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先週は学会で横浜へ 戦艦三笠 水管式ボイラー

先週は学会で横浜へ行っていました。

数時間時間が空いたので、横須賀に保存されている戦艦三笠を観に行ってきました。

ロシアのバルチック艦隊を日本海海戦で殲滅した連合艦隊の旗艦です。

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その大きさが実感出来ました。

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塗装保守工事中で足場が組まれています

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この船は石炭炊きの蒸気船です。水管式ボイラーで、高圧・中圧・低圧のシリンダーを持った蒸気エンジンを回していたのは、はじめて知りました。蒸気機関車は複式はあっても三つの圧力の異なるシリンダーの組合せというのはないです。水管式ボイラーは、高圧蒸気がつくれるので こういうメカニズムになっているようです。

水管式ボイラーは主に船舶に使われたようです。英国LNERがW1形を試作したようですが、トラブルが多くて量産はされなかったようです。日本でも宮原製作所という退役した海軍の技術将校が設立したメーカーが、水管式蒸機を製造したようですが、広く普及はしなかったようです。同社の実際には製造されなかった鉄道省向け試作機については、クラーケンさんがブログに詳しく書かれています。 また宮原製作所については、機関車の系譜図IIIのPP.419−420に詳しい記載があります

 

 

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横浜では、山下公園近くのホテル・ニューグランドの本館に泊まりました。

上の写真は本館2階の宴会場ロビーの写真です。まさに昔からの名門ホテルの空間でした。

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走らせない鉄道模型??

 最近走らせない鉄道模型が鉄道模型雑誌に掲載されることが増えたように思います。以前から蒸機など車両模型のディテールアップした作品で、フルパイピングした蒸機で直線専用機になっているものは誌上でときどき見かけましたが、最近はレイアウトセクションでも運転を考えて接続部や電気配線などの準備工作をしていないレイアウトセクションというよりは、精密情景ジオラマといったものを誌上でときどき見かけるようになりました。
 「動くということが鉄道模型の他のソリッドモデルとは違った特質である」というのは、故・中尾豊さんが主張されていたことです。中尾さんは、その主張を実現するために「蒸機機関車のいる周辺」というレイアウト・セクションをつくられました。そのセクションは、閉店してしまった大阪・梅田マッハ模型にずっと展示されており、JAMでも展示されているのを見たことがあります。ただ車両が動いていないと死んでいる印象を受けました。やはりあの作品は動く鉄道模型という土俵の上で作られたものだと思いました。
 また動いてもディテール重視で列車を牽けない機関車など走行性能が形態に対して不釣り合いな車両も本来の鉄道模型からは逸脱していると私は思います。

 走らせない車両模型や精密情景ジオラマを鉄道模型としてよいのか、今後また議論になっていくと思います。

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小型蒸気動車をつくる(5)

昨日半年ぶり?に自宅から近い 岡山模型に行ってきました。店主ご夫妻80歳超えておられますがお元気でした。同店でコアレスパワトラを買ってきました。軸距24.5mmのプレート仕様です。

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台車はもう少し小型の台車を自作しようかと思いましたが、こうやって機関車部のパワトラと並べて置いてみるとバランス的にはこのぐらいがよさそうなので再考中です。ただこのパーツを使うにしても車輪をオリジナルのφ11からφ8~9.5ぐらいに交換しないと、台車と台枠が当たってしまいそうです。

コアレスパワトラはもう発売以来5年以上経つようで、いい評判は聞いていたのですが使ったことはありませんでした。モデルタブレット/気動車原風景さんのブログによるといろいろ改良変化もあるようです。

単体で電極をワニグチクリップで挟んで回すと1V前後から回り出しますが、線路の上に単体でおいてもそういう走りにはならないので、集電と補重がポイントになりそうですね。客室部の台車からも集電して 全軸集電にするつもりです。

 

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出羽氏が発案されたロンビックイコライザー

先日JALCOのメンバーであった 仙台の出羽文行氏が亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げたいと思います。


 出羽さんはすばらしい古典蒸機や客貨車を製作されてTMSにも発表されていましたが、最大の鉄道模型に対する最大の貢献はロンビックイコライザーの開発だと思います。

 出羽さんはロンビックイコライザーに対して特許を出願されていました。これは出羽さんに以前うかがったところでは、このアイデアでひと儲けしようという意図はなく、そのアイデアを第三者が特許や実用新案として出願して、モデラーやメーカーが自由に使えなくなるのを防ぐためだといわれていました。
ネットの特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で検索すると 特開2002-186791
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2002-186791/11/ja
でみることができます
 ところが出願状況は「みなし取下げ」となっており、特許は成立していなかったようです。
 特許出願日から3年以内に「出願審査請求」をしない場合に、出願は自動的に取り下げられたものとみなされた状態のようです。ただ特許は成立していなくても,「みなし取下げ」は「自身の技術が他社に特許化されることを防ぐため、あえて審査請求をせずみなし取下げにすることで、技術を公開状態にする防衛的な利用」という使い方ができる、その場合は審査請求にかかわる費用を払う必要がないので、経済的な負担が軽くなるようです。おそらく出羽さんはそれを狙って出願審査請求をされなかったのではないかと思います。
 またもし審査請求されて特許が成立していても既に20年の特許期間は経過しているので、現在は特許が時効となり誰でも使えるようになっているはずです。
 なおこの機構にロンビックイコライザーという名前をつけられたのは、仙台の今野さんだとお聞きしています。

ロンビックイコライザーについてはTMS2001年9月:687号に「2軸車輌のイコライジング ロンビック・イコライザー その理論と実践」として記事が掲載されています。

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小型蒸気動車をつくる(4)

