« November 2023 | Main | January 2024 »

今年の振り返り 来年の抱負

みなさんと同じように今年の振り返りして、来年の抱負を書いてみようと思います。

今年は頭の病気を患ったため、1ヶ月入院して、2ヶ月仕事を休んだので、あまり模型は進みませんでした。

ただ歩行失調障害は3,4ヶ月続きましたが、手の運動障害は1ヶ月ほどで消えたので、模型製作に支障がでるような後遺症は残らず模型製作はつづけています。

ただ発症後半年経過した今も認知・判断力や記憶力は元には戻っていない気がします。病気の後遺症のせいにしていますが老化なのかもしれません。

2年前のTMSコンペに天候不良で塗装出来ず 出品し損なった120形と古典客車に手を加えてTMSコンペに出品し、過分にも佳作をいただきました。

20230921-9-14-23

入会しているクラブKKCの共作お題が、D形蒸機だったので、本命が製作できなかったときのピンチヒッターとして手軽にまとめた9mmナローの自由形Dタンクが、未塗装完成しました。よく走ります。

20230401-22-41-05

9600もKKCお題として製作しましたが、珊瑚二軸テンダー96キットを素直に素組みせず、ボコボコにシバき倒して(kit-bashing)しまったので、意外に手こずって塗装のぞけば90%完成でおわりました。来年前半までには塗装にこぎつけたいです。

20231230-14-34-06

どうも機関車作るのが楽しいので、客貨車や地面モノには今年もほぼノータッチで終わってしまいました。

 

来年もクラブKKCのお題は、再度D型蒸機になったので、今年未完におわったフリーランスの英国型テンダー機を作りたいと思います。

9450_4

上が9150で片野正巳さんの「一号機関車からC63」までから引用したイラスト、下がそれを改変した構想図です。

あとはもう一つの参加しているクラブHOJCのお題も「Dのつく車両」でこちらもD形機関車でOKらしいので、D&RGWのコンソリC-16の同系機でオセアニアに輸出されたサブロクの機関車をつくろうと思います。これは1/87 12mmで作ります。C-16はスタイルのよいコンソリで、日本にはもう少し大きい9000形が輸入されていますが、北海道の小炭鉱がサブロク(1067mmゲージ)のC-16同系機を輸入しても不思議ではなかったと思っています。プロトタイプとしてはオーストラリアのクイーンズランド州営鉄道やニュージーランド国鉄の機関車が候補にあがっていますが、まだ検討中です。

あとはコンさんのコッペルDタンクみて作りたくなった、9mmナローのオーストリア帝国陸軍の軍用Dタンクも目論んでいます。これは息抜きに自由形化してチョロチョロっと作りたいです。

あと仕掛かりのオーストラリアのモーガルマン島の1Bタンクも手を出すかもしれません。

 

これまで仕事のついでをふくめてときどき汽車見外国旅行には行っていましたが、今年病気をしていつまで元気で海外に行けるか自信がなくなりました。体力と気力があるうちに見ておきたい機関車や鉄道は観にいかないといけないと痛切に感じました。

来年は英国に出かけて、以前計画しながらもコロナ禍で行けなかったstatfold鉄道博物館に是非行こうと思っています。健康や仕事のスケジュールや、英国の鉄道ストライキ、外国の戦争の影響で支障が出ず無事行けることを祈っています。

 

年末年始の休みは、一年の計は元旦にありとかいうので、元旦から工作台に向かって工作をしようと思いますが、ついつい酒食に溺れて飼い猫とゴロゴロして終わってしまいます。今年は2号機が増備されたのでなおさらです。

F_jge6ybsaa7baq

 

ではみなさんもよいお新年をお迎えください。

 

| | Comments (0)

9600(42) 上回りディテール 前照灯 梯子

前照灯は電灯ではなく油灯の丸型で上に排気筒がついていますが、日本型ではこういうパーツはないので米国のPSC(Precison Scale)の前照灯(31289)を小さく削って使いました。前照灯側面のディテールはあえて残しています。また斜めに孔を開けて精密パイプで煙室戸まで串刺しにして LEDの配線に備えています。少し大きめですが、私は大きめの前照灯が好きなのでヨシとしました。なお前照灯上端の高さは、レール面から52mmですので日本型としての模型車両限界は突破していないと思います。煙突上端は49mmです。

