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TMSコンペ作品展示会 

2/12写真追加しました

TMSコンペ作品展示会がモデルズIMON渋谷店で開催されているので、週末に上京して見にいってきました。そして土曜日午後新型コロナ流行のため4年ぶりに開催された受賞者懇親会に参加してきました。

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 TMS誌上で写真を拝見するのと現物を見るのとはやはり違うと実感しました。

 今回他の方の作品拝見して思ったのは 車両側面は綺麗に塗装されていても、屋根はやはり軽くウェザリングされている作品が多いことでした。個人の好みもあると思いますが、屋根が綺麗だとやはり何か実感に欠けると思います。私も出品前に屋根をそのままにするかウェザリングするかで悩みました。黒やそれに近い色だとウェザリングは必要ではないかもしれませんが、グレー系だと軽くでもウェザリングした方がよいと感じました。屋根上を強くウェザリングされている電関の作品もありましたが、実物の印象をリアルに表現されているのだと思いますが、私の好みとは違いました。

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 また今回入線した京急1500形電車の作者の伊藤さんは、京急電車の赤は自分にとってはイタリア車のアルファ・ロメオの赤だといっておられましたが、非常に綺麗な色をしていました。最近は実感的に塗られたモデルが多いですが、綺麗な色の模型が入賞していたのは、実物再現より模型としての美しさを追求したい派の私も嬉しかったです。ただ屋根上はパンタ周辺を中心にウェザリングはされており、決しておもちゃぽいあるいは装飾品のようなモデルではないという印象を受けました。

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  あと印象に残ったのが、青木さんの自由形電車です。市販の電車エッチング板の切り継ぎ短縮化改造だそうですが、何度も切り継ぎ位置を変えた図で検討して一番格好のよいところに決めて、製作されたとお聞きして、バランスの良さが納得できるような気がしました。

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 また電車や客車でで中に人形を乗せるかどうかという話になったのですが、運転士や車掌などのスタッフは時間帯によらず必ず乗っているのでよいが、乗客は朝夕ラッシュ時、学生の登下校時間、昼間の閑散時で様子が変わってくるので、乗客を乗せてしまうと かえって状況(時間)が固定されてしまうので、表現の自由度が制限されるというお話しをうかがったのは、そういう視点もあるのかと驚き納得しました。

 また他人の作品にケチはつけたくないですが、今回いろいろな意味で話題になっている 銀色のD50については、私は未塗装であることや洋白製の本体に真鍮製のパーツが散在しているのが・・・という多数意見?より、サンドドームの形態把握がイマイチだという印象を受けました。またこういうことを申し上げては作者に失礼かもしれませんが、テンダー台車までも洋白で自作されているようですが、機関車本体で数点真鍮色の既製パーツが残ったというのが、フィニッシュ直前で息切れされたのではないかと思いました。見映えだけをいえば、真鍮製のパーツを銀色メッキすればよいのでしょうが、もう少し洋白素材からの加工で頑張っていただけたら素晴らしい作品になったのにと少し残念に思いました。

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 受賞者懇親会は、井門さんのブログで紹介されています。出席者は工作も上手な方が多いですが、何しろ皆さん手を動かしている方ばかりなので、話が盛り上がりました。 その後有志で渋谷の居酒屋で二次会してホテルに帰りました。

 日曜日は一年ぶり?に方南町の珊瑚パーツに行きました。今回は製作中の9600のブレーキ部品の調達が第一目的だったのですが、またプチ散在して罪庫増やしてしまいました。ということで楽しい週末が終わってしまいました。

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 某氏にいわせると 今回は上位入賞(入選)のモデルが、伊豆急電車以外はキット利用であり、佳作でもキット加工が多く自作モデルが軽くみられたのではないかということですが、私は違う見方をしています。上質なキットを利用して、基本的な工作の手間を省いて、それで生まれた時間をキットの付加価値の工作に回した作品が上位入賞しているのではないかと思います。また自作といっても下回り台車や走行装置のパーツ利用しているモデルも多いので、どこまでが自作といえるのかというのも厳密には区別しにくいと思います。

 

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Comments

私も「上質なキットを出発点に工作する方が結果がいい」と思います。キットではなく完成品でも「手を加えることで模型化するコツ」を学べれば良いですね。

Posted by: ム | February 05, 2024 01:09 AM

今回のコンペの作品、拝見すると、自作できないからキット利用ではなくて、自作もできるけどキット加工という作品が多いように思いました。
また気に入ったキットがないので、自作されたと思える、素晴らしい自作の作品も多かったことはいうまでもありません。

同じ出来なら、キット利用と自作でハンディをつけるか、どうかはコンテスト大きな課題だと思いますし、他の審査項目と同じように結局主催者や審査員の意図ということになってしまうのだと思います。

Posted by: ゆうえん・こうじ | February 05, 2024 08:28 AM

かなり以前の・・・ まだミキストが有った時代だったに、キット組み作品だからと言ってハンデは付けない、という意味の講評をしていたような気がします。スクラッチと言うだけ評価を上げることも無い、とも。但しスクラッチされた作品の多くが、キットを遙かに上回るパーツの仕上がりをしているので、上位になる例が少なくない、とも。

実際、キットや完成品加工の上位作品を拝見しても、要点を押さえた加工と、品の良い塗装とフィニッシュワークがされているので、自分では出来ないな~ と感じます。これは、スクラッチ、キット組み、完成品加工いずれにも感じます。完成品加工でも、どうしたらこんな上品なモデルに出来るのか!と思うぐらいです。

この流れを、踏襲しようとされているのかな、と思います。雑誌での紹介を一つの目的として居居るので、ここは重要な所なのだと思います。

Posted by: 廣瀬 | February 05, 2024 11:21 PM

廣瀬さん コメントありがとうございます

まだミキストがあった時代にくらべると キットの質が非常に向上していること、自作でも手加工だけではなく 旋盤加工、レーザー加工、3Dプリンターといった新しい機械加工法が多く使われるようになったことを考えると 自作とキット加工の境界は実質曖昧になっていると思います。

またひとむかし前だと、自作かキットをホコボコにシバかないとできなかったマイナーな車種が今はキットで発売されています。

電車や電気機関車の自作でも、台枠や動力装置まで完全自作しておられる方はあまりおられないようですが、制式機以外の蒸機ではフレームから自作せざるをえないことが多いので、これを同列に自作といってよいかという話にもなります。
またOJの蒸機のように動輪まで自作される方は、HO/16番サイズではほとんどおられないですね。

私がいいたいのは、作品製作に無限の時間をかけられる恵まれた方はあまりおられないので、ある程度のベースは既製品利用や機械加工で済ませて、それで浮いた時間をを付加価値工作に回した方が、高品質?の作品ができて、コンペなどで上位入賞するのではないかといういことです。
自分もフルスクラッチにこだわっていては、自分の作りたい模型が、生きていて模型が作れるうちにできないと悟って、最近はキットやパーツ利用に日和っています。

Posted by: ゆうえん・こうじ | February 06, 2024 01:15 AM

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