7000タイプを作る(37)反省と補追
TMS今月号に掲載された7000形の記事については、コメント・メールいただきありがとうございます。
反省や補追を少し書かせていただきます
TMSに掲載された写真 よくみていたければわかるのですが、スチームドームが右へ傾いています。これはコンペ出品した時には自分でも認識していませんでした。今回記事のためTMSで撮影されたときに指摘されていたのでが、作品返却していただいてからも原因がよくわかりませんでした。取付孔の狂いかと思って取付孔も少し拡げてみましたが根本的に直りません。塗装前の写真では傾きはないのでもしやとおもってドームの前後を入れ替えてみたら直りました。ドーム削ったとき工作が不正確で左右対称になっておらず、現物あわせで工作したものの、塗装後取り付けるときに前後逆になってしまったというお粗末な話でした。また煙室脇のメーカーズプレートも丸形のボールドウィン以外の他社のものを貼ってしまい、これも記事撮影のときに指摘されるという恥の二度塗りでした。なんとかこれらの不具合をカバーして撮影していただいたTMSスタッフの方に感謝します。
自分の模型の失敗を他人に話されない方もおられますが、自分の失敗を他の方にも知っていただいたほうが、模型を失敗しないための「傾向と対策」になると思い 私は隠さないようにしています。畑村洋太郎先生が失敗学で書かれているように、失敗を分析検討することが成功へつながると思います。見る人がみれば失敗点はわかりますから、黙っていても、この人は失敗しているのがわからないと低評価うけるのがオチです。失敗を積極的に公開することでウケを狙っている方もおられるようですが・・・
またTMSの記事には、プロトタイプが2-3フィートの軌間で基本設計された機関車をサブロク仕様で製造したガニ股感を感じる写真がなかったのが残念という趣旨のメールをいただきましたので、それが感じられる角度で撮ってみました。
「サブロク(1067mmゲージ)は、ナローゲージなのか?」といわれる方もおられますが、明治初期の北海道の鉄道は、機関車だけではなくどうみても米国の3フィート軌間の鉄道システムを少しゲージを拡げてそのまま導入したように見えます。だからこの機関車はナローゲージなのだと思います。というわけで、この機関車も昨日のエア軽便祭に参加させていただきました。
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