6500(31) シリンダーの空気弁

製作していたとき、詳細がよくわからなくてペンディングにしていて、そのまま忘れてTMSにも投稿し掲載されていたパーツがひとつありました。
シリンダーのスライドバルブ前面の空気弁です。最初6500の資料を漁っていたとき、上向きと下向きの両方があったので途中で改造されたものがあったのか?どうかわからないままになっていました。

ご自分でもOJで6500を作られたHDさんにご質問すると、6500は1898年(6両)と1906年(3両)の二回に分けて輸入されており、最初の6両が下向きで、後の3両が上向きについていたと教えていただきました。私の6500は44のプレートをつけているので前期型ということで、ウィストジャパンのロストパーツ(1310弁室油箱パッキン)の空気弁を下向きにつけました。

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写真が掲載されて気がついた煙突の傾きは、丸棒を突っ込んでエイヤと直しましたが、前照灯の傾きは直らないですね。お恥ずかしい限りです。
なお前照灯のLEDは、交換不可能な構造となっています。LEDというのは電球と違って切れないものだと思っていたのですが、中華LEDは当たりが悪いと短期間で切れることもあるらしいですね。もしLEDが切れれば、前照灯をやり直そうかと思います。

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6500カテゴリーを作りました

今回TMS1月号(874)に掲載された記事には、分解写真や組み立て途上写真が掲載されていないので、ブログの記事を参照していただければよいのですが、掲載が10年近くにわたっていて過去の記事が検索しにくいので 6500カテゴリーを新設しました。
記事右側CATEGORIESの6500をクリックしてください
それにしても着工以来、記事掲載まで10年かかっているのには自分でも呆れました。
放置モードになっていた期間も長かったですが、もう少し早く完成させないといけないですね。

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6500(0)ブログ開始前の状況

”汽車を作る”ブログ開始以前の日記サイトに書いた内容です。

■2004/01/11 (日) 1月1日~1月11日
所属クラブでの競作 米国型4-4-0に着手しました。
今回はテンダー台車からです。二軸ボギー台車はジャンクボックスをかき回していると軸距がちょうどの米国型テンダー用と思われるドロップ製台車が出てきましたが、軸箱まわりが見劣りし、軸ばね周囲のスタイルが違うので、改造してしまいました。一番下が改造前です。
一軸台車はカツミの9750(旧製品)用ドロップパーツを改造してそれらしくまとめました。

■2004/08/13 (金) 最近の状況
工作台日記更新、さぼっています。
工作の方はぼつぼつ進行中です。
関西鉄道の早風6500の下回りが形になってきました。
米国型4-4-0のスクラッチビルドは、初めてなので慣れないことが多く、なかなか進みません。

先台車は、実物のような二軸台車ではなく、後輪はフラせず、前輪のみ一軸先台車として振らせて機能上は2Bではなく実質1Cとなっています。
こうしておくと後輪の動きが制限できるので、シリンダー間隔を狭くすることが出来ます。本機はシリンダー間隔スケールでは21ミリですが、22ミリに押さえることができました。

■2004/08/20 (金) 8月14日~8月20日
6500テンダーのリベット何とか打ち終えました。

今回はユニマットに打ち出し機を取り付けて、刃物台に材料をくわえてリベッティングしましたが、これだけの数を打ち出すのはやはり大変でした。刃物台の送りハンドルを間違わないようにまわすのは、いい精神修養?になりました。
それにしても昔ケガキ線に沿って綺麗に打ち出された先輩方達には脱帽してしまいます。

■2004/09/03 (金) 8月28日~9月3日
6500のシリンダー後ろ蓋、クロスヘッドまわりを作りました。
メインロッドは、外形を削ったモノを仮につけています。
スライドバーともども、これから外形を整形して溝を付けていきます。

なお見かけ上のシリンダー間隔は22ミリですが、ピストン穴を0.5ミリ偏位させて実質23ミリです。これなら先台車の後輪に多少の動きを許しても550Rも通過できます。