20231230-14-34-06

梯子はボイラーとランボードの高さ位置関係を変更したので、そのままでは梯子の段のランボードとの位置関係がおかしくなります。梯子の床板への取付方法をUYさんに尋ねたら、取付板を作って固定したと教えていただきました。背後の横棒を一本減らして、1mm厚2mm幅の真鍮角棒から取付板を作って辻褄をあわせて、それらしく見えるようにしました。また上部の渡し板も網目板のキットのパーツはつかわず、市販のアングル材から加工しました。

20231230-14-34-59

これをランボードにハンダ付けするのは大変なので、接着剤かロックタイトで固定しようと思います。

20231230-11-00-51

ハンダ付けで組むときは、二つの梯子縦板の感覚が3.5mmだったので、あいだに木の板のスペーサーを挟んでハンダ付けしました。

二枚の縦板で穴の位置が違っている箇所がありましたので、自分で穴を開け直して修正しました。このくらいでめげていては珊瑚のパーツは組めません。

40年近く前の機となので、梯子パーツもプレス抜きです。こういったパーツもいまならエッチング抜きが当然でしょうね。

コンビニでアイスクリーム買ったときにもらった木製スプーンで、ちょうど厚さが1.7mmのものがあったので、半分に切って二枚を接着剤で貼ってスペーサーにしました。

あとはフロントデッキまわりのディテールやキャブ内バックプレート 下回りのブレーキ関係が残っていますので、2023年内完成には至りませんでした。

 

| | Comments (2)

9600(41) テンダーのディテール

テンダー前後面のディテールをつけました。

20231229-18-23-25 

手ブレーキはキットのパーツが貧弱なのでエコーのロストパーツ加工しました。手すりは本来床板から立ち上がっているのですがそれでは分解の時不便なので、帯板で下側の受けをつけました。側面の手すり状のものは、本来これに検水コックがついていた検水管のはずですが、既に西尾克三郎さんの写真集の時代にも8800ではコックは撤去されていたようです。なお西尾さんのB50の写真ではテンダー側面に検水コックがついていたものがあります。最初検水コックをつけようかと思ったのですが、強度的に無理なので諦めました。

ステップはニワの8620用をつかいましたが、踏み板が網目板になってしまいましたが、今回は目をつぶります。また下のステップの取付部とステップの位置関係が逆だと思います。

20231229-17-53-25

真空ブレーキホースは、キットに入っていた機関車前面用のロストパーツです。標識灯掛けはエコーモデルのパーツです。

20231229-17-57-03

コンさんがナローのロコをKATOの透明線路の上にのせて写真を撮られているのがよいと思いました。

タムタムからHO用のキットが発売されていたので、組立てて機関車を載せてみるとよい感じです。

| | Comments (0)

オフセットドライバーで台車のネジを締める

二点支持の台車の止めネジですが、みなさんどうやってネジ止めしておられるでしょうか?

おそらく斜めにドライバーを突っ込んで騙しながら止めておられる方が殆どだと思います。ただそのやり方ではしっかり締まらなかったり、下手するとネジの頭を舐めてしまうこともあると思います。

こうしたネジ止めをするためにオフセットドライバーという道具があるのを教えてもらったので、購入して使ってみました。

20231227-18-01-37

手前が日本製プラスねじ用(#0)で後ろがスイス製マイナスネジ用です。

20231229-14-02-05

一番小型の刃幅4mmマイナス用オフセットドライバーです。もうひとまわり大きいと国産の安い製品があるのですが、このサイズは高価なスイス製しか見あたりませんでした。またモノタロウのの仕様表示では、ドライバー先端部は厚さ0.6mmと記載されていましたが、現物が到着してみると0.7mm強の厚みがあり、台車にマクラバリを固定する段付きネジの頭には入りませんでした。そこでオイルストーン(油砥石)で0.5mm厚まで先端を削るとドライバーの先がネジ頭の溝に入ってネジを締めることができました。

両端にマイナスネジのドライバーヘッドが、90度角度を変えてついているのがこのツールのミソのようです。一本税込み三千円強とスイス製だけあって高価な道具ですが、スイスファンの自分なので手を出してしまいました。もちろん中華製の安物とは違って先端部の焼きもしっかりはいっています。特に凝った構造でもないので、自作も可能だと思います。とはいっても鉄棒を曲げて削って、焼きを入れて先端を研磨する手間を考えると高くはないと思います。

