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「三訂版O&Kの機関車」が刊行されました

機関車史研究会・近藤一郎氏の「三訂版O &Kの機関車」が発売されたそうです。クラーケンさんのfacebookからの引用です
11月号TMSに記事を載せていただいた、日昇工業改造の西大寺風コッペルもこの本の初版と改訂版を全面的に参考にしています。日本のコッペルの集大成なので、どんなバリエーションがあるか形式図をみていくだけでも楽しい本です。

コッペル・マレーなどは日本に輸入されていないので記載されていませんが、外国のコッペルについて調べるときにも、よい参考になる本です。

金田さんの機関車史研究会の本で、コッペル本が真っ先に売り切れて、版を重ねて 改訂第三版が出るようになったようです。

コッペルの蒸機がお好きな方多いようですが、他の機関車メーカーの本もまだ版元在庫があるようなので入手されることをお勧めします。ヤフオクからも購入できます

近作のバグナルも、機関車史研究会の「バグナルズの機関車」を全面的に参考にしています。

 

 

 

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オープンキャブのバグナルをつくる(5)

色はタミヤのブリティッシュグリーンを塗りました。

番号はだるまやの切り抜き文字を貼って、ナンバープレートは銀座軽便倶楽部のエッチング製に黒色をいれてから貼りました

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トーマモデルワークスの「中遠バグナル」のキットをセミオープンキャブに改造したいと思ったのは、このキットに入っているバックプレートパーツの出来に惚れたからでした。キットのままだとキャブの開口部も小さく、ちらっと見えるだけなので、これがはっきり見えるようなモデルにしたかったのです。

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汽笛は前妻板に取付、汽笛は細密パイプを切って芯の真鍮線と割ピンを組み合わせたものに被せました。

煙室とボイラー境界の金色ボイラーバンドは、1mm幅のネールアート用のテープを貼りました。

煙室ハンドルは元の一体成形を削り取り、ハンドレールノブと真鍮線から作ったパーツを取付けました。

動輪間の集電パーツは銅色が目立つので、上からカモイの黒マスキングテープを貼りました(メーカーさんのアドバイスです)黒マスキングテープ、百均のは表面だけ黒で断面は黒ではないが、カモイ純正は中まで黒色で、切断しても断面が黒なので純正品がよいそうです。

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今回は塗装前までは順調に進んでいましたが、最後に大失敗をしました。ベランダで塗っていて、コンクリの床に落としてしまったのです。右サイドタンクと煙室が割れて、瞬着で接着しましたが、よく見ると割れ目が残ってしまいました。最終塗装の前だったので、もう一度きっちり下地処理をし直す気にはなれず、瘢痕が残りました。また煙室下部の蒸気管のパーツが割れて紛失してしまいました。上の写真をよくみるとおわかりになると思います。(ブログにはコンさんに倣って失敗したことも、隠さず赤裸々に書く方針にしています)

また塗装の下地は、真鍮と3Dレジンのハイブリッドなので、金属部分を中心にミッチャクロンを塗ってから、レジン部分中心にサーフェーサーを吹きましたが、相性がわるかったのか鮫肌になってしまいました。表面を研磨して再塗装したので、少し厚塗りになってしまいました。また3D製特有の積層痕も完全に消せませんでした。

落下して割れたのは、同じ樹脂といってもスチロールやポリアセタールとは違って3Dレジンは固くて脆いために生じた現象だと思います。とはいってもメーカーさんで上回りの机の高さから床への落下試験はされているようですが、特に問題はなかったそうです。落下したときの打ち所が悪かったのか、キャブを切り離した加工をしたときにヒビが入っていて通常では問題ない程度の衝撃で割れたのかもしれないということになりました。またメーカーさんではこれまでに同社製3Dプリントのレジン製ボディーシェルを切り継ぎ加工した作例は知らないといわれました。はっきりいって私も今回工作してみて3Dレジンはあまり切ったり削ったりの大規模な加工には向かない素材のような気がしました。