■2004/09/14 (火) 9月4日~9月14日
6500もメインロッドの溝を付けました。スライドバーの後端をメインロッドに当たらない様に削らなければならないのは、実物よりクランク半径の大きくなりがちな模型の宿命のようなものです。かつて羽鳥さんが作られた名作6500ではクランク半径を縮小されたようですが、今回はそこまで加工する自信がなくそのままです。

フレーム組み立て治具はこちらを参照してください


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6500のTMS記事補追

まず私の原稿の書き漏れからです。
今回の原稿は、文末のリファレンス形式ではなく、文中に引用元を書き込む形式をとったので、参考文献をいくつか書き忘れました。
実物写真は、機芸社の「明治の機関車コレクション」とプレスアイゼンバーンの「鉄道模型人2」(2008年発行)の「写真にみる日本に来たピッツバーグ機関車たち」を参考にしています。
特に後者の96頁の西尾コレクションの写真をみていなければこの機関車は完成できなかったと思います。この場でこの記事を執筆された松本謙一氏に改めてお礼を申し上げるとともに、記事への書き漏らしをお詫びします。

また記事36頁図2下の写真で、先台車先送りリンクが、組み立て時は先輪の方に向いているのに、分解写真では反対を向いているので理解しにくくなっています。TMS722号(2004年3月号)をお持ちであれば20頁の7850記事中のイラストも参考にされてください。
なお図2のオリジナルはカラーです。白黒より少しでもわかりやすいと思うので再掲します。
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ピンクの部分が先台車先送りリンクです。

あとメールでご質問があったので補記します。
給水管が2インチ管なので、1/80で0.6mmだと細いというのは、金属管の呼び方は外径ではなく内径で呼ぶので、外径は60.3mm径(これはJISではなくANSI(米国工業規格)の数値)であり、1/80だと約7.8mmとなります。0.7-0.8mm径ぐらいを使った方が力強い印象が出てよかったと思っています。

引き続きご意見・ご感想・ご質問などあればコメントでお願いします。

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6500の記事がTMSに掲載されました

鉄道模型趣味誌2015年1月号の34-39頁に私の6500形関西鉄道早風クラスの記事が掲載されました。
すでに何名かの方からメールいただきました。ありがとうございました。
記事に対するご意見や質問があれば、コメントお願いします。
サイドビューはともかく、35頁のまん前からの写真では煙突と前照灯が傾いているのがわかります。
またボイラーの一部も塗膜が鮫肌状になっているのも露呈してしまいました。
最近老眼が始まったためか細かいところまで見えていないようで、「写真って怖い」と思います。
まだまだ修行不足を感じます。


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6500の前照灯が点かなくなった DCCデコーダーCV値の重複

6500の前照灯が点かなくなっているのに気がつきました。最初は電気回路のトラブルかと思いロコを分解してみましたが、LEDは点灯するので電気的なトラブルではないようでした。前照灯が点かなくなる前にサウンドのCV値の設定を変えたことを思い出しました。
テンダーに搭載したMRCのサウンドオンリーデコーダー1665のCV55にはChuff type(ブラスト音の種類)、CV56にはChuff volume(ブラスト音の音量)が割りあてられていますが、機関車に搭載したレンツのシルバーミニプラスでは、CV55に前照灯の明るさ、CV55に後部前照灯の明るさがが割りあてられています。そのためブラスト音を変更したときに前照灯の設定が変わってしまい、点灯しなくなっていました。
以前も書いたようにMRCのサウンドオンリーデコーダー1665とレンツのシルバーミニプラスではCV50-61に別機能が割り振られていますので併用するときは要注意です。回避するにはロコとテンダーを切り離して別個に設定するしかないと思います。サウンドデコーダーのみ再設定するとまた点灯するようになりました。
デジトラックスのデコーダーでは、CV49-63あたりにライト効果とBMF制御が割りあてられていますが、併用するとやはり同様な問題が起きるのでしょうか?
テンダー機だとサウンドデコーダーを走行用デコーダーから切り離せるから問題ないですが、タンク機だと切り離せないのでやはり走行サウンド一体型のデコーダーを積んだ方が良さそうです。
非サウンドのDCC蒸機にサウンドオンリーデコーダーで音を追加する場合は注意が必要なようです。

