7000タイプを作る(37)反省と補追

TMS今月号に掲載された7000形の記事については、コメント・メールいただきありがとうございます。

反省や補追を少し書かせていただきます

20200920-23-16-47

TMSに掲載された写真 よくみていたければわかるのですが、スチームドームが右へ傾いています。これはコンペ出品した時には自分でも認識していませんでした。今回記事のためTMSで撮影されたときに指摘されていたのでが、作品返却していただいてからも原因がよくわかりませんでした。取付孔の狂いかと思って取付孔も少し拡げてみましたが根本的に直りません。塗装前の写真では傾きはないのでもしやとおもってドームの前後を入れ替えてみたら直りました。ドーム削ったとき工作が不正確で左右対称になっておらず、現物あわせで工作したものの、塗装後取り付けるときに前後逆になってしまったというお粗末な話でした。また煙室脇のメーカーズプレートも丸形のボールドウィン以外の他社のものを貼ってしまい、これも記事撮影のときに指摘されるという恥の二度塗りでした。なんとかこれらの不具合をカバーして撮影していただいたTMSスタッフの方に感謝します。

自分の模型の失敗を他人に話されない方もおられますが、自分の失敗を他の方にも知っていただいたほうが、模型を失敗しないための「傾向と対策」になると思い 私は隠さないようにしています。畑村洋太郎先生が失敗学で書かれているように、失敗を分析検討することが成功へつながると思います。見る人がみれば失敗点はわかりますから、黙っていても、この人は失敗しているのがわからないと低評価うけるのがオチです。失敗を積極的に公開することでウケを狙っている方もおられるようですが・・・

20200920-23-17-31

 

またTMSの記事には、プロトタイプが2-3フィートの軌間で基本設計された機関車をサブロク仕様で製造したガニ股感を感じる写真がなかったのが残念という趣旨のメールをいただきましたので、それが感じられる角度で撮ってみました。
「サブロク(1067mmゲージ)は、ナローゲージなのか?」といわれる方もおられますが、明治初期の北海道の鉄道は、機関車だけではなくどうみても米国の3フィート軌間の鉄道システムを少しゲージを拡げてそのまま導入したように見えます。だからこの機関車はナローゲージなのだと思います。というわけで、この機関車も昨日のエア軽便祭に参加させていただきました。

 

| | Comments (0)

7000タイプを作る(36)TMS10月号に記事が掲載されました

20200919-19-53-07

 

TMS10月号に制作記事が掲載されました。ご笑覧いただければ幸いです。

今回も記事に掲載されたら不備な点が見つかりました。いつものことでもうしわけありません。

撮影時に指摘されていたのですがスチームドームが少し傾いてしまいました。掲載が急に決まり時間的に余裕がなかったので修正出来ず、何とか目立たないように撮っていただきました。そのほかにも数点ありまます。立派な記事にしていただいた編集部の皆様に感謝です。

なおこの記事に対する質問・コメントがありましたら、このブログにコメントお願いします。

 

| | Comments (2)

7000タイプを作る(35) 客車

雑誌掲載用原稿が書けたので、TMS編集編集部に連絡したら、近日中に記事用写真撮影がおこなわれることになりました。機関車一両では寂しいので、この機関車用に揃えた客車も一緒に撮っていただくことにしました。

20200730-21-47-21

 

これまでは二両だけだったのですが、もう一両追加して三両編成にしました。なお客車は既製品の改造です。ミニトレインズブランドのHOn30米国型客車を改造しました。

20200730-11-01-43

右がオリジナルで左が改造後です。台車は欧州型のようの小型ボギー台車がついていますが、これはあまり似合わないと感じたので、昔 米国のRoundHouseブランドで分売されていたプラ製のHOn3客車の台車に履き替えました。なお車輪は10.5->12mmに改軌しました。車軸に段が突いていなかったので、13mmゲージャーの方がよくおこなわれるトントン改軌の要領で改軌しました。なおカプラーはイモンカプラーHO-102を取付腕をつくって台車マウントにしました。製品のトラス棒は台車に当たるので切除しました。

今回は車体の色はそのままにしましたが、屋根は濃緑色に塗られていて実感的ではなかったので艶消し黒に塗り直しました。タミヤのアクリルカラーXF1を筆塗りし、完全に乾く前に綿棒で擦って艶を整えました。屋根を塗り替えただけで、元製品のおもちゃっぽさは消えたように思います。

有名なSierra鉄道の短い客車をナロー化したような雰囲気になりました。

 

| | Comments (0)

7000タイプを作る(34) 完成しました

20190923-0-55-19

完成しました。

猫屋線マレーは、ほぼ完成しているので、つぎはペルス・ピラポラの一号機ににかかります。

関東合運までには、最低未塗装完成の予定

120はいつできるんだろうか?

 

☆朝起きてもう一度確認したら、スライドバルブへの給油管付け忘れてましたので追加しました。

20190923-7-44-23

銅色のパイプが追加になると周りがしまって見えます。

この状態でTMSコンペ出品のため、機芸社に送りました。

 

| | Comments (2)

7000タイプを作る(33) 仕上げ中

9月上旬に塗装して、現在仕上げ作業中です。

今回はリアルな写実的仕上げではなく、美しい模型としての仕上げにしましたので、ウェザリングも最小限です。

今日は一日オフなので何とか仕上げて、明日宅配便発送、明後日のTMSコンペの締切に間に合わせます。

20190922-8-30-15b

あと窓ガラスとナンバープレート貼ればほぼ完成です。

20190922-9-13-03-120190922-13-17-02

機関車の番号は当鉄道の称号既定では、70番台になりますが、この機関車には二桁番号は似合わないので、プロトタイプに倣って5号機にしました。実物は北海道官設鉄道時代は、4号機と5号機でした。

