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つぼみのBタンク改造(5) 蒸気管をつける

つぼみのBタンクは、当時の縦型モーターを収めるためキャブの幅や長さが、かなり大きくなっています。逆にそのアンバランスさが好ましく、発売されてから50年以上経つのに人気がある秘密なのかもしれません。

とはいってもやはりボイラーが細く、煙室まわりが貧弱な印象なのは否めず、前後の重量感の視覚的バランスが悪いと思います。煙室横に単式コンプやエアータンクを置くとバランスはよくなるだろうとは思いますが、私の鉄道は真空式か蒸機ブレーキが基本なので、その選択肢はありません。あるいはそのバランス是正のために大柄なダイヤモンドスタック煙突をつけたバージョンが作られたのかもしれません。

そこで、独墺系の機関車にみられるスチームドームから太い蒸気管がシリンダーにつながっているような形態にしてみました。ナローだとクラウスなどでよくある形態ですが、鉄道省の機関車だとスチームドームから蒸気管がでているのはエスリンゲンの3900とマッファイの4500ぐらいだと思います。重量感をつけるためディフォルメして少し太めにしてみました。スチームドームにつく蒸機弁の形態はよくわからないし自作するのも面倒なので、これも彼地の機関車によくあるカバーされた形態としました。

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蒸気弁カバーは3mm角棒から削り出し、蒸気管は非快削材のφ2.0真鍮棒をよくナマして曲げました。これでちょっと前から見た時のバランスがよくなったと自分では思っていますがいかがでしょう?

実物では 蒸気弁がスチームドーム前にある場合 蒸気弁から、スチームドーム、サンドドームを貫通してキャブまで作用ロッドが伸びていますが、それは省略しました。

サイドタンク前方のボイラー側面に給水管と逆止弁をつけようかともおもいましたが、視覚的に煩くなりそうなので、サイドタンク内側にあるという想定にして省略します。

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