また薄くすると割れやすくなるので、今回のオープンキャブのような薄い板厚を見せる部分は、3Dレジンで作るのは難しいと思います。現時点では3Dレジンとエッチング板のハイブリッド構成が現実的だと思います。ペアーハンズさんはそういう構成のキット出しておられるようです。

最後にケチがついて気分がかなり凹みましたが、何とか模型も自分の気持ちもごまかして、完成に持ち込みました。

カプラーは、ガーラットにつけた二刀流カプラーを取り付ける予定です。

クラブの総会まで三週間となりましたので、お題のつぼみのBタンク改造の工作に戻ります。

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TMS11月号に西大寺風ミキストの記事が掲載されました。

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TMS11月号に拙作 西大寺風ミキストの記事が掲載されました。

今回は名取編集長にお願いして、拙稿に加えて編集部で実物写真を盛っていただき、実車がどんな機関車・列車だったのか、あまりご存じのない方にもイメージが湧くような記事にしていただいております。

また賛否はあると思いますが、模型製作内容については要点を記すにとどめ、詳しい模型の作製内容は、記事末の参考文献に挙げた私のブログ(機関車客貨車)や 参考にさせていただいた今野さんのブログ2020/12/29〜2021/1/13やあおのさんのブログ2020/12/29〜2021/3/21を参照していただけるようにURLを記載するかたちとしました。

蒸機工作派は少数派になっているので、製作技法を詳述してもあまり興味を持って読んでいただけないと思い このようなスタイルの記事にしました。正直なところ実際私も最新型の電車などの製作記事はあまり読んでいません。

また今回のロコは日昇工業のキット、客貨車はアルモデルのエッチングキットを大幅改造 いわゆるKitBashingしたものです。

なおこの記事の内容についてご質問・ご意見があれば本メッセージへのコメントの形で受けさせていただきます。コメント非公開をご希望の方はそのようにしますがメールアドレスの記載がない匿名のものは無視して消去しますのでご了承ください。もちろんコメントとして公開する場合でもメールアドレスは公開しません。

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On3の機関車

あまりゲージが増えても収集がつかなくなるので、6.5の倍数のゲージはやらないと心に決めていました。乙ゲージや13mmには手を出さなかったのですが、実は19mm 1/48 On3の蒸機を持っています。

今回Dさんの高効率ギアを入れることができる車両はないか自分の車両を探していると、このOn3のモーガルが目に止まりました。動輪径20mmで自重も400g以上あるので好い対象のように思えました。

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モデル自体は数年前ネットオークションで一目惚れして入手したものですが、箱にもメーカーや機種の記載はなかったので、その出自はしりませんでした。今回日本製のブラスモデルに詳しい友人のN君に相談したところ、GEM製のNew Berlin & Winfield鉄道のモーガルだと教えてくれました。同時にOn3にまで手を出しているのかと呆れられてしまいました。

このモデルについては、ノーブルジョーカーのSさんがブログに書かれています。Sさんもダックスのような雰囲気が気に入って入手されたそうですが、わたしも同じです。

またこの機関車の実物は今復元作業中で、完成予想図もネットでみることができます。主要諸元はこちらに情報があります。

On3は線路も持っていなかったので、試走用の線路が要ります。フレキシブル線路ぐらいあるだろうと思って探したのですが、現在は米国市場にもないようです。過去にはPSCなどから発売されたこともあるようですが、現在は入手できません。Yさんによると廃業した篠原模型線路のカタログにも一応載っていたらしいですが、結局米国の模型店から注文が入らず、実際には生産されなかったらしいです。On3をやっているモデラーさんは皆さんハンドスパイクされるそうですが、私は数mぐらいの直線ならともかくエンドレスの線路をスパイクする根性も気力もないので、ちょっと途方にくれてしまいました。