ハンダ付けして組み立てました。ウィンドシルは上半分だけ、t0.2 0.5mm幅の帯板を貼って 下半分はエッチング板のパターンを生かしました。

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屋根はキットの屋根板を切断して長さを詰めました。二重屋根にします。

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床板はまだ端材から作った板で仮止めです。屋根はキットのパーツを折り曲げて追加のスリットを加工しました。

写真の台車は軸距が19.5mmぐらいあって、この車両には少し大きすぎるようです。軸距16mm程度のもう少し小型の 同じような形態の台車を自作しようかと思います。

なおプロトタイプのオーストラリアの蒸気動車Cofee Pot は、あまらぼ鍋屋町さんのブログに綺麗な写真が多数アップロードされているので、参考にさせていただいています。

 

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小型蒸気動車をつくる(3) 

上回りの前部客室機関車側の妻板と後部客室通路側の妻板をエコーの1mm幅スジ目板から切り出して、テープで仮止めして格好をみました。なかなかよい感じになってきたと思いますが、こんなことをしているから、なかなか工作が進まないです。

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エッチング表現では物足りないので、帯板でウィンドシルを貼ろうと思ったのですが、段付きのシル・ヘッダー用帯板市販パーツは見つかりませんでした。一工夫するか、段なしで日和るかですね。

台車はオーストラリアStemEraModelsのポリアセタール製台車を使おうかと思いますが、ホイルベースがこの車両には少し長いのと、軸箱上の突起部が台枠に当たりそうなので検討中です。なお製品オリジナルの車輪はφ11ですが、φ9.5に交換しています。

 

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レゴをつかったバルブギアーのモデル

レゴブロックを使ったバルブギアー・モデルの動画がYouTubeにアップロードされているのをみつけました

ワルシャート式

https://www.youtube.com/watch?v=dLgMWt2t9rE&t=23s

だけではなく

ブラウン式

https://www.youtube.com/watch?v=-uAtzUt1Ljc&t=64s

ベーカー式

https://www.youtube.com/watch?v=8IZn3kQJW30

サザン式

https://www.youtube.com/watch?v=MqGdjvl71tg

とかもあります。

本の図をと比べてみると、動きが理解しやすいです。

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小型蒸気動車をつくる(2)

今回客室部の切り継ぎ改造のネタにしたのはアルモデルの2軸客車キットです。

このキットは同社開業初期からのベストセラーのようですが、t0.5の真鍮板を両面エッチングで抜いてあるので、非常に強度があり、切り継ぎ加工にはもってこいの素材です。またハンダ付けする前にネジ止めで組み立て可能な構造となっています。とりあえず今回はまずネジ止めで組んで全体の様子をみることにしました。

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オリジナルの床板に切り継ぎした客室をネジ止めするとこうなります。

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床板を切り離して、2窓の客室前部を反転させるとこうなります。

こうやって仮組みできると図面読解力が乏しい私のようなものには大助かりです。

客室前部の前妻板と客室後部の車体中央デッキ側の妻板は自作します。

 

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走らせない鉄道模型??

 最近走らせない鉄道模型が鉄道模型雑誌に掲載されることが増えたように思います。以前から蒸機など車両模型のディテールアップした作品で、フルパイピングした蒸機で直線専用機になっているものは誌上でときどき見かけましたが、最近はレイアウトセクションでも運転を考えて接続部や電気配線などの準備工作をしていないレイアウトセクションというよりは、精密情景ジオラマといったものを誌上でときどき見かけるようになりました。
 「動くということが鉄道模型の他のソリッドモデルとは違った特質である」というのは、故・中尾豊さんが主張されていたことです。中尾さんは、その主張を実現するために「蒸機機関車のいる周辺」というレイアウト・セクションをつくられました。そのセクションは、閉店してしまった大阪・梅田マッハ模型にずっと展示されており、JAMでも展示されているのを見たことがあります。ただ車両が動いていないと死んでいる印象を受けました。やはりあの作品は動く鉄道模型という土俵の上で作られたものだと思いました。
 また動いてもディテール重視で列車を牽けない機関車など走行性能が形態に対してアンバランスな車両も本来の鉄道模型からは逸脱していると私は思います。

 走らせない車両模型や精密情景ジオラマを鉄道模型としてよいのか、今後また議論になっていくと思います。それともなし崩しに鉄道模型として承認されてしまうんでしょうか?

 

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小型蒸気動車をつくる(1)

残念ながら今年のKKC例会と競作には参加出来ませんでしたが、来年のお題は蒸気動車に決まったようなので、来年は参加出来るように以前から構想=妄想していた蒸気動車に手をつけました。

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ベースとなったプロトタイプはオーストラリアのCoffee Pot といわれる蒸気動車で、もともと小さい車両ですが、それをさらにショーティーにしています。実物は客室中央にオープンデッキの出入口通路がありその前後に4−4窓の客室がありますが、これは2−4にしました。角倉さんのイプシロン鉄道の客車のネタになったOtavi鉱山鉄道の蒸気動車の非対象の真似をしようとおもったのです。客室後部にもオープンデッキをつけることにしました。屋根は実物は三折れの深屋根ですが、これはダブルルーフに変更してみようと思います。

また実物はシングルドライバーですが、これは杉山模型のシングルドライバーでも先輪にも伝動するという模型化に倣って、パワトラかそれに準じた動力装置を組みこもうと思います。

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機関車部?は自作しますが、後の客室部はアルモデルの小型2軸客車を利用します。端部が窓柱一本では頼りないので。エッチング板のランナー部分から、1mm幅の帯材を作ってはめこみました。

Otavi

ドイツ領南西アフリカ(現ナミビア)Otavi鉄道の蒸気動車

機関車史研究会「J.A.マッファイの機関車」(1984年刊)p.13より引用

 

 

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