阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる(11)塗装と仕上げ
7両の客車の塗装が終わりました。これから仕上げ作業です。
今回は、安直にガイアカラーのぶどう色一号を塗りました。
発色がよく塗りやすい塗料でした。普通のトルエンの入ったラッカーシンナーで溶いて問題なくキレイに塗れました。
余談ですが、いつも缶スプレーで塗装しているので、久しぶりにバジャーのダブルアクションのスプレーガンを使ったら、使い方を忘れていて少し焦りました。またしばらく使っていなかったのでパッキングのOリングが劣化して空気が漏れていたので交換しました。ニードルの動きが悪くなっていたので少しグリスを塗ったら、軽く動くようになりました。
レタリングはくろまやさんの古典客車用インレタを使いました。
インレタを小さく切って、ドラフティングテープで車体に固定してから転写しました。この後保護のため半つやのクリアーを塗ります。
☆追記
当時の車体表記もよくわかりません。まだ等級帯が入る前なので文字だけです。各扉に漢字で等級表示があったのは確実だと思いますが、車体中央部の英語の等級表示も序数のみだったのかCLASSまで書いてあったのかもよくわかりません。
明瞭な写真が残されているJohn England氏の写真では試運転段階なのか等級などの車体表記が見あたらないのが残念なところです。
☆追記(9/7)
両扉間に英語表記入れると少し煩いですね
車掌や荷物の表記は、古典客車用インレタにはないので、鉄道省用のインレタを使いました。
フォントの字体が違うのですが今回はヨシとしました。
阪神開業当時の客車の色はよくわからないです。
最初はペンキ塗りではなくニス仕上げだったらしいという話もあるので、もう少し明るい茶色でもよかったのかもしれませんが、やはり黒っぽい色の方が落ちつく気がします。
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