On3は現在米国でも、あまりやっている方がおられないらしいです。バックマンが安くてよく走るOn30出してからOスケールのナローゲージは16.5mmゲージに移行してしまったのでしょうか 今でもOn3のブラスモデルは少数ながら製造されているようなので、コアなファンはおられるようですが、絶滅危惧種のような存在になっているのもしれないと思いました。

 

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なお機関車を分解してみると、動輪φ4.0の段付き車軸で、6mm角の軸箱が嵌まっていることがわかりました。したがって車軸の太さが違うのでDさんの高効率ギアはそのままでは組み込めないことも判明しました。いっそのこと車軸を作り直して、入手時にちょっと頭をよぎった16.5mm On30への改軌するのもよいかと思い始めました。

フレームも挽物のスペーサーを利用したものではないので、簡単に幅を詰める加工ができそうです。

ただしそれだとちょっと簡単に工作と言うわけにもいかないのでまた箱の蓋を閉じてしまいました。

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じつはうちにはもう一両On3の4-4-0があります。これは杉山模型の製品なので、このままにしておこうかと思っています。

※追記

このモーガルはModelRailroader1966年2月号に図面とSn3のスクラッチの機関車の記事が掲載されているそうです。railtruckさんに教えていただきました。

Sn3のスクラッチの機関車の記事は同誌1968年5月号です。railtruckさん失礼しました。

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オープンキャブのバグナルをつくる(4)

バグナルが未塗装完成になりました

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汽笛は妻板前面につけました。塗装後極細パイプを輪切りにした汽笛を接着します。

 

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手ブレーキは少し大きめですが、エコーのロストパーツを取り付けました。

真鍮製のキャブと3Dレジンのボイラー・タンクは、セメダインスーパーXで接着しました。

当鉄道としては異例の速さ といっても二週間で完成しました。

色は迷わずブリティシュグリーンを塗ります。

 

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つぼみのBテンダー改造(1) ボイラー改造

つぼみのBタンク改造でテンダーをとられてしまったBテンダーですが、こちらは米国型風に仕上げることにしました。

とはいってもつぼみのBシリーズ蒸機にはサイドタンク上に四角いボイラーの火室部がついています。欧州型だとベルペアー火室に見立てることもできますが、米国形とすると似合わないので、ここはワゴントップボイラーのような形にして何とかまとめました。この火室部がつぼみ製品の特徴なので撤去するのはためらわれましたが、形態的にまとまらないので撤去しました。

ドームは罪庫してあったジャンクパーツを使いました。カツミの弁慶用かもしれません。煙突は宮沢のBテンダーの派生品です。煙室戸は珊瑚の200用のドロップパーツがちょうど嵌まりました。

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オリジナルの火室部です

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ドイツ風?にしたB タンク改造Bテンダーと並べてみます

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この機関車はBタンクにテンダーをとられてしまったので、以前ネットオークションで入手した宮沢Bテンダーのテンダーをつなぎます。米国形ならこのくらいテンダーが長い方が見映えがします。

※追記

つぼみのBタンクではあの角張った火室が特徴ではありますが、なぜか宮沢のBタンクでも同じスタイルの火室がついています。設計者がおなじなのか、スタイルをパクったのか、宮沢がつぼみに製造下請け出していたのでしょうか?

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またこの珍妙なスタイルの火室、どういう経緯で生まれたのでしょうか?最初はモーターの出っ張りをを避けるためかとも思ったのですが、私が入手したころの縦型モーター入った製品でも、モーターの当たりとはおもえないし・・・

このデザインの起源ご存じのかたおられますか?

