« 8450 補追(4)コネクタについて | Main | DSairESPを組む »

雑誌広告考

コンさんが、ブログで「新しくオンラインの模型情報誌を立ち上げたい・・・・内容はもちろん工作法をメインとし、車両でもレイアウトでも作り方をコアにした記事を網羅したい。」と書かれていましたが、

4/1ネタであったようです。

趣味の分野は違いますが、休刊になっていた音楽の友社の「レコード芸術」誌が、オンラインで復活するためにクラウドファンディングを始めたというニュースが、雑誌業界に詳しいTFさんがFBに書かれていました
「音楽に限らず趣味雑誌では、広告収入に多くを頼る紙媒体というビジネスモデルが、時代に合わなくなっているのかもしれませんね」というコメントを書いたら、趣味誌の方が読者が限られているので、一般誌よりも費用対広告効果があるのだと教えていただきました。
とはいっても10年ほど前 カメラ業界では売り上げが減ったとき雑誌広告以外の方法で広告効果が上がるということになり、写真雑誌が壊滅したそうです。
TMSも最近は天賞堂やカツミの広告が掲載されなくなり、鉄道模型雑誌でも脱広告に動かざるを得ないのかなと思います。だた広告出してもらうと必ず製品の紹介記事は載せるという不文律はあったようで、広告が減ったためか製品紹介記事の量が減ったのはよいことだと思います。
以前は「製品の紹介」を書くために編集部スタッフの時間がとられて、本文記事の編集に十分時間をとれない・・とかいう真偽のほどはわかりませんが、そういう風の噂もあったようです。他誌では製品紹介記事を外部委託していたところもあったようですね。
TMSは値段や厚さが同じでも広告や製品の紹介が減った分だけ、本文記事が増えたのはよいことだと思います。

コンさんは、「印刷ではなくWebで無料配信としたい。費用は模型店からのコマーシャル代で賄えば何とかなるであろう。」と書かれています。米国でそういうオンライン雑誌もありますが、そのビジネスモデルは、もう陳旧化しているのかもしれません。

TMSに片野さんが連載されている「昭和広告逍遥」の記事にのっているような当時の広告はそれが貴重な情報であったし、そこからみんな夢をいだいたものです。それは今の雑誌広告とはまったく違うものだったと思います。

|

« 8450 補追(4)コネクタについて | Main | DSairESPを組む »

Comments

1/4ネタに反応ありがとうございます。この件につきましてはDさんの影響があります。米国のOゲージはこのような形態のジャーナルが存在するということを教えていただきました。かつて創刊号で頓挫したLoco Pressを考えても、第4のジャーナルを立ち上げることは容易ではないことは感じています。でも、半分は本音で、商業誌とは別の立場でKKCの発展的形態を夢見たのが1/4ネタの本質です。来年KKCは創設20周年となり、コンは74歳となりました。これからどうすべきか?模索しているのです。その模索から飛び出た1/4ネタとご了解ください。

Posted by: コン | April 11, 2024 01:47 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 8450 補追(4)コネクタについて | Main | DSairESPを組む »