高効率ギアボックス(3) 動輪を組み立てる
ギアの位置出し治具を使ってギアの位置をだしてロックタイトで固定します。dda40xさんのご指定のロックタイトは200番台ですが、今回は嵌め合い用の601を使って固定しました。
ギアボックスは幅が9mmありそのままでは入らないので、両側面を0.4mmずつ削って幅を狭くしました。この加工で一悶着ありました。
ウォームシャフトの端には、1.4mmナットから加工した六角ジョイントの受け手をロックタイト601で固定しました。
動輪はコンさんが頒布された位相合わせ治具を使って組み立てました。
Comments
ギアボックスはナイロン製のようですが、大気の湿度でも微妙に伸び縮みするようですが、問題のない程度なのでしょうかね。
日本の梅雨時期の多湿や冬の乾燥で走行性能が変わらなければ良いのですが。
ロックタイトは200番台を推奨らしいですが、263等の永久固着用ならともかく、222等の低強度を使うとすぐに外れそうです。
価格もさほど変わらないので本来のはめ合い用である600番台を使った方が安心できるように思いました。
Posted by: 森井義博 | June 08, 2022 10:05 PM
森井さんコメントありがとうございます。今回のギアはモジュールが大きいので、おそらく大丈夫だろうと思います。
ロックサイトは粘性が低く、流し込みやすい コンさんおすすめの601を使いました。
Posted by: ゆうえん・こうじ | June 09, 2022 07:10 AM
ケースを組んで、リーマで仕上げた後に、別々に削ったことで、微妙に嵌め合いが狂った可能性があります。最初に外側を削った後にケースを組み、リーマ加工すれば、良かったかもしれませんね。
作例が少ないので、試行錯誤しながらノウハウを蓄積するしかないように思っています。
Posted by: I田 | June 09, 2022 07:54 PM
I田さま コメントありがとうございます。
実は2個購入してあったので、現在使っているのは2個目です。1個目はオシャカにしました。
1個目は側面研削後にもう一度リーマーは通したのですが、おっしゃるようにギアの中心間距離が狂った可能性はあります。最初水研ぎして失敗したので、2個目は水研ぎせず乾いた状態で削って側面研削後にリーマー通しましたが、1個目ほどでありませんがビミョーにギアの中心間距離が 伸びており調整したらうまく回転するようになりました。
素材のナイロンは硬く、#120のペーパーの上に置いて上から押さえつけてかなり力を入れて削っているので応力変形を起こした可能性はあります。ただアレをフライスで、05mm削るのは困難だと思います。
開発されたdda40xさんには、3Dプリンターの製造上の制約でこれ以上は薄くできないようなので、最初から外側面ではなく組合せ面を0.5mm削る事を前提でギアボックスを設計することを提案しましたが、いろいろな要素がありすぐにはできないようですね。
Posted by: ゆうえん・こうじ | June 09, 2022 10:59 PM