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オープンキャブのバグナルをつくる(3)

キャブを組み立てて本体に取り付けてみました。後部妻板は上半分をカットして、セミオープンキャブにしました。手すり・支柱はφ0.5洋白線、屋根板はt0.2洋白板から作りました。床板はt0.5の真鍮板から加工しました。

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3Dプリントのキャブディテールがよく見えるようになりました。製品ではキャブ開口部からチラ見しかできませんが、これだけのディテールが表現されているのにもったいないと思います。

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製作途中です。フレームの動力ユニットを削るわけにもいかないので、取付金具をつくって床板にはんだ付けして、これにネジ止めしています。後部妻板なしのフルオープンキャブ化も考えたのですが、このフレーム飛び出し部がモロ見えになるのも不○工なので、セミオープンキャブにしました。

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まだ汽笛はつけていないのですが、キットのプロトタイプとなった中遠鉄道の機関車は、屋根上についています。実物はサドルタンク+フルオープンキャブからサイドタンク+クローズキャブに日本で改造されたようです。バグナルではメーカー出荷時に前妻板のないフルオープンキャブのものは汽笛は屋根上ですが、前妻板つきのものは前妻板についているのが多いようです。もう少し汽笛の取付位置については検討してみようと思います。

 

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東京人11月号 鉄道150年特集バックステージ facebook より

鉄道150年特集バックステージという記事がfacebookに連載されているので引用します。
高瀬さんが書かれているようですね




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3年ぶりに軽便祭にいってきました

もう1w経ってしまいましたが、3年ぶりにリアル開催された軽便祭にいってきましたので、所感をかかせていただきます。もう皆さんがたくさんレポートされているので、自分の気になったところだけをちょっとつまみ食いのように書かせていただきます。

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まず5階の展示です。

車両では、ガーラットやマレーなどを精力的に作っているしいたけ君の車両に感動しました。アルモデルの動力を二組使用しているとききましたが、やはり発想が柔軟です。若いのはうらやましいと思いました。

栂森さんのギターケース収納型レイアウトでは、ターンテーブルなど手動で確実なオペレーションをされているが印象的でした。

他の車両やレイアウトは、皆さんブログなど紹介されているので

次は6階の路面電車モジュール

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もう素晴らしいのひとことというか、ここまでストラクチャーに熱意をもって、時間をつぎ込めるのは羨ましいと思いました。

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もう作って十年経つといわれていましたが、石井さんの機関庫です。何度みても素晴らしいとおもいます。道具や小物の配置が絶妙です。

あと6階では大竹さんの、モジュール拝見しましたが、もう素晴らしいとしか言いようがありません。展示場で、タブレットでメイキング画像も流されていましたが。爪楊枝にマスキングテープを貼って旗のように立てている画像がありました。これは製作時まず建築物のモックアップを仮配置するように、木の位置と日射方向を検討してから、地面を仕上げて植樹したといわれていました。木はすべての方向に対称ではなく、日照方向で枝の伸び方は変わる といわれてみればなるほどなのですが、なかなかそこまでは気がまわらないです。

あと阪本さんのOn3の迫力のある走行をみて、うちも罪庫秘匿中のOn3の車両を整備してみようかとう気になりました。野村さんのOn2のマレーコッペルも拝見しましたが、コンさんが1/87のキット作られたのとは大きさが違うのでかなり印象が違いました。なおわたしはコンさんのキットは、うちは1/80だからという理由をつけて購入を見合わせました。

あとせっかく上京したので、前日にKATOのショールームであったOpenSound Meetingに少しだけお邪魔しました。

また余った時間で

新橋の鉄道資料館の「鉄道開業150年記念 新橋停車場、開業」

原宿の太田記念美術館の「はこぶ浮世絵 ―クルマ・船・鉄道ー」という展示会をみてきましたが、

両者ともまあまあでした。

前者の新橋の展覧会は図録は購入しました。

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後者の浮世絵の展示では鉄道関係は10枚以下で、今春川崎の鉄道浮世絵展でみたのと同じものが多かったので少し期待外れでした。川崎の展覧会行かれた方なら行かなくてもよいと思います。ただ夜雨の新橋駅の黒一色の版画は、光の加減の表現が素晴らしく、鉄道画ではポール・デルボーの絵に通じるものがあり気に入りました。