 

20231227-17-40-34

最近の日光の台車は止めネジがプラス頭のようですが、これはアネックスの0番オフセットドライバーでそのまま締めることができました。

あえて難をいえば、ドライバー部分の長さが14mmあるので、センターピンをつけたままでは使えないことです。もっと短いのがあればセンターピンにつけたまま、弛んだ台車ネジを締めることもできそうです。

またアネックスの製品はこれが最小のようで、ドライバー頭が00番の製品はないようなので、自作しようかと思っています。

いずれにしても最初から使う道具ではなく、最初は従来どおり、プラスかマイナスのドライバーでユルく締めて、最後にこのドライバーでしっかり締めるのがよさそうです。

 

 

 

| | Comments (0)

小型タップハンドル

普通のタップハンドルは、鉄道模型工作で使う1-2mmネジのタップを切るには大きく重すぎるように思います。ではどうやってタップを切っているのかということが、SNSで話題になっていました。模型用工具としてはエコーモデルから、小型のタップハンドルが発売されていたのですが、現在生産中止となっています。確かエコーモデルのご主人からは、製造依頼していたところが廃業して追加生産できなくなったときいたような気がします。

このぐらいの大きさなら、タップの尻の2.5mmの四角い部分が入る角パイプがあればすぐできると思ったのですが、内径2.5mmの角パイプは日本製では既製品がないようです。英国製(アルビオンアロイ)の真鍮角パイプに近い寸法のものがありますが入手困難です。

ただタップがきっちり入らなくても、回らなければよいし、あまりきっちり嵌まるとタップハンドルからタップを抜くのが難しくなります。そこで内径3mm 外径4mmの真鍮引抜パイプにタップをはめて、万力で締め上げると 少しユルい角孔になってタップを保持できることがわかりました。

20231227-21-05-56

これに柄をつけると簡易タップハンドルになります。ただ1.4mm以下のタップでは軸を指で回せばちょうどよいのですが、2mmぐらいになると薄板ではよいが、厚板では少し力が入れにくくなります。もう少し太い軸をつけるか、尻に回転するキャップをつけてピンバイス風に仕上げるかもう少し工夫の余地はありそうです。

20231227-21-09-52

手前がエコーモデルの小型タップハンドルです。

エコーの製品も使っていて、タップの嵌め合いがユルくなると、万力で締め上げると復活すると以前エコーのご主人に教えてもらいました。

※12/28 追記

 

20231228-10-35-19 写真差替

ピンバイスのようなタップホルダーに仕立てました。軸の途中にローレットツマミの雌ネジをさらったものを固定し、尻にはボールベアリングをつけて、10x6の円板状のツマミを旋盤から挽き出してつけました。

20231228-10-33-47

私は指が長いのでこのサイズがよいですが、手の大きさに応じて軸の長さは変えたほうがよいと思います。

| | Comments (0)

糸鋸弓に一工夫

もう40年近く前に岡山模型店で勧められて購入したのが、英国エクリップス社製の糸鋸弓です。ただ蝶ネジで締めると、ちょっと刃が弛みやすいので最近はバローベの糸鋸弓ばかり使っていました。

以前からコンさんが糸鋸の止めネジはキャップボルトに交換して六角レンチで締めるのがよいといわれていましたが、ネジの規格がちがうようなのでそのままになっていました。ところが今回このネジが旧JISのネジと同じで、コンさんから分けていただけることがわかりましたので、お願いしてそのキャップボルトをいただいて交換しました。

20231224-13-33-30

また手で締めて使いたい時もありますので、モノタロウのローレット雌ネジを加工して、手でもネジを締めることが可能なようにしました。ローネットの雌ネジを旋盤でさらって、締めネジの六角キャップボルトと同じ8mmの孔を貫通させました。8mmの孔を貫通させるのは、私の旋盤の芯押し台のドリルチャックは6.5mmφのドリルまでしかくわえられないので、コンさんから伝授の禁じ手三角ドリルを使いました。

ローレットネジの拡げた孔にこの六角キャプボルトをロックタイト638で固定しました。

20231224-13-34-11

 

