KKC総会に参加してきました
先日東京で、所属クラブKKCの年次総会が開かれましたので参加してきました。
「真鍮蒸機工作が鉄道模型の王道」というエコーチャンバー効果の効いたタコツボ的な空間ではありますが、自分にとっては心地よいイベントでした。このクラブは手を動かしているモデラーの集まりなので、皆さんの作品拝見しながら、どう作ったかや失敗談などざっくばらんに話が聞けるのが最大の楽しみです。
皆さんの素晴らしい作品が集結したのですが、ちょっと自分の気になったモデルについてご紹介させていただきます。
Mさんのトビー6200はテンダーモーターを通常の機関車本体へのモーター搭載に改造し、テンダー内には、KATOのEF81用スピーカーユニットが収められていました。KATOサウンドボックスからBluetoothで音を飛ばす仕掛けです。テンダー上面はひらいており、ここにペーパーの上に石炭を捲いたものを載せるようになっています。写真には撮っていませんが、床板には孔が開いていてスイッチモジュールが顔を覗かしていて、そのUSB端子から充電するようになっていました。テンダーが金属製だとシールドのようになって電波が飛ばないのではないかと思いましたが、上蓋をペーパーにしているので全く問題ないそうです。
以前私が自作したワフ音源車も同じ仕掛けですが、充電がせいぜい一時間ぐらいしかもちません。KATOのこのユニットは数時間はもつとのことです。
なお会場で他の方とも話したのですが、このサウンド方式の弱点はリチウム充電池を使っているので、最低数ヶ月ごとに最低一回は充電しないとリチウム充電池が過放電をおこして、ダメになってしまうことです。携帯電話のように毎日充電していれば、過放電を気にすることはないのですが、模型車両のように年数回しか走らせないものだと、保守管理が少し厳しいように思いました。リチウム電池を消耗品と考えればよいのかもしれませんが、やはり電池搭載の方が良いのかもしれません。
またKATOのサウンドボックスは、同社の製品のプロトタイプのサウンドカードしか発売されないので、これも大きな制約です。サウンドカードの仕様も非公開なので自作も無理だし、サードパーティーからの製品の販売も期待できそうにありません。
「犬に馬車を牽かせる」ようなものと物議をかもしだした自分の高効率ギアを搭載した6200に、Tさんの作られた慣性増大車を連結して、急に逆転させて空転させるのもやってみました。なおモーターは最初の8mmコアレスモーターでは力不足で、10mm角のSE10に交換してあります。慣性増大車は拡大写真を撮り忘れました。自分はこの手のイベントに行くと夢中になって写真を撮り忘れることが多いようです。
被写体が小さく、わかりにくい動画で申しわけありません。急に逆転すると空転しています。
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