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塩水漬け

タップやドリルを真鍮材に折り込んでしまったとき、それを除去するのに有用なのが塩水漬けです。dda40xさんに教えていただいた方法です。

ただこれもただ塩水に漬けていると折り込んだタップやドリルの先が溶けるのではなく、ステンレスと一緒につけ込んで、ステンレスと折り込んだ真鍮材を接触させることが必須です。ただ塩水を入れた容器にステンレスと真鍮材を別々に離して漬けていたのではダメです。この方法がうまくいかないといわれる方は、たいていここの理解が出来ていないようです。ステンレスとタップやドリルの素材の鉄では電位の差があり 電池になるのを利用して、真鍮を経由して鉄とステンレスの間に微弱な電流が流れて電気メッキのようにして鉄を溶かすというのがこの方法のキモです。

ステンレスの容器に塩水を入れて、対象物を漬け込むというのが一番簡単ですが。今回は適当な大きさのステンレス容器がなかったので、対象物にステンレス製のクリップを挟んで、これをガラス瓶に塩水を入れて漬け込みました。2日程漬け込むと折れ込んだドリルは溶けてボロボロになって容易に除去できました。

タップやドリルを折り込んでしまった 対象物に挟むクリップは、ステンレス製でないとダメです。メッキされた鉄製やアルミ製のクリップでは効果がないので念のため!

 

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