7200形テンダー車輪の実物は711mm径なので、1/87では8.2mmぐらいになります。8.5mmのプレート車輪ならHOn3用の手持ちがありますので改軌すれば簡単ですが、やはりスポーク車輪を使いたいと思いました。
エコーモデルのCタンクキット用先輪の分売パーツで、8mm径先輪をストックしていましたのでこれを使うことにしました。タイヤの厚さは2.4mm弱ありますが、そのまま使いました。
テンダー台車は1/80のためすこし大振りですが、珊瑚から発売されていた7200形用テンダー台車のロストパーツを使うことにしました。
この車輪は両絶ですが、輪心に圧入されている絶縁ブッシュを抜くと軸孔径が2mmです。車軸も2mm径だったので、片方のみ段付きの細い部分を2.3mm旋盤でコレットチャックにくわえて削りました。削った側に絶縁車輪を嵌めて、反対側はそのまま絶縁ブッシュを抜いた車輪を車軸に圧入しました。
なお今回バックゲージは、10.5mmとしました。
車軸の長さは19.6mmあったので、片側0.3mmずつ削って19mmにしましした。
なお今回の作業には、NWSL社の車軸抜きpullerを使いました。
この道具、V字型に切り込みが入った板が動くので扱いにくいことがありますが、底面に磁石を貼ったらこの板が磁力で仮固定されて扱いやすかったです。ただもう少し吸着度が欲しいので、孔を開けて円筒形のネオジウム磁石を埋め込んだ方が良いかもしれません。
(2018.5.20追記)
ダイソーに行ったら、ピン型のマグネットがありました。直径5mmのネオジウム磁石が内蔵されていたので取り出して使いました。糸ノコで底部のまわり数カ所に切り目をいれて万力で挟んだら本体が割れて磁石を取り出せました。
pullerの底部に5mmの孔を2つ開けて、このマグネットを押し込んでロックタイトで固定しました。
底板裏側に貼ったマグネットでは少し磁力が弱かったですが、こうやって加工するとV字型に切り込みが入った板がピッタリ貼り付いて具合がよいです。
押しボルトの頭の径が8mmだったので、ダイキャスト製のボリュームツマミの取付穴の径を6mmから8mmに拡げて取り付けました。HOクラスの動輪であれば、六角レンチ持ち出さなくてもこれぐらいの大きさのツマミを捻れば抜けます。これで抜けないようならボール盤で抜いた方がよいと思います。
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