D型蒸機にロンビックイコライザーを組み込む 

D型蒸機にロンビックイコライザーを組み込むの実践として 珊瑚の9600キットに組み込んでみました。
イコライザーは新製してもよかったのですが、キットのパーツを改造しました。
若い頃の自分なら迷わずキットのパーツは棄てて新製したと思いますが、歳がいって丸くなったのか気力が落ちたのか、モッタイナイ精神に目覚めたのか、とにかくキットのイコライザーパーツを改造しました。
キットオリジナルは4点支持のフレーム内側につけたピンに引っかけるタイプのイコライザーですが、下に抜けないように輪切りにしたパイプをはめて中心部を薄板で補強?しました。今回はバネ可動併用にはしませんでした。
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この第1−2動輪イコライザーの中心支点と第3−4動輪イコライザーの中心支点を結ぶイコライザーは、t0.8の真鍮板から切り出して、支点には2mm径真鍮丸棒のピンを立てました。
最初はこれをフレーム内側にネジ止めしていたのですが、フレームを組み立てると分解できなくなることが判明したので、中心ピン近くの押さえ板で脱落しないようにしました。左右のイコライザーを結ぶ横イコライザーは、左右のイコライザーを後方に延長して、第4動輪の後につけました。横イコライザーは、5mm径の真鍮丸棒から旋盤で削り出して中心に2mmの穴を開けて、支持板に付けたピンを差し込みました。
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組み立てるとこうなります。
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今回は左右のフレームの組み立てにキットオリジナルのカシメ方式のスペーサーではなく、アダチのネジ止め式スペーサー(現在は絶版?)を使ったので、何度も組み立てたり分解して、イコライザーの当たりを見ることができたので便利でした。


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古典三軸タンク車(3)

しばらく電気ネタが続きましたが、車両工作もやっています。

三軸タンク車の下回りにフカひれイコライザーを組み込みました。
中央軸は上下方向のバネ可動でイコライズはしません。まだ車輪のフランジは削っていません。
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今回軸受は、ワールド工芸の単軸台車 一段リンクのキットを利用しました。左右の取付孔の間隔はキット説明書では13mmでしたが、少し緩いようなので12.5mmにしました。

タンク鏡板に手すりの穴を開けるには円定規にはめこんで、ケガキました。
ケガくときは、紙用の両面テープで仮固定しました。
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D型蒸機にロンビックイコライザーを!

某クラブの内輪掲示板で、珊瑚の4点支持のD型蒸機のイコライザーについて、ロンビックイコライザー化したら?と煽ってしまいました。

通常の3点支持イコライザーは
Rombicvs32

ロンビックイコライザーにすると
Rombicvs31

というようになります。

二軸貨車では、一軸が固定、もう一軸が中央支持の三点支持より、ロンビックやフカひれイコライザーの方が安定するので、動輪が4軸でも三点支持よりロンビックの方が安定しそうに思います。

先従輪は、必要最小限の軸重配分にしておいた方が、牽引力が増えるので、イコライザーをかける必要はないと思います。

煽るだけで手をうごかさないのは自分の主義に反するので、罪庫品の珊瑚9600の下回りだけでも組んでみようかとも思いますが、また仕掛かりが増えそうなので・・・・
少し考え中です。


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フカひれ工作レポート

備南鉄道の美男さんが、フカひれ工作のレポート<簡単工作『フカひれイコライザーで脱線しない2軸車両を作ろう!』キャンペーン>を書いてくださいました。
ありがとうございました。
http://www.geocities.jp/binantetudo/KOSAKUNISSHI/hukahire.htm

なおフカひれ関連リンクはここをクリックしてください。

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二軸貨車にフカひれイコライザーを組込む

「二軸貨車にフカひれイコライザーを組込む」の記事がTMS888号92-93頁に掲載されました。
ご意見、ご感想、ご質問はこの記事へのコメントでお願いします。

フカひれイコライザー関連記事へのリンクです。

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続 フカひれイコライザーの原理
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等角逆捻り機構の工夫

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第23回 2014鉄道模型大集合inOSAKA 2スケルトンモデルの動画あり

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二軸貨車の簡易型フカひれイコライザー 修正補追

二軸貨車の簡易型フカひれイコライザーについて、やはり模型雑誌に投稿しようと思って 原稿を書いています。それを数人の方に読んでいただいて、ご意見をうかがっています。学術雑誌でいう投稿原稿への査読を自主的におこなっていることになります。
私は左右のリンクを対称にして、リンクを車軸の中心を結ぶ中心線の両側に対称に並べていましたが、それだと厳密にいうと左右のリンクの捻り角度が違ってくるのではないかというご指摘をddx40aさんにいただきました。そこでスケルトンモデルの結節点リンクのU字型の受けをつけていない側のリンク(赤)を中心線上において、反対の受けをつけたリンク(青)を線径の分だけサイドにシフトするように修正改造しました。
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Fig5_3
実際は捻り角度も小さいので、実用上は左右の車軸の捻り角が大きく違うなどの支障はないと思います。これまで作ったのを修正改造する必要はないと思いますが、新らたに作られる場合は上記のように作っていただいた方がよいと思います。


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続々・てんびん棒イコライザーとはナニモノなのか?

