3300タイプ  トビー4030改造(9) 先台車改造

元の設計では、先台車は車輪の左右動のみで動かす設計になっていましたが、それではおもしろくないので、カーブに入ると先輪が前に繰り出す飛び出す先台車に改造することにしました。
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これがオリジナルです。

7850と6500ではリンクを使った機構にしましたが、今回はガイド穴をピンがスライドする機構にしました。
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先台車はV字型の溝に沿って前後に動きます。

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先台車の復元・圧着バネについては、走らせた様子をみてどういう機構にしようか決めようと思います。

ロッドの調整をしても引っかかりが取れないので、もう一度動輪をチェックしたら第2動輪の位相が少し狂っていたのっで修正したらスムーズにまわるようになりました。


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3300タイプ  トビー4030改造(8) イコライザー追加工作

動輪を組み立ててフレームにはめてみると軸箱の厚みが薄く、イコライザーとのかかりが小さくて外れやすいので、イコライザーの下面を削って、L型に曲げたt0.2帯板を貼りました。第三動輪の板イコライザーも支点の高さを0.2mm下げて同じ帯板を貼りました。
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モーターはキャブ内にスピーカー積みたいので、小型の方にすることにしました。
先台車は、車輪が横動するだけの設計だったので、作りなおそうかと思っています。

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米国型油灯前照灯

カルスケールのパーツ(左)、先日珊瑚模型に発注したパーツ(中央)とコンさんに送ったもらったもの(右)が到着しましたので並べてみました。

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実際に3300の煙室にのせて感じをみてみると
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左が珊瑚製パーツ 右がコンさんのパーツです。
固定せず置いただけなので傾きはご容赦ください。
今回は、珊瑚のパーツを使うことになりそうです。
コンさんのパーツは形態からみるとナロー向きでしょうか?

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続 動輪位相合わせ治具

先日作成した動輪位相合わせ治具をもうひと捻りして、旋盤に装着して、主軸のコレットチャックと芯押し台のドリルチャックにくわえた治具で圧入できるようにしてみました。
これは横濱鐵道のyukiさんのブログをヒントにさせていただきました。
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QTCP(クイックチェンジホルダー付きの旋盤の刃物台)のブランクツールホルダーに動輪位相合わせ治具をメタルロックで接着しました。
yukiさんは本格的な高さ調整のできる治具作成されていますが、私はQTCP利用で簡単にまとめました。
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3300タイプ  トビー4030改造(7) 続 煙突台座

台座にリベットを植え込みましたが、0.5mm径真鍮線をつかったので少し太すぎました。0.4mmを使うべきだったのかもしれません。前照灯は、THさん特製のロストパーツの手持ちが切れたので、カルスケールの油灯を置いてみましたが、少し大きすぎるようです。もう少し小さなパーツを探してこようと思います。
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4030と同じように給水栓とクリーニングホールをロストパーツに交換しました。
煙室のブレイス(デッキ支え棒)の穴の位置も4030と3300では違うので下穴をあけておきました。

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3300タイプ  トビー4030改造(6) 煙突台座

ボールドウィン製では珍しく4030形は煙突台座が円形ですが、3300形は典型的な四角い煙突台座です。
せっかくドームをすべて交換したので、煙突台座まで作り直すことにしました。
今回は裾を半田盛りにせず、簡易プレス?でつくってみることにしました。

左が煙突、真ん中が旋盤で挽きだした台座パーツ、右が真鍮棒から作ったプレス型です。
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Photonot to scale

台座パーツを焼きナマしたあと、プレス型にはめこんで、丸棒を挟んで万力でプレスしました。
今回普通のバイスでは少し締めが足らず、先日ネトオクで落札した津田駒のマシンバイスを使ったらしっかりプレスできました。津田駒さまの使い方としてはバチ当たりかもしれません。口金幅75mmの一番小型のものが落札できてうれしかったです。
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プレスした状態と型から取り外した状態です。
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周囲を四角に削って取り付けてみました。台座のリベット埋め込みはまだです。
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3300タイプ  トビー4030改造(5) ドーム交換

4030と同じくドームを削りました。
まずサンドドームを削ります。エコ−の小型機用丸型スチームドーム1755の頭を削り直しました。
左がオリジナル、右が削整後です。

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ボールドウィンのサンドドームの肩のRは大きいので、ヤスリでドリルレースの要領で削ります。こういうとき私はバイトは使いません。

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今回ヤトイ(ドームを保持する治具)は6mm径ドリルロッドから作りました。真鍮製より強度がありますし、もしネジの部分が折れても真鍮と違って食塩水漬けで除去出来ます。コレットで保持すれば芯が出るので再利用可能です。

