9600(34) 水抜き孔 パイピング
ボイラーのドーム取付孔の横に水抜き孔を開けました。ネジ止めドームでは、塗装前に乾燥が完全でないと塗装中に最終洗浄時の水などがドームとボイラーの接合部から染み出てきて・・・という体験をしたトラウマがありますので、今回の9600のようなプレス製で死腔の大きいドームでは、水抜き穴を開けるようにしています。1980-1990年代のブラス完成品ではこういう孔が開いている製品も少なくないですが、最近のキットではみかけないですね。とはいっても一体削り出しやロストワックスのドームでは死腔が小さいので自分でも開けないことも多いです。
排気管は煙室からボイラーにかかった部分で曲がってボイラーからの取付位置が高くなり、砂撒き管をオーバークロスしているようです。一次形Sキャブ(9600-9617)ではそのままキャブ直前まで直線で延びて、キャブの直前でハンドレールをオーバークロスしてキャブに入るというパターンのようですが、実物に比べてハンドレールが高いことやキャブ前妻板パイプ孔の位置から、それは難しいようです。ボイラーやキャブ前妻板改造する気にもならないので、キット説明書に載っている図面のように火室手前でハンドレールをアンダークロスする二次型(9618-9657)と同じパタ−ンとしました。
国鉄制式機をつくっておられるかたは、パイピングがお好きな方が多いようですが、はっきりいって私は苦手です。主台枠やロッド削っている方が楽しいです。
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