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9600(24) テンダー上回り(続)

今回は珊瑚8800のテンダーを振り替えて9600に連結することにしています。

8800テンダー前面ですが、珊瑚のキットの説明書とパーツの寸法では、テンダー側板前端とツライチになっています。

形式図を検討してみると2.5-3mmぐらいテンダー側板前端より引っ込んでいるようなので、やはり直しました。

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こういうことやっているのでなかなか進みません。

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9600(23)モーター台をつくる

モーター台を作りました。真鍮板を折り曲げてハンダ付けして組立てています。取付孔にネジを切って主台枠にネジ止めしました。
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モーターをウレタンフォームの入った工業用両面テープで止めました。このテープは弾性があるので、ギアボックスとトルクアームで釣り掛け式にしたモーターが少しスイングして、第二動輪の動きに対応します。モーター台自体は弾性はないので動きません。

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ローラー台上で動輪を回転させてみました。これで約1V(平滑直流)です。

キットオリジナルよりギアボックスが小さくなったので、ボイラーの欠き取り部を埋めようと思います。回転するジョイントが目立つのでカバーをつけます。

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9600(22)フロントデッキ

フロントデッキを組立てました。

キットのバッファー中心高さは線路面11.5mmで、スケールの11.1mm(実物寸法889mm)より0.4mm程高くなっています。ランボードの高さを0.5mm下げたので、調整してスケールどおりとなるようにしました。

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また前端梁は床板の接合部にずらっとリベットかならんだようにしたいので、自作しました。リベッティングしたt0.2の洋白板とt1.0真鍮板を貼り合わせました。今回バッファーは可動式にします。

下の写真 上がキットオリジナル 下が自作パーツです。ちょっと左側のバッファー取り付け座が歪んでしまったようです。裸眼だとよくわからないですが、スマホでとるとはっきりして、少しガッカリすることが最近増えました。

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今回前端梁にはピンリンクのダミーカプラーをつけようかと思います。前部連結器はちょっとやってみたいアイデアがあります。

一応上下の基本が組み上がりましたが、珊瑚のキットを気に入らないといっていろいろ弄くっていくと寸法的に辻褄が合わない部分が出てきています。こういうのを珊瑚症候群とでもいうのでしょうか?  今回はギブアップせず何とかまとめたいと思います。

 

 

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9600(21)煙室サドル

今回煙室サドルは、珊瑚の別売パーツのロスト製を使うつもりでストックしていました。

ところが煙室戸はめ込んだ後で、合わせてみると煙室サドルとボイラーのカーブがうまくあいません。

そういえば、珊瑚の9600は、最近の製品は初期の製品に比べて少しボイラー径が細くなっていると聞いたことを思い出しました。煙室サドルのパーツを計測してみると、確かにもう少し細いボイラーに適合するようになっているようです。そこで煙室サドルの底の部分に切り込みを入れて折り曲げて強引にボイラー径に合わせました。

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カーブに合わせた後は切り込みにハンダを流して固定しました。真ん中で折り曲げると床板に接する部分が斜めになって隙間ができるので、ヤスリで削って合わせました。下の写真は加工前です。ランボードの高さを変えたので、ちょうど好都合でした。 ボイラー直径が1mm太くなっており、サドルの高さを0.5mm下げる必要があるので、ちょうど好都合でした

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加工後 まだ床板にハンダ付けしていません

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9600(20)煙室戸(続)

煙室戸にクリートとハンドレールをつけました。

クリートはウィストジャパンのアルコ系のパーツです

ハンドレールは、キットでは割ピンでつけるように指示されていますが、付属の割ピンは太いようなので、0.5φ真鍮線を甲丸線に加工して割ピンを自作しました。最初ニワの頭の小さいハンドレールにしようと思ったのですが、取付部が細く、キットの煙室戸の孔に落ち込んでしまうので止めました。もちろん一旦埋めて孔開け直すとか パイプを挿入して孔細くするという手もありましたが、今回は見合わせました。

割ピンのハンドレールノブは高さ揃えるのが少し難しいのと、どうしてもハンドレールの真鍮線ハンダがまわってしまうので、ノブをハンダ付け固定後にハンドレールを通すというやり方ができないのが欠点だと思います。

またボイラーより取付部が細くガサガサなので、t0.1の帯板をハンダ付けしてきっちり嵌まり込むように修正しました。

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雨樋はエッチング表現のままでは、甲丸線を貼った窓の縁取とバランスがとれないので、t0.2の0.8mm幅帯材をエッチング表現上に貼り重ねて立体的な表現にしました。

前後の庇もハンダ付けしました。なお9600のSキャブの一次型ではキャブの後妻板はなかったようなので、つけないことにしました。

 

 

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9600(19) テンダー上回り

8800用テンダーの上まわりをざっと組みました

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側板の内側には、上板高さに合わせた裏打ち板をt0.4真鍮板から切り出して、ハンダづけで貼りました

これで上板固定するときの高さが簡単に決まります。

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ディテールの取付はまだです。

床板との取付板は、サウンド用スピーカーとDCCサウンドデコーダーの取付位置を決めてから作ります。

(追記)

組んだあとで、故 平尾さんの九重高原鉄道のコンテンツ 8800製作記みたら、テンダーの前板は、キットの組立説明書にかかれているように側板前端とツライチではなく 少し凹んでいると書かれていたのを見つけましたが、今回はこのままでいきます。九重高原鉄道のコンテンツは、有用な情報満載なのですが、亡くなられた後非公開になってしまいました。私は個人的に保存したコンテンツを参照していますが、なんともモッタイナイことです。

機芸社の蒸機機関車スタイルブックみると、ツライチになっていますね?

