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フリーランス・モーガル(22) SH15とDCCデコーダーBEMFコントロールの設定

フリーランスモーガルには、DCCサウンドデコーダーとしてMRC1617を搭載しますが、BEMFの設定がデフォルトのままだと、SH15モーターとの相性が悪く、低速でのモーターの回転ムラが目立ちますので、CV値を変更して調整しました。
このデコーダーでは、CV124がBack EMF Load control Intensityであり、0-255 で初期値は160です。

 CV124=160のままでは低速域での回転ムラが目立ちますが

 CV124=20に変更すると低速域の回転が滑らかになりました

SH15は4つマグネットが入った特殊な構造のモーターのようで、BEMFによるフィードバック回転制御のパラメーターは通常のモーターより低値にする必要があるようです。

1/30追記

結局CV124=0とBEMFによるフィードバック回転制御をオフにするのが一番調子がよくなりました。このデコーダーとSH15の相性はあまりよくないのかもしれません。



 

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加悦2号機保存のための寄付(ふるさと納税)に協力お願いします

この模型のプロトタイプである120形蒸機の最後の姿である加悦鉄道2号機が保存されている加悦SL広場は閉鎖されてしまいました。幸いなことにこの機関車と2両の二軸客車は地元の与謝野町で保存されるようになったようです。保存のための車庫を建設するための寄付がふるさと納税で募集されています。みなさんのご協力をお願いします。

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明治6年製造 国内で3番目に古い現存するSL「旧加悦鉄道2号機関車」を未来のために保存したい!

 この上のリンクをクリックしていただくと、ふるさと納税のページにジャンプします。

なおこの模型は返礼品ではありませんので念のため

私も些少ながら与謝野町にふるさと納税させていただきました。

 

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フリーランス・モーガル(21) テンダーにちょっと追加工作

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テンダー前面にブレーキハンドルをつけました。だるまやのエッチングパーツ使いましたが、この機関車には繊細すぎたかもしれません。またテンダータンク前端上面の半円状の部分には、給水バルブがあるはずですが、今回はちょっと設置するには形態的に無理があるので省略しました。

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台車回り止めのストッパーをφ2.0真鍮棒からつくりました。

DCCサウンド回線引き出し用の角穴も開けました。

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ウィーンで製造されたラック式ナローゲージ機関車

railtruckさんがツイッターで、ネットから世界中の機関車の紹介をされていますが、そのなかで最近ガツンときたのが、この760mmゲージのボスニア・ヘルツェゴビナの林鉄のラック機関車

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図は、英国のエンジニア誌に掲載されたもので、modelengineeringwebsite.comからの引用です

オーストリアのウィーン機関車工場Lokomotivfabrik Floridsdorfで製造された機関車で、オーストリア型の美しさにあふれていると思います。なお同社は、オーストリア・ハンガリー帝国で唯一 アブト式の製造ライセンスを持っていたそうです。

機関車の動輪径は800mmで、C型のホイルベースは2340mmのようです。

ちょっと簡単な図面も引いてみましたが、1/87では小さすぎて、1/80-75ぐらいが模型としては適当なようです。1/64ぐらいが大きさがよいようにも思われ、Sn30で12mmゲージというのも考えられますが、そういうスケールの模型は雑誌やネットでも見たことありません。あまり独自のスケールの機関車つくっても、列車に仕上げるには困るので、1/75 9mmゲージあたりが現実的な選択枝かもしれません。とはいっても内側のラック歯車車輪まで動かそうとするとOn30ぐらいにしないと厳しいですね。あるいは内側台枠にして16番化しても格好が良さそうです。

作りたい機関車は山ほど出てくるのですが、あと何両できるかと考えると・・・・

なお旧ユーゴスラビアのバルカン半島は、オーストリア・ハンガリー帝国の大きな木材産地となっていたようで、林鉄が発達していたようです。旧東側で、壁が崩れた後も戦争が続いたのであまり詳細がわかりませんでしたが、最近はVoieLibre誌などでも実物の紹介記事が載るようになってきました。

