映画 大列車作戦のロコ
大列車作戦(原題 The Train)という、1964年製作の米伊仏合作の映画があります。ストーリーは、第二次世界大戦末期にナチスドイツが占領下のパリの美術品をドイツにに列車で移送するのを阻止するという話です。
このなかで、列車を阻止しようと脱線させた蒸機に、絵画輸送列車の切り離された蒸機が突っ込むというシーンがあります。
この映画の一部はYouTubeで見ることができます。この衝突シーンが出てくるのは2分45秒あたりです。その前30秒あたりで走行中のピン・リンク連結器の解放(もちろん実写)も出てきます。
突っ込む方の蒸機は、フランス国鉄のÉtat 3701 to 3755 というテンホイラー(4-6-0)で、同系機がフランスミュールーズの鉄道博物館に保存されているようです。
突っ込まれる方は、フランス国鉄で030型 C530-860というクラスに分類されているC型テンダー(0-6-0)のようです。この機関車を作りたいとH御大がいわれるので、ちょっと調べました。
映画とはいえ機関車をこうやって潰してしまうのは勿体ない気がしますが、1964年ごろはフランスでも蒸機がまだたくさん残っていて無煙化の途上だったのでそういう感覚はなかったんでしょうか
ちなみに主演のバート・ランカスターは、鉄道を題材とした映画では、カサンドラクロスにもマッケンジー大佐として出ていますが、自分にとってはヴィスコンティの家族の肖像の教授のイメージが一番強いです。
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