また止め板もddx40aさんのブログ記事によると片締めになってネジに負担がかかりやすいとのことでしたので、t0.2の帯板をハンダ付けしました。

20231224-13-36-07

実際使ってみると手で力一杯締めても、その後六角レンチで回すとさらに1/4回転ぐらいは締まるようです。

それからバローベの糸鋸弓はもう市場にはないようですが、見かけはほとんど変わらないグローべット社製の糸鋸弓が販売されているようなので、購入してみました。使い心地に大きな差はないようです。グローベッド社の糸鋸弓は、swiss desinged and Patentedとパッケージには書いてありますが、swiss madeとは書いていないので、製造は中国あたりなのかもしれません。

20231223-15-48-32

 

 

 

| | Comments (0)

塗装のプライマーについて

塗装時のプライマーについては、マッハの黄色いプライマーをずっと愛用していました。かなり強いのと、黄色い色がついているので塗膜厚みがわかって塗りやすいのが気に入っていました。

ところがマッハ模型が廃業した後、この黄色いプライマーはイモンには引き継がれず、バインダーというプライマーに切り替えになってしまいました。バインダーも以前使った事はありますが、ミッチャクロンと同じで透明なので、塗膜の厚みがよくわかりません。それなら入手しやすいし、プラスチックにも塗れるミッチャクロンで十分ということになります。

マッハの井川さんは模型店をされる前は塗装のプロだったと聞いていますので、やはり素人にも使いやすいプライマーを選んで販売されていたのだと思います。

20231221-13-14-41

そこでエコーモデルから同等品を通販してもらいました。プラボトルに入ってきましたが、私のところは年数回しか塗装しないので、このボトルでは蒸発して減ってしまいます。マッハの井川さんから溶剤が蒸発して減っても大丈夫と聞いていて、マッハでは継ぎ足し用の黄色くない液も売っていましたが、それも今後は入手が困難になりそうです。黄色いのは着色剤でプライマーの性能とは関係ないと聞きました。

そこで、金属ボトル缶を買って、これに移し替えました。マッハの黄色いプライマーも最後は金属缶に入れて販売されており、金属缶だと蒸発しなかったので、これで大丈夫だと思います。

着色プライマーとしては、いさみやのカラープライマーや旧マッハの白色のマルチプライマーというのもあるようですが、やはり使い慣れた黄色いプライマーを使っていこうと思います。年をとるに従って、新しいモノを使うが億劫になってきたようです。

色のついたミッチャクロンでも発売されればよいと思うのですが、需要がないのでしょうか? メーカーのテロソンは染めQという塗料も発売しているので技術的にはできないことはないと思います。

 

| | Comments (0)

サブロクのC-16をつくる(1)

所属するクラブのひとつのHOJCの来年の競作のお題が「Dのつく車両」となりました。これは動軸配置がDのものでもよいらしいので、ちょうどKKCの競作お題も「もう一度D型蒸機」になったこともあり好都合です。
そこでもう8年前になってしまいましたがHOJCの2016年の競作のお題が「罪庫消化(仕掛品消化) 」だったのに、着手できなかった、サブロクのC-16をもう一度やってみようかという気になりました。
ご存じのようにC-16は、米国のロッキーナローの小型コンソリ(2-8-0)です。米国のは3フィート軌間ですが、ほぼ同じ機関車がサブロク(1067mm軌間)仕様で、外国にも輸出されています。

ニュージーランド国鉄ではTクラスとして輸入されています。それ以外にもオーストラリアのクイーンズランド州営鉄道にも入っていたことがわかりました。前者は古典的なドームをもったタイプ、後者は3ピースの少し近代的なドームをもったタイプです。どちらも三枚窓の木製キャブで、美しい米国型古典機です。

C_16_class_consolidation_engine_with_dri

オーストラリア・クイーンズランド州営鉄道のC−16

https://www.flickr.com/photos/statelibraryqueensland/4762679982/ より引用

モデルのネタは、以前書いたようにKODAMA模型のHOn3の半端品パーツを詰め合わせにして、90%保証?キットとして売られていたジャンクキットです。

20231220-1-35-50

とりあえずニュージーランド国鉄のTクラスのスケールイラストを、1/87(3.5mm)スケールに縮小したものにパーツを当ててみるとほぼ同寸法なのがわかりました。

足らない部品はスクラッチするか、米国の模型店から調達すれば何とかなりそうです。

今回はHOn3(10.5mm)ではなく、改軌してHOJ(12mm)で製作します。

| | Comments (0)