スチームドームは エコ−の中型機用丸型・大スチームドーム2752を利用しました。まず底面から中心穴を開けて2mmネジを切りました。これをこのヤトイにねじ込んで、少し肩のカーブを修正しました。最後に底面から3.5mmの穴を上面まで貫通させて、オリジナルのドームのキャップと安全弁部を差し込みました。

トビー製品オリジナルのドーム
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ドーム交換後
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モーターのウォームは、EMTさんのお勧めどおり、モノタロウで買った1.5mmリーマーを通したら ヌルッと軸に入るようになったので、ロックタイトで固定することにしました。

煙突台座も4030は円形ですが、この機関車は四角形なので、パーツを自作することにしました。

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3300タイプ  トビー4030改造(4)  モーター

車軸はめるワッシャがまだ来ないので、動輪は組み立てていませんが、モーターを仮に取り付けてみました。モーターの取り付け穴の位置とギアボックスの取付穴の位置は違うので、t1.0の真鍮板から取付板を作ってモーター全面に、接着剤(メタルロック)で貼り付けました。

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コンさんから頒けてもらった小さい方のモーター(ギアボックスに仮取り付け中)使うか、以前ネットオークションで手に入れた手前の長い方のモーター使うか迷っています。
ところでこのモーターの車軸1.5mmのはずですが、珊瑚のウオームにすんなり入りません。モーターはどちらも尻の方の軸端が見えていないので、バイスで圧入するわけにもいかないです。やはり焼き嵌めするべきでしょうか?それともウォームにリーマー通して少し穴を拡げて、ヌルッと入れてロックタイトで固定した方がいいでしょうか?

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3300タイプ  トビー4030改造(3)  動輪打ち直し(上)

この機関車に使った動輪は、宮沢の2900用だったと思います。車軸は3mm径です。30年以上前の製作当時 流行った真鍮挽物の軸箱(内径3mm外径4mm)を入れてあるので、フレームのペデスタルの幅が4mmとなっています。そのため市販のオイルレスメタルの3mm径車軸用角形軸箱をそのまま入れられません。というわけで、車軸は2.5mmストレートとし珊瑚の2.4mm車軸用のオイルレスメタルの角形軸箱の軸孔を拡げて使うことにしました。
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軸箱をバイスにくわえて、手動ボール盤にハンドリーマーをくわえて軸穴を拡げました。

その後 軸箱の表面のみメッキ工房で、黒ニッケルメッキをしました。
車軸は2mmのドリルロッド(SK4F)から切り出しましたが、いちおうニッケルメッキをしました。メッキ工房は簡易メッキなので摺動部分はしばらくするとメッキが剥がれますがそういうところは油がまわっているので錆びることはないです。軸端などはメッキなしでは次第に錆が出てくるので、鉄車軸の場合やはり軸端部のみでもメッキしておくほうがよいと思います。なお車軸は軸端から1mmぐらい僅かにテーパーをつけて角を丸めてあります。軸端中心には、0.5mmのセンタードリルで1mmぐらい穴を掘ってあります。
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ここで先日の治具を使って動輪を組み立てようと思ったら、2.5mm車軸にはめるのにちょうどよいワッシャの手持ちがないのに気づきました。しかたがないのでエコ−モデルに注文することにしました。というわけで動輪組み立てはしばらくおあずけです。


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動輪位相合わせ治具

以前Vブロックを使った位相合わせの方法を書きましたが、あの方法の欠点は径のちがう動輪ごとに治具を作る必要があることでした。今回3300タイプの動輪打ち替えのために、もう少し簡単な汎用性のある治具を作りましたので、ご覧にいれます。
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分解すると下図のようになります。
市販のVブロックに真鍮板から切り出したガイドを接着剤メタルロックで貼り付けています。
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図解すると下記のとおりです。
Iso
A=(動輪のフランジ外径)/2
B=(動輪のフランジ外径−クランクピンの直径)/2
Bの寸法調整はノギスの尻のデプスバーを使っておこないます。

動輪の位相あわせ治具は車軸を保持して位相を合わせるものが多いですが、この治具は車輪のフランジ外径部分を保持して位相を合わせます。そのため車軸の太さが変わっても大丈夫です。HO/16番蒸機の動輪車軸は日本製は3mm径のものが多いようです。(米国製は1/8インチ3.18mm径)今回3300は2.5mm径ストレート車軸ですが、動輪の軸径が違ってもこの治具では位相合わせができます。

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