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コッペルの0-8-0タンク(1)

私はコンさんの模型をみると、それと似たようなモノを作りたくなる習性が私にはあるようです。最近作った西大寺タイプのコッペルや赤いモーガルも、コンさんの作品に触発されたものです。今回もコンさんがブログでコッペルのDタンクを作る話を書かれたのをみて私も同じようなロコを作りたくなりました。

とはいっても私はコンさんのような、コン情もコン気も持ちあわせていないので、既製のパーツなどをできるだけ使って、お手軽にまとめることにしました。

コンさんは最初にアルモデルのD型蒸機用動力装置を検討されたが、結局大きすぎるということで、ポーターのDタンク用に転用されるようです。うちはナローゲージのスケールは米国モノ以外1/80-76としているのでひとまわり大きく、何とかこの下回りが使えそうです。というわけで、まず手持ちのホワイトメタルのコッペル用シリンダー、おそらく10年近く前の軽便祭で購入したアルモデルのジャンクパーツを仮に取付けてみました。スライドバーユニットの台枠取付部と当たらないように、モーターツールで削ってあります。現在は台枠に両面テープで貼っていますが、最終的にはD型下回りのスライドバーユニットに接着します。

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バルブギーは省略しますし、スライドバーもダブルのままにしておこうかと思います。スローも結構効くのでモーターやギアもこのままにしますが、フライホイールはつけようと思います。とにかくアルモデルの動力装置は、精密にできているので下手に切ったり貼ったりさわらないほうがよいというのが、私の経験です。

上回りも猫屋線蒸機改造キットを利用して手軽にまとめる方針でやります。こういう気分転換にちょっと手を出す浮気対象のモデルは、あまり凝っていると嫌気がさして、仕掛り罪庫化するのが私の通例なので、さっと仕上げるのがよいようです。1,2か月以内(実工作日数7,8日程度)での完成を目指します。

 

 

 

 

 

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最近購入したモーター

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数年前秋月電子で販売され、その後コンさんが発注されたミネベア製の15mm角モーター(手前)ですが、メーカーのラインナップでは、長さが3種、回転数が2種あって計6種類あるようです。手前のモーターはコンさんが発注された短の低回転型です。
今回米国の電子部品店Digikeyに中の高回転型の在庫があったので注文してみました(後ろ)
長さは25mmあります。高回転型といっても無負荷回転数は7000回転弱なので、大きさからいっても従来の16番/HO蒸機の交換用にはよいモーターではないかと思います。

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IMONのコアレスモーターは性能はよいのですが、発売当初の倍ぐらいに値上がりして懐に厳しく、スイスのマクソンもスイスフランの対円レートが高くなったこともあり、気軽に使える値段ではなくなってしまいました。そこで中華製のコアレスモーターを取り寄せてみました。
手前から、13φ32mm長 rpm8700、15φ24mm長rpm10000、17φ25mm長rpm12000 です。
試しに回してみた感じでは、強力で使い物になりそうですが、耐久性とかは未知数です。
ただ価格がimonコアレスの一割程度なので、コスパ考えると試しに使ってみようかと思っています。

これらのモータいずれも千円台です。

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(3)

二両目の下等郵便合造車の下回りを作りました。

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この客車は、KATOの二軸貨車用のポリアセタール製軸受に珊瑚の古典客車用軸受を貼っています。そのためKATOの貨車と同じようによく転がります。ちょっと傾いている机の上に置くと自然に走り出すぐらいです。

2009年にこの軸受を作った時は、ゴム系接着剤G17で貼ったのですが、やはり少し剥がれたものが出てきました。ただ大半はまだしっかりくっついています。ポリアセタール樹脂は難接着素材ですが今回は、プライマーを塗ってアロンアルファで接着してみました。一応しっかりついていますが、今後の経年変化をみたいと思います。

また低い位置にステップを付けてしまったので、これまでの構造では分解が困難になりました。そのため床板を左右に分割する構造にしましたのでまた工程が増えました。自分の意識としては、やはりブラスモデルは分解できるべきだと思っています。韓国製ブラスモデルの一部にみられるブレーキ関係のパーツなどを接着剤で後付けして、分解できないようになっているのは邪道だと思います。

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IORI工房のリンクカプラーは、見栄えよく強度もあるようですが、ピンセットを使って連結・解結するのはやはり少ししんどいですね。

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阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(2)

年末と元旦は電子・電気工作で終わってしまいましたので、今日は模型工作を始めました。

来年2024年は、阪神間鉄道開業150年です。そこで、放置していた小型二軸客車を仕上げることにしました。

もう20年以上前に古典客貨車の大家のSSさんがエッチング板をつくられたのをわけていただいたものがベースです。それから数年して一旦組み立てたのですが、珊瑚の古典客車用軸受をつかったこともあって、客車の牽引抵抗が強く、その当時作った160形で4両を勾配では牽けなかったので、塗装する気もおきずお蔵入りになっていました。