※10/10追記

軽便祭で印象的なのはとにかく皆さん走らせて楽しんでいることです。どの展示ブースでも車両が快調に走っていました。HO軽便モデルは最初からNゲージ既存動力装置の流用が多かった歴史的経緯もあり、現在はアルモデルやナローガレージ、トーマモデルワークスなどから、ロッドのついた動力ユニットも多品種供給されているので、蒸機製作の敷居は下がっていると思います。C62やD51などの制式機の下回りパーツの入手もムズカしくなり、そのまま買ってきて使えるロッド付き下まわりがない16番とは大きく違うと思いました。16番・HOでも電車などは簡単によく走る下回りパーツが入手できるので、また違うのかもしれませんが・・・

 

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オープンキャブのバグナルをつくる(2)

キットのボディーを前妻板の位置で切断して、エッチング板を加工組み立てしたキャブと組み合わせました。うちは英国型は1/76 OO9の設定なのでキャブの背は、キットオリジナルより約1mm高くしています。

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最初はパーシーのときと同じようにキャブを切り取ります。糸鋸で切断するとき水滴を垂らすと切り粉が団子状になって、始末がしやすいです。

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キャブディテールのついたバックプレート?と組み合わせると、前妻板のないフルオープンタイプもやってみたいと思います。

ここで右サイドタンク上板にヒビが入っているのに気づきましたので、瞬間接着剤を流して修復しました。3Dプリントのレジンは脆いので気を付けて加工したつもりですが、注意が足らなかったのかもしれません。

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レジンボディーのキャブ側板は、前妻板の位置できりとって、真鍮製のキャブと組み合わせます。

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とにかくレジンは脆いので、少し大きめに切断して、耐水ペーパーで削った方が綺麗に仕上げるようです。切削時には水を垂らしてけずれば、レジンの粉も飛散しません。糸鋸で切断したりヤスリで削ると非常に細かい白い粉が出ます。

屋根や腰板のみの後妻板をはんだ付けしてから、ボイラーなどのレジンパーツを接着するつもりです。

キットはサイドタンクとキャブ側面はツライチですが、金田さんのバグナル本の写真をみるとキャブ側板の方が少し出ばっているようなのでこれでヨシとします。

今回の機関車の製作にあたっては、この本を参考にしています。

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機関車史研究会から1980年に発行されています。

今もヤフオクから購入可能です。

バグナルズの機関車 出品者henschelundsohnで検索してください

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オープンキャブのバグナルをつくる(1)

3年ぶりのリアル軽便祭へ行って購入したトーマモデルワークスの中遠鉄道のバグナルのキット。下回り組み立て済で、上回りは一体の3Dプリントなので、サクッと塗って組み立てるのがよいのでしょうが、キャブディテールのよくできた一体成形のパーツも入っているので、以前から作ってみたかったオープンキャブのバグナルに改造することにしました。前妻板もないフルオープンキャブも考えましたが、模型としての強度や切り継ぎ作業のことも考えて後妻板上半分の開いたセミオープンキャブにすることにしました。

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一体のボディから キャブの部分は大きく切り落として、以前蝸牛工房のブランドでつくったウェールズタイプタンクロコ改造エッチング板を改造して作るキャブを合体させるハイブリッド構造にすることにしました。

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まず手始めにキャブのパーツを切り刻んでみましたが、ちょうどよい大きさのようです。

 

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東京人11月号 開業150年 鉄道を作った人々

東京人の11月号は「開業150年 鉄道を作った人々」です。

鉄道150周年便乗のいい加減な雑誌特集や本も多いですが、この本は内容のしっかりした硬派の本物です。

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畏友のクラーケンさんが、150形と190形について、存分に語られています。

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海を渡る機関車」を書かれた中村先生の記事も、日本に入ってきた英米独の機関車の移り変わりについてわかりやすく書かれています。

さすが鉄道に詳しい編集者の高瀬さんがプロデュースされた特集だけのことはあります。

ちょっと古い時代の鉄道好きにはたまらない一冊の本です。是非お勧めです。

なおこの本は、amazonのキンドル読み放題でも読めますが、私は紙のリアル本買ってしまいました。

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