阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(13)塗装と仕上げ (続々)
屋根は、ジャーマングレーの単色では不自然なので、ウェザリングしたら落ちつきました。今回はホルベインの顔料でLampBlack(油煙)を使いました。擦りつけすぎると艶が出てしまうので要注意です。タミヤの缶スプレーはベンジンでは溶けないと思っていましたが、少し溶けるようなので、最後にベンジン浸けたペーパータオルで擦ると固定されるみたいです。屋根と車体の塗り分けの乱れは、#2000のペーパーで仕上げて、屋根断面にタミヤの黒のつや消しエナメルマーカーをひきました。
客車のインテリアまでは作り込まないつもりなので、中等車はIMONのロングシート(24mmと52mm)から加工したシートを両面テープで固定しました。室内灯はつけないので、窓ガラス越しにぼんやりとしか見えないのでこれで十分かもしれないです。両面テープ固定なので取り外しできるので、気が向いたら追加工作も可能としておきました。実物の色はこんなに明るくないはずですが、あまり暗いリアルな色にしても存在がわからなくなりそうなので、敢えて無塗装にしました。上等車はカツミのロングシート(惜しまれつつも絶版?)から加工しました。こちらは少し色が派手すぎるので、ミッチャクロンで下塗りしてから、タミヤのダルレッドの缶スプレーを吹きました。
IORI工房のねじ式連結機は、従来品では連結するのが、特に老眼モデラーにとっては、大変でした。メガネかけてピンセット使っても、両掛けにすると3両連結するのが、気力と時間の限度です。そこで先日IORI工房から新発売されたドローバータイプのねじ式連結器を使ってみることにしました。
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