9600 (49) 伸縮可変式機炭間ドローバー
今回の96は、急曲線を通すというのをひとつの課題にしています。
このブログで報告したように、先台車と尻棒は、飛び出す先台車と曲がる尻棒で370R曲線クリアしました。
製品付属の機炭間ドローバーを使えば、370Rも通過しますが、直線で7mm機炭間の端梁が空くので、見映えがよくありません。実物の1/80でも3mm強です。そこで機炭間ドローバーを可変式にしようと思いました。
既製品ではimonの蒸機キットに付属しているパーツの分売品がありますが。今回はいくつかの理由で採用できず、自作することにしました。
ピンがV字形の溝をスライドする方式です。復元バネは、小さなコイルバネで引っ張っています。
この仕掛けのおかげで直線では3.5mmでほぼスケールどおりですが、550Rでは0.8mmの間隔をとることができました。やはり370Rでは機関車とテンダーが当たってしまいますが脱線はしません。ただこれ以上カーブでの繰り出し量を増やすのはこの機構では困難です。この機関車は機炭同極にはしていないので、テンダー側に絶縁体の緩衝器つけるか塗装後テンダー前端梁に絶縁テープ貼るのが現実的な解決策かもしれません。
直線では3.5mmぐらいの隙間です。
550Rでは0.8mmぐらいです。
370Rでは当たってしまいます。
また今回の製作でピンがスライドする溝の形状がスムースな動作のためには大切だとわかりました。
V字形角度も45°ぐらいが限界で30°ぐらいにすると、引っかかって上手くスライドしません。
U字形にしても上手く動作しないようです。まだ実際にレイアウトなどで運転してみて検証することが必要なようです。
Comments
なかなか興味深い試みですね。
Posted by: ム | March 21, 2024 07:45 AM
今回はキット一応組み上げてから、導入考えたので、寸法的にも制約が多くこういうカタチとなりました。
IMONのパーツはよく考えられていると思います。
以前7850作ったときは、設計段階から組み込んだので、もう少しよいものができたのですが・・・
http://kotenki.c.ooco.jp/7850/7850.html
Posted by: ゆうえん・こうじ | March 21, 2024 09:19 AM