阪神間開業時のマッチ箱客車をつくる( 本年のTMSコンペで佳作をいただきました)

TMS鉄道模型コンペ2023で、過分ながら佳作をいただきました。

展示会には出品させていただきますので、期間中imon渋谷店にてごらんください。

20230919-0-12-20

なお作品返還後、ペンディングとなっている一部分、キャブの窓ガラスや機関士人形、サウンドシステムなどを追加工作した後、TMS誌に記事発表させていただく予定にしています。

| | Comments (2)

米国通販は高くつく

先日友人のNくんと話しているときに、最近円安だし、米国は送料が高くなったので個人輸入は価格的なメリットはあまりなくなった。といっても米国形のパーツを扱っている模型店が減ったので個人輸入せざるをえないという話になりました。

ちょうど少し前にパーツを注文してあり、バックオーダーになっていたPSC(Precison Scale)から請求が来ましたの支払いました。PSCはオーナーが変わったものの盛業中で、以前からのパーツを継続して供給してくれます。ただしパーツの在庫が常時あるわけではなく注文して、ある程度注文がまとまると鋳造生産するというセミオーダー方式のようです。

Invoice1

画像一部加工しています

今回も画像のように$30.5の商品代金に対して$22 約三千円の送料が請求されています。まあ東京のイ○ンから通販しても約千円送料がかかるので、太平洋越えて空を飛んでくるとおもえば高くはないかとも思います。

今朝ちょうど支払のとき、日銀の政策会合で金融緩和継続決定のニュースが流れていたので、また円安に振れそうだと思って、すぐドルを買ってドル建てでマルチマネーデビッドカードで支払いました。取引銀行で円ドル両替手数料無料キャンペーンをやっていたのもタイミングがよかったです。今見たら1ドル一円ぐらい今朝より円安になっていました。といっても合計で百円も安くはなっていません。ドル建てで決済するとクレジットカード会社の外貨両替手数料がかからないので、通常のクレジットカードで円建てで払うよりは1ドルあたり4円弱 合計で200円ぐらいは安くなりました(笑)

 

| | Comments (0)

9600(40)千曲鉄道で試走

H御大の千曲鉄道で、9600の試走をさせていただきました。

金属製客車4両(ユーレイなし)を牽いて山線の勾配を快走しました。

まだ9600はサウンドを実装していませんので動画に音は入れていません。

Kさんが導入支援されたユーレイ客車をつなぐと、9600の速度が速いためか空転気味となり、同調には課題が残りました。

今回はキット付属のウェイトを搭載したのみなのでまだ9600の牽引力は不足気味です。まだボイラー内やキャブには空きスペースがありますので、もう少しウェイトを増量すれば、粘着と牽引力が大きくなり同調も改善するのかもしれません。

先台車の復元・圧着機構はつけていませんが脱線はありませんでした。先台車はロスト製で重量があるためか、圧着はなしでも よく走るようです。

※12/18追記

本務機とユーレイの同調はUSさんが重連で好調な結果を得られているようにDCC化してしまえば 一番簡単なのでしょうが、アナログDC制御でも何らか良い方法はないか、考えてみようと思います。そういう仕掛けのを考えるのも楽しいですね。

| | Comments (0)

9600(39)試運転

9600を組み上げて試運転してみました。

0.9Vで走行しています。

モーター台は、固定がきっちりしすぎていてかえって、動輪の自由度を制限して走行抵抗が増大していたので、簡単な形態に作り替えて、両面テープも小片で固定するようにしました。

電源オンでコアレスモーターで動輪を回すと、強引に回してしまうので動力装置の抵抗がわかりにくいですが、機関車を手で押して動輪を回すとよくわかります。動力装置を手押しで調整して一番抵抗のないところでネジ止め固定しました

※追記

ニュートンメーターを使った牽引力測定器で測定してみると、空転時0.56Nでした。

キット付属のウエイトしか まだ搭載していませんが当鉄道で最強?です。まだウェイトを積むスペースが残されていますので、フル補重すればもう少し牽引力が増えると予想しています。

| | Comments (0)

