120をつくる(32)色を塗りました
120形蒸機の塗装をしました、何色にしようかかなり迷ったのですが、結局マルーンを塗りました。
全体にロックペイントの黒の缶スプレー(ボイラーはつやあり、それ以外はつや消し)を吹いて、サイドタンクなどはタミヤの缶スプレーのマルーンで塗りました。マルーンに塗った部分ははタミヤのコンパウンド(仕上げ用)で研磨しています。
ナンバーはだるまやの切り抜き文字を接着剤で貼りました。今回はやってみたかった煙突に番号を貼りました。実物はキールバンカーにはナンバーはなかったようですが、私個人の好みで貼り付けました(位置はもう少し下がよかったかも)
メーカーズプレートもだるまやの明治機関車用ですが、さすがにロバートスチーブンソンの銘板は含まれてなかったので、一番感じの似ているKitsonキッツオンのプレートを貼って、ごまかしています。イギリスにはOO/HOサイズの銘板のオーダーを受けてくれる業者さんもあるので、後日発注して、貼り直すかもしれません。
写真を撮ってみると機関車も客車もいろいろアラが出てきました。肉眼で見たときにはわからなかったので、やはり老眼がゆっくり進行していて、見えているつもりでも見えていないのだと愕然としました。
簡単に直せるものは直しましたが、明日が今年のTMSコンペの締切なので、これでヨシとしました。作品が戻ってきてから修正、いくつかペンディングになった部分を追加工作して、同誌からの原稿依頼があれば改めて写真を撮ってもらうつもりです。
今回のコンペはかなり早い時期から用意をすすめていましたが、5-6月に2ヶ月ほど病気療養したこともあって、ギリギリになってしまいました。実は今回の作品、前回(2021)は天候不順のため塗装ができずパスしましたが、その後いろいろ資料もでてきたので、結果的にはよかったのか?と思っています。
Comments
仕上がりが綺麗でいいですね。 この仕様の現物を見た当時の人には神々しく見えたんだろうなぁ、と思うとまた楽しい。
Posted by: ム | September 22, 2023 07:47 AM
ムさん コメントありがとうございます。
自分のイメージでは、古典蒸機はやはりイギリスの保存鉄道で動態保存されているような綺麗な蒸機になってしまいます。
はっきりいって末期の炭礦鉄道で働いていたような、空制を背負いこんだ満身創痍のヨレヨレ・クタクタの姿は好みではありません。
その機関車の誕生当時の一番輝いていた時期の姿で作りたいです。
ただすべてピカピカに塗ってしまうと博物館の静態保存機になってしまい現実離れしてしまうので、この機関車でも 煙室・屋根・床板・下回りはウェザリングしています。
Posted by: ゆうえん・こうじ | September 22, 2023 08:19 AM