本家のコンさんのブログでは一旦締めになった「てんびん棒イコライザー」ディスカッションですが、当ブログを含めいくつかのサイトではジワジワ続いています。

結局てんびん棒はイコライザーではなく、中央一点で支持された単軸台車の捻れを線バネで釣り合いをとって車体のローリングを制御する機構だったということが結論だと思います。

今回の「てんびん棒イコライザー」については、ネット上で適切な議論がおこなわれた日本の鉄道模型史上初めての例だとddx40aさんはいわれていますが私もそのとおりだと思います。

私見をつけ加えると、
最初に掲載されたTMS3月号(876号)の88頁の写真1が、「てんびん棒イコライザー」が両単軸台車の釣り合いをとって(車体のバランスを)制御するメカニズムのように見えるので、誤解を多く生んだと思います。実際「てんびん棒として釣り合いをとっている」のは、中央の取付板を介して結ぶ線バネが両単軸台車相互の釣り合いをとるのではなくて、両単軸台車が中心を支えられて各台車ごとにバネで釣り合いをとるいう意味であったはずです。

また「イコライザー」という言葉を、非常に広義に使う方もいれば、科学的に狭義に使う方もいて、議論がうまくかみ合っていなかったこともやや混乱した原因だったと思います。よく巷では「専門学会の議論が、専門用語を使って門外漢にはわからないようにおこなわれる」とネガティブいわれますが、あれは皆さん言葉の定義が一致しているから真っ当な議論が成り立つわけで、ひとつの言葉をそれぞれが違う意味につかうと議論はなりたたないですね。ただその辺を曖昧にして素人を煙に巻いて、説明をごまかすというテクニックも往々にして使われているのでそういう印象を受ける方もおおいのかと思います。

私自身も今回のディスカッションをとおして、二軸車の車輪可動機構についてはいろいろ考えるところがありましたので、今後の糧にしようと思います。

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てんびん棒つくってみました

私もてんびん棒つくってみました。
イコライザーじゃなければバランサー?とでもいうのでしょうか。
ただそのまま作るのでは面白くないので、ひとひねりしてみました。
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簡易フカひれと同じくスケルトンモデルで作ってみました。
軸受けはKATOのワム80000用です。ブレーキを切り落としました。
これはポリアセタール製でハンダ付けはできないので、0.5mm径燐青銅線を真鍮板の小片にハンダ付けして、本来の取り付け孔を利用してネジ止めしました。
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これを下図のように組みました。
2015031213023437020150312130234353
イラストで解説すると
単軸台車はバネ受けの孔を中心として回転します。
ワークスKさんのアドバイスのように出来るだけレールに近い面に回転中心をもってきました。実際の回転軸は点線となります。
左右の単軸台車の動きは独立しているので、フカひれと違って回転軸は平行でなくて大丈夫です。
赤の部分は単軸台車の釣り合いをとるバネとなります。
単軸台車と床板は固定していないので、単軸台車は青と赤のバネで支えられます。
そのため上下方向のクッションも効きます。
今回はバネを0.5mm径燐青銅線で作りましたが、少しバネが軟らかすぎる気もします。
もう少し太い線でもよかったかもしれません。
Tenbin101
イラストでは線バネを真ん中にもってきていますが、これでは両台車の線バネが当たるので少し横にシフトさせてずらしてあります。

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続・てんびん棒イコライザーとはナニモノなのか?

ワークスKさんのコメントから考えると
小林さんのてんびん棒イコライザーは図左、KATO方式は図右ということになるのでしょうか
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(追加)稲葉さんのコメントのご指摘を参考にしてKATO方式のイラスト書き直してみました。
Tenbin3


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てんびん棒イコライザーとはナニモノなのか?

2/20にTMS3月号が発売されて以来、私の周りのイコライザーフェチ?のモデラーの間で盛り上がっているのが、P.88-91に小林義和さんが書かれた「てんびん棒イコライザー」とはナニモノなのか?という話題です。
ロンビックやフカひれの亜種なのか、それともまったく新種のイコライズ機構なのかということです。
よく記事を読んでみると私なりに下図のようなものだと理解しました。
Tenbin
この図はクリックすると拡大します。
台車の片側車輪を、車体と反対側の台車を固定したまま持ち上げてやると、片側の台車についた線バネ(青色)が上に持ち上げられて撓みます。
ここで反対側の台車を固定したまま、車体をフリーにしてやると、撓んだばねが車体(上列 黄色線、下列 緑色の四角形)をまわして反対側の台車についた線バネも反対方向に撓んで、二つのバネが釣り合ったところで車体は静止します。この二つのバネの弾力が同じものなら、車体は最初まわした台車の半分の回転角だけ車体は回転するはずです。
これがこの「てんびん棒イコライザー」が、台車の等角逆捻りを実現しているメカニズムだと思います。「てんびん棒イコライザー」のわかりにくいのは、真ん中の線バネがトーション(回転)スプリングとしての働きをするのが、線バネ自体の捻れに対する弾性ではなくて、車体中心の回転軸から線バネが左右にシフトしたことによって生じる上下方向の動きをバネ長手方向の弾性による撓みで吸収しているメカニズムにあると思います。
ロンビックイコライザーやフカひれイコライザーと違うのは、ロンビックやフカヒレがリンク機構で強制的に台車を逆位相に回転させるのに対して、バネの釣り合いで車体の捻れを台車の捻れ角度の半分にするものなので、「イコライザー可動式」というよりは「バネ可動式」に近いメカニズムと考えます。スプリングの釣り合いで左右を安定させるので貨車の積荷を含めた自重によって線バネの直径や長さを変える必要があると重います。
見方をかえれば、「線バネで軸受けの揺れ枕枕梁を安定化させたメカ」という見方もできると思います。したがってバネが軟らかいと車体がフラフラするし、強すぎるとうまく車輪が追従しないのは、ボギー車の中心ピンのコイルスプリングの強さを変えた場合と同じです。
板バネを使ったKATOの二軸貨車の軸受け可動(ワークスKさんによる解説)Brass_solderさんの二軸貨車の軸受けバネ可動と作動メカニズムとしては同じではないかと考えています。

このイコライザーや私の解析についてご意見あれば、是非コメントお願いします。

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