旋盤の手回しハンドルをつくる
旋盤の主軸手回しハンドルを作りました。
製作法は、久島諦造さんの「ミニ旋盤をつかいこなす 応用編」に載っていますが、テーパー部分の切削が面倒そうなので、後回しになっていました。
時間があるときモノタロウのホームページをみているとイマオコーポレーションのコンパクト内径クランプが目に止まりました。本来は孔の開いた工作物をクランプするための道具です。メーカーの製品解説
これを使えば旋盤主軸の内側からクランプするタイプの手回しハンドルが簡単にできそうだと思いつくってみました。
長いネジの先端にこのクランプをはめて、後から締めナットで引っ張っています。ネジを締めると内径クランプが膨らんで主軸を内側からロックします。
ハンドルのツマミは鍋屋バイッテクのパーツです。
ML210に取り付けた状態です。
☆7/7追記
コンパクト内径クランプについてくる短い六角穴ボルトは抜いて、長いボルトに交換しました。
胴体は、φ15の真鍮丸棒の中央をφ5のドリルで孔を貫通して、主軸内に嵌まり込む部分を主軸内径のφ10.5に削って段付きにしています。
ハンドルは、3x15の真鍮フラットバーからの加工で、中央にφ5の孔を開けて、胴体をハンダ付けしています。念のため回転止めのピンを打っておきました。締めナットは、破損した延長エアホースの、廃品となった両端の止め金具から加工しました。中心にφ4孔をあけて、5mmネジを切りました 。
☆追記
メーカーのカタログみていたら PEPP10 拡張ピン (圧入タイプ) というのも目に止まりました。こちらの方がピンのテーパー角が小さいのできっちり固定できるのかもしれませんが、特殊なピンを使うので、今回の作例ように長ネジに交換というわけにも行かないし、価格もかなり高いので、私の使ったコンパクト内径クランプで十分な気がします。
☆7/19追記 寸法図追加 黄色い部分が今回製作した部分です
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