ハンディー牽引力測定器

IMON社長の12/12のブログには

久保田さんが発案して珊瑚模型店が試作したハンディー牽引力測定器。

試作品が久保田さんの手元に来たものの量産を待たず小林社長が亡くなってしまい・・・

とありますが、確か私のところにもあったはずとさがしてみると

20231212-22-10-53

ありました

数年前まだ小林社長がお元気で店頭に立っておられた頃に 方南町のお店で購入したと思います。量産して一般流通には流れなかったようですが、店頭では発売されていたのだと思います。

目盛は打ってありますが、牽引力の単位数値の記載はないのでニュートンメーターで測ってみました

20231212-22-08-55

20231212-22-14-50

目盛5つおきにある太い白線が、だいたい0.2N(=:20gf)のようです。

もちろんハンディー牽引力測定器は正確な計測器ではありませんからだいたいの値です。
またハンディー牽引力測定器自体の製品の個体差もあるかもしれません。

| | Comments (2)

9600(38) テンダー上回り

テンサー上回りのディテールをつけました。

テンダー前面は凹ませたので、踏み板の前後長を大きく改造しました。踏み板の脚もプレス抜きの一体パーツですが、よくできたパーツだと思います。

20231208-0-55-371

テンダー後方の炭庫仕切りは正確に直角にハンダ付けしにくいので、φ0.5の真鍮線を立てて、それにハンダ付けしました。石炭載せてしまえばこの真鍮線は目立ちません。

給水ハッチは鈴木工房のロストパーツを使いました。

20231207-17-15-21

20231208-0-55-501

☆12/11追記

20231211-21-11-05

手ブレーキハンドルはキットの挽物パーツの出来がイマイチだったので、エコーモデルのロストパーツを加工して取り付けました。ロストパーツは曲がりやすいですが、折れにくいのがよいです。

 

| | Comments (0)

9600(37) フロントデッキステップなど

フロントデッキステップをつけました。これも珊瑚製のロストパーツに交換しました。

20231203-22-14-30

煙室のステップ孔は、0.5□の角線で埋めました。ボイラー内側に当て板をしてあります。

キャブ下にインジェクターの復水抜きのパーツをつけました

20231203-21-32-20

水煙装置用の振動子はボイラーに入りそうですが、水タンクや水蒸気発生用の発振回路をどこにいれるかなど、難題が山積していますので、まだ実装できるかどうかは疑問です。煙突はキットオリジナルはネジ止めですがハンダ付けした後、日出生交通さんの記事を参考に孔をあけて、テーパーリーマーで拡げて貫通させました。なお煙突中心位置はキットのままです。(9600の一次形はシリンダー中心と煙突中心が一致していますが、珊瑚の9600は一次形も二次型以降と同じくズレています)

20231203-21-22-32  

デッキのつかみ棒取付け用孔はうまく塞げなかったのでそのままにします。

ハンダや金属材料で埋めることに固執しなくてもよいのかもしれないです。

※12/4追記

水蒸気式の発煙装置については、あやのさんが書かれていますが、自分でできるかどうかは??ですね

https://drive.google.com/file/d/1m9yZNBeVSzYVvCjIzt4-4XgIE3BkhOEg/view

超音波用の発振回路入れる場所も考えるの失念していました。

| | Comments (0)

9600(36) パイピング(続)

真空ブレーキ仕様のため、空制関係の配管がなくスッキリしていますが、実物写真を参考に工作しました。

私はハンドレールノブをつけるときは、ハンドレールノブに真鍮線を通して仮固定、ハンダゴテを使ってさっとハンダで仮付けして、最後はバーナーの炎を絞って、ボイラー内側から十分加熱してしっかりハンダ付けしています。

基本クラーケン師匠のブログの9602の原型写真を参考にしていますが、キットがキャブ以外の基本寸法やディテールはは二次型(9618-9657)に拠っているようなので、配管パターンは両者ごちゃ混ぜになっています。

また一次形Sキャブの原型では、煙室脇のステップやフロントデッキのつかみ棒はついていないようなので、キットで開いている取付孔は埋める必要がありそうです。

20231201-0-19-10

20231201-1-03-36

 

| | Comments (0)

« November 2023 | Main | January 2024 »