120(33) 機関士をのせる
TMSコンペから帰ってきたあと、いろいろ追加工作して、記事にするつもりでしたが、できるだけ早く掲載したいという編集長のご意向もあり、その一部だけの追加で記事投稿させていただくことにしました。
そのひとつが機関士人形です。
とはいってもこの時代の機関士などの制服は、鉄道省時代の金ボタンの制服や国鉄時代のナッパ服とはちがうようですが、全く資料がありません。昨年の新橋鉄道記念館の「鉄道と制服」展にも行きましたが、はっきりしたことはわからず、結局会場にもパネル展示されていたI&Wコレクションの写真をみて推定するしかないようです。おそらく当時の英国の機関士と同じような格好をしていただろうということで、英国のmodelu社から発売されている3Dプリンター製の人形を乗せることにしました。
このメーカーからは同じデータから加工して作られた人形が、多くのスケールで発売されています。元のデータはCG合成ではなく、コスプレした本物の人間を3Dスキャナで撮ってサンプリングしているそうです。右が1/87 左が1/76です。
この人形は、HPでじょばんにさんに教えていただきましたが、塗料もじょばんにさんご推奨のCITADEL Colourで塗ってみました。HPに書かれているとおり、こういった人形を塗るときは非常に塗りやすく、タミヤのアクリルカラーとは全然違うと思いました。ヨドバシカメラから通販で購入しましたが、英国からの輸入品のためかこの写真のものだけで、六千円を超えましたので、ちょっと高いです。ただそれだけの値打ちはあると思いました。
上着の色はもう少し黒っぽいのかもしれませんが、明るいグレーにしました。ズボンは黒です。実際に120形のキャブに乗せてみると、1/76では大きすぎます。1/87氏に120形には乗務してもらうことにしました。
1/76氏の方は、頭をグレーヘアーに塗り替えて、以前製作した009(1/76)のガーラットに乗務させることにしました。ナローの車両は機関車のみでは大きさの感じがわかりにくいことも多いですが、キャブ内に頭が天井に支えそうな人形を入れるとその大きさの感じがよくわかるようになりました。
Comments