9200(27) 塗装中
先週あたりから、9200を塗っています。
最初天気の良くない日に塗ったらユズ肌になってしまったので、一度シンナーのお風呂に入れて再塗装しました。今回はマッハのシールプライマー使っていますが、プライマーまでは剥離せず、上の塗料のみ塗り直しました。
古典機模型の大家であるHNさんにこの機関車を未塗装で見ていただいた時、「やはり米国型は黒が似合いますな、あまり色塗は好きやない」といわれたのと、コンさんの9200がボイラーは青塗なので、今回私のロコは黒塗りにしました。
今日は色入れです。全体が同じ黒なのもおもしろくないので、煙室とキャブ屋根はより強いつや消しにしました。これはタミヤのアクリル塗料の黒つや消しXF-1を薄く筆塗りしています。あとキャブ前面の丸窓や煙突キャップ、煙室後端のボイラーバンドなどを磨き出しました。端梁に赤、真空ホースに白を差して、ブレーキシューと火室に色を塗りました。
全体のイメージとしては、とれいん249号(1995年9月号)P42の黒岩保美さんが描かれたイラストを参考にして塗っています。
あと今日はラッカーシンナーを入れたガラス瓶が爆発?するというアクシデント?がありましたが、この顛末の報告はまた後日
9200(25) 線路とのクリアランス
先週の日曜日はMさんのレイアウトを訪問して来ました。
複線エンドレスを私の6500のひく列車とNIさんの5900のひく列車がすれ違いながら走っていくのは素晴らしい光景でした。(Mさんのレイアウトは未公開なので写真は控えさせていただきます)
そこで9200は快走するはずだったのですが、ブレーキ装置の一部分が、踏切などの踏み板に引っかかってうまく走りませんでした。わたしのロコはイコライザー可動化したときにフレーム下面が下に0.5mm低くなってしまったのかもしれません。
Mさんのレイアウトで少し踏み板が浮き上がり気味だったところもあるようですが、走らない機関車モデルはつまらないので、ブレーキを簡略化して線路とのクリアランスを確保することにしました。
9200(22) 動輪バランスウェイトを作る
バランスウェイトは、0.4tの薄板から作りました。周囲はドリルレースではなく旋盤仕上げです。旋盤で板材を加工するときには、ドリルレースのように中央に孔をあけてタップでネジを切ってヤトイをねじ込んでも、バイトの力に負けてバカ孔になって回ってしまうことが多いようです。こういう加工の時は写真右のように適当な丸棒に半田付けして、その丸棒を三爪チャックにくわえるのがよいようです。今回は0.4tの薄板を5枚重ねて加工して、外径を仕上げた後半分に切って 予備を含めて10枚製作しました。なお内側のカーブは手加工です。
こういう部品は工作室で落として探すリスクを考えると、少し予備を作っておいた方が精神衛生上よろしいようです。といった気分で作っていると加工中に一枚行方不明になりましたが、あとで工作室のあらぬところから回収できました。
6500のときはバランスウェイトは、トピカで塗ったのですがやはり塗膜が弱く分解組立中に角が剥がれたので、今回は横着せずにプライマーを塗ってラッカーで塗装してから接着するつもりです。
9200(21)DCC化
私はDCC化するときには、まず普通の直流パワーパックでスムースに走るところまで調整して、次に永末のDEP3でデコーダ搭載前のモータと車輛の特性をチェックします。その後デコーダーを搭載します。
9200にはレンツのシルバーミニ+を搭載しました。デコーダー自体は非常に小さいのでモーターの上にデコーダーに同梱されていた両面テープで貼り付けました。サウンドはMRC-1665というサウンドオンリーデコーダーを載せることにしました。サウンドデコーダーも数年前に比べて格段に小さくなり、MRC-1665だとデコーダー基盤の大きさがPFM-SL1サウンドシステムのコンデンサーとチョークコイルとあまり大きさが変わらないので、PFM-SL1サウンドシステムが搭載可能な機関車なら載せることができます。
またサウンド一体型デコーダーだと最低2本渡り線を渡す必要がありますが、機関車にDCCデコーダー、炭水車にサウンドデコーダーを分散して搭載すると機炭間の渡り線はPFM-SL1サウンドシステムと同じ一本ですみます。
以前にも書いたように、モーターはコアレスではなく普通の有鉄心モーター、ネットオークションでTさんから¥600で頒けてもらったモーターです。低速からトルクがあり、永末のDEP3につないだ試験段階では少し低速で唸りが出ましたが、レンツのデコーダーではそれもなく、快調です。パルス制御のためかスローも良く効きます。動輪一回転に数秒かかるような微速運転も可能です。
より以前の記事一覧
- 9200(19) モーター支持 2010.12.10
- 9200(18) ブレーキまわり 2010.11.29
- 9200(17)キャブ下ブレーキまわり 2010.11.22
- 9200(16)前部デッキまわり 2010.11.04
- 9200(15)砂捲管 2010.10.10
- 9200 (14) テンダー工具箱を削り出す 2010.08.08
- 9200(13) テンダーのディテーリング 2010.08.01
- 9200(12) テンダー車高を下げる 2010.07.26
- 9200(11) バックプレート 2010.07.23
- 9200(10) 給水管の曲げ 2010.07.14
- 9200(9) 美しき明治の機関車たち 2010.07.13
- 9200(7) 煙室戸 2010.07.04
- 9200(6) 折り込んだドリルを溶かして除去する 2010.06.27
- 9200(5) 2010.06.23
- 9200(4) 2010.05.16
- 引き続き9200について 2010.05.09
- 9200のドームを削る 2010.04.29
- バネ併用のイコライザーを9200に組み込む 2010.02.22
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