9600(4) シリンダーブロック(続)
このキットのような構造のシリンダーブロック組立てるときは、前後板をハンダで仮止めして孔をあけて、その孔に真鍮線を突き刺して組立てます。真鍮線の位置は取付板に合わせています
突き通した真鍮線の上に取付板を置いて、ハンダ付けします。このやり方だと直角治具などを使わなくても、正確にハンダで組み上げることがでできます。なお昔からよくあるシリンダーブロックを二重ネジで止めるのは嫌いなので、シリンダーブロックは、ボイラーを止める中心ネジ?の左右にネジ孔を開けて、その2本ネジで止めるように改造しています。
シリンダー後蓋を取り付けロッドの当たりをみます。メインロッドをクロスヘッドに取り付けるのは、キットのカシメピンではなく、IMONのロッドピンで取り付けました。ただしクロスヘッドの厚みが厚いので、裏面のメインロッドが当たる部分を薄く削る必要がありました。
オプションで売られていたロスト製先台車を仮付けして。カーブでの当たりをみましたが、550Rでも先輪がシリンダー前蓋に当たります。
キットのままだと600Rがギリギリ、余裕をみると700Rぐらいが通過可能な設計のようです。
直線専用機にするつもりはないので、飛び出す先台車の機構を組み込もうかと考えています。9600だとできれば450Rぐらい通したいと思います。シリンダー尻棒も可動式?にして取付できないか考え中です
それからこのキットの先台車の心向棒長さは23mmですが、一軸先台車の心向棒の公式 b*(a+b)/(a+2b) a:先輪と第1動輪の距離 b:動輪の軸距離 に当てはめてみると 57*(31+57)/(31+2*57)=34.6となりますのでかなり短いようにも思いますが、キットの構造上これ以上長くするのは難しいです。
ただし第4動輪を無視すると 38*(31+38)/(31+2*38)=24.5 となりキットの値に近くなります。第1-3動輪は横動を殺して、第4動輪に横動を効かせるのがよいのかもしれません。
なおこの先台車公式は、むすこたかなしさんが数学的に証明されています。
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