ボスニアのアブト式機関車を見にドイツにいってきました
ネット上でみかけた ボスニアのアブト式機関車BHStB IIIc5 701–721の実物をみたくなって、ドイツFreilassing(ザルツブルグ近郊)まで出かけてきました。
この町の鉄道博物館Lokwelt Freilassingに展示されています。
メーカーはオーストリア・ウィーンのFloridsdorf工場で、1908年製造です。
ゲージは760mmです。中心の二つのシリンダーは4気筒複式ではなく、ラックの歯車動輪駆動用です。
タンク機関車ではなく、Stütztenderという短いテンダーをつないでいます。
これだけのものをこのナローゲージの機関車に組みこんだのはすばらしく、ハプスブルグ帝国が最後に輝いた19世紀末ウィーンの工業技術の結晶ともいえる当時のハイテク機関車です。

軸バネの位置は、原形から改造されているようです
アウトサイドフレームで、弁装置はジョイ式です。内部のラック歯車動輪駆動用シリンダーもジョイ式です。
隣にはSchafberg Bahn の機関車も展示されていました。






Comments
蒸機ファンの終末期は欧州型が好きになると言われています。どうやら末期ですかね(失礼!)。
Posted by: コン | October 16, 2025 04:28 PM
コン先生のご診断のように、末期状態に進行中です。
Posted by: ゆうえん・こうじ | October 16, 2025 05:19 PM