに神戸の日乃電にお邪魔して、畏友Uさんと歓談してきました。

兵庫県はマンボウ適用中で、週末は酒提供が終日禁止らしいので、なんとか都合をつけて平日に行ってきました。やはり走る鉄道模型を酒の肴に飲むビールは最高です。

西大寺風コッペルワブ風緩急車をつないで、走らせましたが、一時間以上店内のエンドレスを走り続けても問題なかったので、走行性能はまず大丈夫だと思います。

動画は日乃電さんのfacebookの記事をごらんください。コッペル弁の動きが楽しいです。

Uさんと「ナロー車両の16番化というのもおもしろいですね!」という話しで盛り上がりました。

17時の開店から、19時のアルコールオーダーストップ、20時閉店までの時間が非常に短く感じました。

 

 

 

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ノラ版 DSシールド2を作る

DSシールド2の互換機 ノラ版をつくりました。
回路は、DSシールド2そのままです。Arduinoは、Unoではなく、中華製Nano互換機を使いました。載っているマイコン(ATmega328 )が同じなので、純正DSシールド2のスケッチ(プログラム)がそのまま動きます。なお今回S88関連の配線は省略しましたので、当然S88センサー機能は動きません。電圧レギュレーターは、Nano内蔵のものでは、テンキーボードコントローラーを接続した時に電流が不足しそうなので、5vの三端子レギュレーターを外付けしました。そのため最高電圧12Vの上限が外れて、欧州型やLGBの16-18Vでも作動します。

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プリント基板上には、nanoと電流センサー、5V三端子レギュレーターが載っています。モータードライバーは載せるスペースがなく空中配線となりました。走行電流端子は、信頼の陸軍式です。

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何とか回路をタカチの小さなアルミケースMB4-3-6に押し込みました。

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前面には、NanoのUSB端子とUARTのTX,RXと5V GNDを4極ジャックで引き出してあります。
USB端子をパソコンに接続すれば、DesktopStation SoftwareDS webapp winのアプリが動きますし、4極ジャックにはテンキーボードコントローラーが接続できます。
コンパクトにまとまったので居酒屋セットにはちょうど良いかと思います。その反面長時間使うと放熱がイマイチなので問題がおきるかもしれません。

 

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