凹んでいるなら05mmぐらいではなくもう少し凹んでいるような気がします。

 

 

 

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9600(18) テンダー台枠

テンダーは、8800のフレア付きテンダーに振り替えることにしました。

罪庫している珊瑚の8800キットからテンダーの部品を取り出してきました。

台枠はドロップ製です。最近は台枠はエッチングした板にロスト製の軸箱と軸ばねを貼り付けるという製品が多く、スケール的には台枠の厚みはそれでよいのでしょうが、オールドファンとしては、やはりドロップ製の重厚?なパーツの方がしっくりきます。

とはいってももう少し薄い方が感じがよいと思います。珊瑚の5500のテンダー台枠のように厚みが2mm近くあればフライスで削るのですが、今回は1.3mmだったので、#120の耐水ペーパーの上に載せて、手加工で0.2mmぐらい厚さを削って、断面の勾配をヤスリで垂直に修正したのち、裏面も軸箱守の部分以外は角を落しました。

 

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各写真の二枚の台枠で上がまだ未加工のもの、下が加工が終わったものです。かなり感じが変わったと思います。

 

下の写真は加工後です。私はやはりドロップ製の台枠が好きです。

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固定軸の三軸テンダーは意外に集電がよくないので、イコライザーを取り付けます。前一軸は中央で支えて、後ろ二軸は左右で支える三点支持です。以前製作した8760と同じ方式とします。

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9600(17) 煙室戸にクリートをつける

9600のSキャブの製造当初にはクリートがついています。キットの煙室戸にはついていないので追加することにしました。

取付孔のケガキはクラーケンさんのブログの二次型の部品図のうえに煙室戸をおいて、中心線と図面のクリートの角度を合わせてケガキましたが、すこしズレが出てしまいました。図面上での煙室戸の固定は、円定規に煙室戸をはめ込んで位置をあわせました。

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取付孔開けは、ドロップ製の煙室戸に孔を開けるときドリルを折り込んで塩水漬けにした方も多いようなので、少しビビリました。結局ボール盤は使わず、彫金用の鋸刃・ドリル潤滑剤を使ってピンバイスにくわえたφ0.5ドリルで開けました。新品のドリルを使ったのと潤滑剤のためかあまり苦労なしに孔があきました。

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孔を開けたあとで、クリートのロストパーツ(ウィストジャパン1181アルコ系)の手持ちが足りないことに気がついて、急いでイ○ンに発注しました。

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煙室扉の把手は原型にはないので削り落しました。実物は煙室扉ヒンジにリベットがあるようですが、それは省略します。

 

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9600(16)テンダーはどうする

9600は最初は、京都大津間の勾配線用として使われたので、9600-9617は二軸テンダーがついていました。

久保田さんはそれがお気に召されたようで二軸テンダー付き9600を作られたようです。

珊瑚キットの説明書の表紙には、一文を寄せられています。

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その後本線でつかわれるようになると標準型の6-13型テンダーをつけられたモノがおおいようですが、一時期8700のダブルボギーテンダーをつけられた9608のような機関車もあったようです。このあたりはクラーケンさんのブログが詳しいです。

二次型9618-9657の俗に箱形と呼ばれている450立方尺の3軸テンダーに替えられたものはあまりなかったようです。

ところで1907年の東京勧業博覧会のとき頒布されたらしい絵はがきには、下図のような8800についているようなテンダーをつけた姿が描かれています。

Early Japanese Railways 1853-1914 (Dan Free著)から引用

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これも格好がよいと思います。

手持ちの8800のキットから引っ張ってこようかとも思いますし、実物ではなかった二次型の箱形テンダーを牽かせるのもお似合いだと思います。

ところで8800は珊瑚のキットは空制後ですが、原型化するつもりです。テンダーは実物のの英国風3軸テンダーは似合わないと思います(個人的感想です)ので、ドイツ風のプロイセンのP8のようなダブルボギーテンダーを牽かせたいと思います。

 

 

 

 

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9600(15)キャブ下ステップと真空ブレーキシリンダー

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キャブ下ステップはキットのプレスパーツではなく、珊瑚のロストパーツに交換しましたが、そのままでは干渉するので、ステップの取付座を削って 0.5mm強 外側にずらして取り付けました。このステップは床板と後端梁の固定の補強になるので、しっかりハンダをまわしておきました。

 

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中華通販でギアを買いました

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Aliexpress中華通販でM0.5の真鍮製スパーギアを買いました。

歯型や精度などは一見問題ないように見えます。

素数の歯数のギアもラインナップにあるのがよいと思います。

最近はモジュールの大きいM0.4-0.5ギアの方が、噛み合わせ寸法がシビアではないので使いやすいと思うようになりました。

価格は9個買って送料込みで¥1,100ぐらいでした。協育歯車などの製品に比べると非常に安価です。おそらく品質もそれなりだろうとは思いますが、模型用にはこの程度で十分なのかもしれません。

ギアが厚いのでおそらく二枚に下ろして使うと思います。

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9600(14)上回りの組立て

今日は少し上回りの組立てをすすめました。

ドームはキットのプレス絞り品をつかいましたが、絞り込んだ時の襞?がでていたので、#400のペーパーとスパイラルホイールで研磨して消しておきました。

煙室サドルは別売のロストパーツに交換しました。キャブ裾を切っていますので、下面を削って高さを調整しました

床板も実物とは異なりますが、リベットのついたキットのパーツを使うことにしました。

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動力装置は、改造したため、ボイラーの切り欠きはキットよりかなり小さくて済むはずなので、一部を塞ぐことにします。

96初期型なので煙室扉はやはりクリートをつけたいとおもいますが、ドロップパーツに細孔を開けるのにちょっとビビっています。

 

今年は健康状態がまだ完全に回復していないので、軽便祭りも東西両合運も失礼させていただくことにしました。

 

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