手加工 機械加工
鉄道模型特に蒸機のスクラッチビルドを続けていると、どうしても工作機械が欲しくなります。みなさんボール盤、旋盤まで逝く方は多いですが、それに飽き足らずフライス盤とか・・・まで逝ってしまう方も少なくはないようです。
私も一時そちらの道に逝きそうになりましたが、旋盤とそのフライスアタッチメントで踏みとどまりました。工作機械を工夫して使うのは別の意味で楽しいのですが、それは機械工作道楽であって、本来の鉄道模型工作とは違うように感じるようになったからです。
平岡さんのライブスチームの本などを拝見すると、その工作の素晴らしさに感動はしますが、自分のやっている16番蒸機模型工作とはなにか本質的に違うところがあると感じています。
西宮のH御大も現役で仕事されていた時は工作機械を駆使されていましたが、本職を引退されて模型に専念されるようになってからは、ボール盤とフライスアタッチメント付きの小型旋盤のみを使って後は糸鋸とヤスリの手加工で工作されているようです。まあそれで、あのレベルの蒸機を続々と完成されているのも常人技ではないと感じますが・・・
とはいっても手加工メインか機械加工メインかというのも、どちらがよいという話ではなく結局「好みの問題」ということになってしまうのだと思います。
私は決して器用な方ではないですが、やはり手加工派で、主台枠やロッドは糸鋸で切り抜いてヤスリで削るというのが楽しいです。フルスクラッチビルドにこだわらず、パーツやキットも積極的に利用して楽しんでいこうとおもいます。
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