ナンバープレートはキャブ両側面とテンダー背面にエコーの私鉄用に色入れしたものを貼りますが、煙室前面は長者丸さんのダックスグレードアップエッチングキットについていた番号ブランクの円板にダルマヤの切り抜き数字を貼り付けて合成しました。こういうナンバープレートの磨き出しは、塗料で色を入れたのち、半乾きの状態と乾燥してからの二回裏返しにして、白い紙の上で指で押して強く擦るときれいに磨きだせます。少し大きめですが番号周囲にメーカー名などの文字が入っていた方が感じがよいです。

鉄犬じゃない本家のTMSコンペは、もう卒業というか中途退学したつもりだったのですが、今年は新体制スタートということなのでご祝儀がてら35年ぶりに出品してみることにしました。

 

| | Comments (0)

7000タイプを作る(32) 汽笛と安全弁

汽笛は珊瑚の200用ロストパーツ、安全弁はKATOのNゲージ用を使用し、旋盤で挽いたスチームドームの中子のベースに取り付けました。

なお実物は汽笛は非常に高い位置にあるようですが、そのまま作ると引っかけて破損しそうなので、適当な形態にしました。
安全弁も頂上にレバー?テコ?がついたような格好ですが、これも正確な形態がよくわからないので簡略化しています。

20190828-0-42-20

またペンディングになっていた下回りのスプラッシャーは、W&Iコレクションの写真には既に取り外されていたのか?写っていない写真も残っていますし、模型では少し寸法的にも苦しいので省略します。

ブレーキシューは省略というか、写真をみると実物にはついていなかったようにみえます。テンダーのブレーキで制動をかけていたのでしょうか?

| | Comments (0)

7000タイプを作る(31) 動輪バランスウェイトの加工



思うところがあって、完成直前で放置していた7000形に手をつけました。

この機関車の動輪は扇形ですが、利用したエムテックスのDC20用動輪は半月形のバランスウェイトなので加工しました。 本来なら車軸を抜いてヤトイに固定して加工するところですが、手抜きで旋盤の三つ爪チャックにそのまま動輪をくわえました。ただしそのままくわえるとフランジに傷がつくので、ビニールテープを巻いて養生しています。

20190825-0-11-46 20190825-0-09-20

旋盤の主軸についたプーリーを手で回してバランスウェイトを削ります。バランスウェイトはタイヤより0.5mmぐらい出張っていますので、タイヤ面より0.05mmぐらい出張った状態まで削ります。なおこの動輪の輪心は真鍮製で固いので、一回に0.05-0.1mmぐらいずつゆっくり削っていきます。

20190825-14-28-4520190825-14-27-54

扇形ウェイトは、真鍮丸棒から削りだすと突っ切りバイトで切ると材料の無駄が多いので次のような方法で加工しました。15mm長に切断した8mm丸棒に8角形に切ったt0.3快削真鍮板を4枚重ねてハンダ付けします。これを旋盤にくわえて削ります。

20190825-14-38-39

旋盤で外径を8.5φの円板に仕上げて、中心に4.5φの穴をドリルで開けます。

20190825-14-45-04

加熱して、加工した円板4枚を外します。円板は耐水ペーパーの上にのせてこすって半田を落とします

20190826-0-56-40

ワッシャー状の円板を加工した扇形のパーツを動輪につけます。写真は第二動輪に仮に置いています。第三動輪がオリジナルのウェイトを削った状態です。扇形バランスウェイトは塗装した後で動輪へ接着します。

| | Comments (0)

7000タイプを作る(30) 火室と灰箱

昨年2月末の日吉のNGJ例会に持参したとき、SUさんに火室と灰箱がついていないことを指摘されてしまいましたが、組立図や写真見てもよく実物の形がわからないので、それ以来一年以上放置していました。
先日ボールドウィンの小型機の一般的な構造にすればよいのだと思いついて、解剖書をひもといたところだいたいの感じがつかめたのでデッチ上げました。
火室部は、6X3の真鍮角材を切り出し、灰箱は1.5mm厚真鍮板から切り出して縁を斜めに落として組み合わせました。シルエットだけなので火室側面のリベットは省略です。
20160505144955892
キャブ下にモーター取付台のネジを利用してネジ止めしました。
20160505135718599
これでキャブ下が落ち着きました。
20160505135718570_2

なおこの機関車の製作を中断・放置していたのは、DCC化やサウンド搭載をどうするかという問題もあったのですが、DCC化はせず、KATOのサウンドボックス対応でいくことに決めました。客車に無線Bluetoothスピーカー搭載の方向で考えています。

| | Comments (0)

7000タイプを作る(29)全軸集電化

テンダー車輪にも集電ブラシをつけて、機炭間のジャンパー線をつけました。全軸集電としたので少しは走行安定しましたが、機関車は軽いので牽引力が弱いです。もう少し機関車の台枠の上下にウェイト補充しようと思います。
20150208131505212
あとはDCC(サウンド付き)搭載です。機関車のディテールでは汽笛・安全弁、砂撒き管引き棒(紐?)あたりが残っていました。

| | Comments (2)

7000タイプを作る(28)

キャブやテンダーの手すり、ブレーキハンドル、ステップも追加しました。
あとはテンダーに工具箱載せるか?前部端梁にミニバッファー?つけるか?
あたりを検討中です。
20150204235627916
動輪のバランスウェイトも実物は扇形でカタチが違いますが、輪心は真鍮製で削りにくいようなのでこのままでもよいかという気になってきました。
もう少し通常のDC運転で確認してからDCC化します。


| | Comments (0)

より以前の記事一覧