11/13追記

オリジナルへの某氏のツィートで、ウィキペディアにボスニア・ヘルツェゴビナ国有鉄道IIIc5形蒸気機関車 として情報が掲載されていることがわかりました。末期の形態ですが、図面もリンクされています

正面図もあるので以外にキャブ幅が広いことがわかります。これなら模型でアウトサイドフレームの厚みで幅が拡がってもまとめやすいです。

ラック式の駆動装置の図もありますが、これを模型化するのは1/76-87程度のの小スケールではむずかしそうですし、アウトサイドフレームも板台枠なので 作り込んでも隠れてしまいますね。

ドイツ語のwikiはこちら

また保存車両がザルツブルグ郊外の鉄道博物館にあるようです。これは一度現物を見に行きたいですね。とってもいつのことになるのか・・・

11/16追記

この機関車が走っていたのは森林鉄道ではなく、サラエボからクロアチアのアドリア海の港町に至る亜幹線のようです。

12/2追記

ボスニアのナローゲージ鉄道には、このメーカーとクラウスのリンツ工場が主に機関車を供給していたようですが、前述の特許の関係で、アブト式はこのメーカーの専売特許だったようです。クラウスはクローゼ式などの特殊な機関車も供給していました。

 

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フリーランス・モーガル(20) DCCサウンド搭載のため調整中

DCCサウンド搭載のため調整中です。

DCCサウンドデコーダーはやや旧式ですが、MRCの1617(現在廃盤のSL用ユニバーサルデコーター)を使っています。

コントローラーは、テンキーボード改造コントローラーを DSシールド2互換機に接続しています。

コントローラーとデコーダーや機関車のモーターへの接続は、改造したDCCテスターを利用しています。

モーターにミネベアのSH15を使用しているためか、低速部でコッギングによる回転ムラがあるようです。CV124のBemfのパラメーターを調整する必要がありそうです。

 

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フリーランス・モーガル(19)

現時点で、組み上げて写真を撮り直しました。

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米国型ならフロントデッキの端に短い手すり棒がついていると思ったのですが、あれはボールドウィンには必ずついていますが、ポーターにはついていないようです。

あとはDCCサウンド搭載して、塗装です。

 

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ルーマドリルホルダー(0.9シャーペン利用)

コンさんがルーマドリルホルダーを作られていましたが、0.9mm芯シャープペンシルを使えば簡単にルーマドリルホルダーが、できることがわかりましたので報告します。
0.9シャーペンも何種類か購入しましたが、¥500-1,000クラスの高級品は芯をくわえる三つ爪チャックが金属製なので、しっかりしてよいかと思いましたが、ドリルを回していると緩んでズレてくるようです。速記用として売られている、プラチナのプレスマンというブランドが、三つ爪チャックは樹脂製ですが、シャンクが1mmのルーマドリルをしっかりくわえることができるようです。

ルーマドリルの着脱は、ちょっとコツがいりますが、ドライバーなしでできるので便利です。シャーペンが一本¥200円前後というのもよいです。

柄は樹脂パイプのままつかってみましたが、強度も問題はないようです。もう少し短くても良さそうです。今後 柄を金属パイプにしたり、尻にベアリングをつけることも考えます。なお製品の樹脂パイプの内径は、2.3mm弱です。

20211103-15-32-09

※11/4 追記

結局樹脂パイプを短く切って、端面に8X6mmパイプを輪切りにしたものに6X2のベアリングをはめこんだ回転ヘッドをつけました。WAVEの真鍮パイプBセットの2.3mmパイプの中に1.8mmパイプを重ねて半田付けして段付きパイプにして、その尻に回転ヘッドをとりつけました。

20211104-1-27-43 

通常のピンバイスとの大きさの比較です。

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