その後5,6年ぐらいたって、転がりの非常によいKATOの二軸貨車用軸受けを組み込み、走行性は格段に向上しましたが、また塗装せず放置していました。

2019年JAMでわんわんさんのグループで「京阪神を走った車両」を共同展示したときに120形お供として展示させていただきました。

塗ろうかなと思っていたところに今度はJohn England氏の写真が発掘され、それを見ていると、またいろいろ新しい情報を得ることができました。京阪神(西部局管轄)の二軸客車は京浜間のものとは違って、低い位置にステップがついていることなどが判明しました。それでまた追加工作したくなりましたが、手つかず放置していました。

台枠側面のディテールも最初は省略しようとしていたのですが、John England氏の写真をみてしまうと、やはりディテールをつけたくなりました。ちょっと手加工では大変だったのでエッチング板を外注しました。まだパソコンの画像データでエッチング板の原版作ったことが一度もなかったので、よい練習になりました。

前置きがながくなりましたが、仕掛かり品の二軸客車に、エッチング製の台枠側板を取り付けました。一部のボルトなどは、凹のエッチング部分に真鍮線を植え込んであります。

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カプラーはIORI工房の連結可能なリンクカプラーをつけました。この製品のよいのは、カプラーポケットが、ケディーの#5の取付位置などに準拠しているので、ネジを弛めれば、すぐケディー#5などにに交換できることです。この小型二軸客車群は、他の客車と混結することはまずないので、固定編成のように考えて、機関車側のみケーディーにすればよいかとは思っています。ただ裸眼でピンセットを使って連結するのは老眼の身には厳しいですね。

1/3にやっと模型工作初め?しましたが、なんとか三が日に手を動かすことができました。

 

 

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謹賀新年2023

あけましておめでとうございます。

毎年同じことを書いているようですが、今年の目標も仕掛り品の完成と罪庫の解消です。

クラブの課題でも

一昨年のコンソリの オーストラリア型ピーコック製コンソリ・テンダー

昨年のB形蒸機の つぼみBタンクのテンダー化 マン島の2-4-0タンクの動力化

がまだ仕掛かり状態です。

ちょっとツイッターにおふざけで漢詩のパロディー書いてみましたが、結構「いいね」がついたので、もう少し手を加えて五言律詩風に仕上げてみました。

嘆 白 我 惜 休 多 改 夢
易 頭 誓 時 暇 忙 歳 破
抜 掻 転 始 抵 連 多 在
堅 更 罪 工 万 幾 積 罪
忍 短 財 作 金 月 箱 庫

右から縦によんでください。

夢破れて罪庫あり
歳改まるも積箱多し
多忙幾月も連なり
休暇万金にあたる
時を惜しんで工作を始む
我罪を財に転ずると誓う
白頭掻けば更に短く
堅忍抜けやすきを嘆く

以下現代語訳のつもり

(作って完成させる)夢をもってキットを買ったが、組めずに在庫ばかりが増えている
一年経ったが、相変わらず手つかずのキットの箱が多く積まれている
ずっと仕事が忙しいのが続いているので
(年末年始の)休暇は非常に貴重である
(酒食に溺れてゴロゴロせずに)時間を惜しんで工作を始めようとおもう
(新年にあたっては)作らずに放置しているキットの在庫を完成させて、罪庫を宝(財庫)にしようと誓ってみる
とはいっても白髪の頭は更に短くなり、歳を取っているのを感じる
(若いときのように模型製作のための)根気が続かないのを嘆いてみる

ネタはご存じ杜甫の「春望」です。お粗末さまでした。

ことしも汽車(蒸機列車)を作り続けようと思うのでよろしくお願いします。

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あおのさんのPFM/SL-1方式サウンドシステム(続)シリアルポートをつける(2)

ちょっと接続でトラブルもありましたが、あおのさんのサポートで、サウンドシステム3のUARTシリアルポートから外部機器に接続できるようになりました。以前作ったUSBテンキーボードコントローラーを接続しました。

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制御通信規格がDSair2などのDesktopStationさんのSerial Communication Specificationに準拠しているので一工夫すれば、その外部操作機器が使えます

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外付け5V機器からの信号を10kΩと4.7kΩの抵抗で分圧して、3.3Vレベルの信号に変換してサウンドシステム3のRX端子に入力します。

(追加)今回のテンキーボードコントローラーは独自電源をもっていないので5Vラインを接続して、サウンドシステムから5Vの電源電流を供給しています。

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フロントパネルにソケットと入力信号を5->3.3Vに変換する分圧抵抗の基板をつけました。

とりあえずテンキーボードからサウンドと速度、前後進スイッチの切替が可能となりました。

DCCとはスイッチのトグルとモーメンタムの切替操作も違ってくるので、専用コントローラーを作る予定です。できれば汽笛はスイッチではなくレバーで操作したいです。

DSairのシリアルポートから、シリアルコマンド流しだせるようにスケッチを改造すれば、DSairを経由したタブレットやスマホからの無線操作も可能になると思っています。それはおいおい開発して、また報告します。

 

 

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