TMS8月号「表情を捉える」の総括
今日は夏バテで一日ゴロゴロしていたので、TMSを久しぶりに熟読してみました。いつもは電車の記事は読まないのですが、117系電車の記事の最後に「表情を捉える」の総括としてこういう記述がありました。p.85
昨今の鉄道摸型工作では、日本人の気質もあってか高度な工作ばかりが注目され、後を追う者が同じような品質を目指さないとならない空気感があります。周囲と歩調を合わせることばかりを考えたエ作では、実車への想いは薄れ、いずれ力尽きてしまいます。積み木で例えればどれだけ高く積み上げられるかを競うばかりに、積み木自体の形状や積み方への考察がなおざりになっている状況と言えます。とうしてその積み木を使うのかなぜその積み方にしたのか説明出来なくては目標を成せないのは明らかです。
最近の鉄道模型工作が、テクニック優先でコンセプトが薄れているというこの意見にはまったく同意します。
もちろん実車の思いは強くても工作が一定水準に達していない模型は、車両模型にしてもレイアウトにしても模型雑誌に掲載されてもしかたがないとは思いますが、構想と工作のバランスをとるのは難しいと感じます。
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