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6500(30)再び千曲鉄道に乗り入れる 青鬼・赤鬼

本日再び千曲鉄道に乗り入れさせていただきました。
機関庫前で記念撮影です。
早風6500の前の赤い機関車は、浮津信一朗さんが30年以上前に製作された鬼鹿毛7650です。
この機関車は東日本大震災の津波により大被害を被りましたが、NYさんの手で復活しました
関西鉄道の亀山や四日市の機関庫ではこういう情景も見られたのでしょう。

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6500(29) 塗装後仕上げ

キャブはやはりグリーンに塗りました。ブリティッシュグリーン+つや消しクリアー
汽笛やサンドドームの砂捲き元栓の作用ロッド(古典機なので空気作用管はありません)などをつけました。テンダーに石炭も搭載しました。これは小粒の活性炭です。最初つや消し黒の塗料で石炭固定したらゴミか泥を積んだように見えました。半艶の黒で上塗りしたら石炭らしく見えるようになり一安心です。
最後にナンバーを貼ってやっと完成したと思ったら、メーカーズプレートを貼るのを忘れていました。クラブの部内配布品にピッツバーグのメーカーズプレートあったはずなので探し出して貼り付けます。
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ナンバーはだるまやの真鍮切り抜き数字です。固定の方法はいろいろあるようですが、私は裏にゴム系接着剤(G17)をごく少量つけて、車体に仮止めします。位置が決まったら上からラッカーシンナーを少し落として押さえつけて車体のラッカーを溶かすような感じで接着します。今回は久しぶりにやったらラッカーシンナーをつけすぎてしまいました。番号のまわりの艶が少し変わってしまいましたが、ウェザリングでごまかすことにします。

また以前関西鉄道の文字が入った番号板どうしようか困っていましたが、メーカーズプレートのクラブの配布品にふくまれていました。灯台もと暗しでした。
ところで当鉄道の称号既定では本来64号機か65号機になるはずですが、今回はクラブで配布された銘板に関西鉄道44号機の煙室戸前面につく番号板が含まれていたので、それを利用するため特例で44号機にしました。このあたり節操がないです。

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6500(28) キャブの色

6500 最初キャブとテンダー上回りは、タミヤのブリティッシュグリーンのカンスプレーを塗ったのですが、やはり光沢では浮いてしまうので、上からつや消しクリアーをかけました。その時のクリヤーでキャブには少し垂れが生じてしまいました。他に塗面が汚いところもあったので思い切って塗り直しました。
シンナー漬けでラッカーは綺麗に剥がれましたが、マッハのメタルプライマーは残りましたので、シンナーを漬けた歯ブラシで擦り落としました。
前回の塗色は色が多すぎて落ち着かないという批判もありましたので、一旦黒だけ塗って組んでみましたが、キャブ側面を黒にすると、ボイラーからキャブへの色の流れが断ち切られてしまってやはり変ですので、グリーンに塗ろうと思います。
蒸機の色塗はなかなか大変です。
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6500(27) 番号板

6500の次の懸案は煙室前面につく番号板です。既製品はもちろんないので、自分でつくるしなかいのですが、本の渡辺・岩崎コレクションの写真から取り込んでこの画像のあたりまでパソコンで画像処理してみましたが、どうもここから数字や文字のみを抽出するのが巧くいきません。ドローソフトで書き直した方がよいのか?どうせ6mm前後の直径の板にエッチングすると文字は判読できないのだからこのあたりで手をうってもよいのか迷っています。
またエッチングも外注するか、自分でF式エッチングでやってみるか ちょっと考え中です。
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※記事追加
マックのDraftingCADではテキストを図形パスに沿わせるということは出来ないようなので、ウィンドウズのCorelDrawで描いてみました。しかしどうも全体のバランスがうまくいきません。もう一度書き直してみようと思います。フォントなどは問題ありそうですが、実際エッチングするとわからないでしょうね。
とりあえずF式でやってみて、難しいようなら外注考えます。
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